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両親がやっている「オカリナ探偵局」。もちろん大きな事件をスパッと解決!なんてはずもなく、浮気調査や迷子の猫探しなどが主な仕事。
そんな両親の元に育った僕丘晴人はオカルト好きな中学生だ。
ある日偶然知り合った自称天才発明家暁ヒカルが、日常の中に巻き起こる一見オカルトのような現象を科学の力で解き明かす。
そんなヒカルと晴人の活躍を描いた作品。
狐憑きや幽霊屋敷、幽体離脱などのオカルト現象のトリックを解いていくヒカルのキャラクターが面白い。
筆者らしいコミカルで軽いタッチが読み易くて楽しい作品。
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ドラマみいな物語だと思ったら……謎解きはディナーのあとでの著者作品でした。
オカルトのお話を化学で解決!
キャラも濃い!
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『謎解きはディナーのあとで』の著者である東川篤哉さんが新聞で取り上げられていて、最新作の本作が紹介されていたので読んでみました。
オカルト好きな男子中学生が、自称・天才発明家の女性博士と一緒にさまざまな超常現象のトリックを見破り、難事件を解決していくユーモアミステリー。一言で言えば、子ども向けガリレオ。
子どもたちにも読まれるものを書きたいとの思いで本作が書かれたようですが、作中に出てくるギャグが『ザ・たっち』の『ゆーたいりだつぅ!』など、子どもが分かるのか?というものがチラホラあったのはどうなんでしょう? 個人的にはクスッとしましたが。
本作にはあまり入り込めなかったのですが、『謎解きはディナーのあとで』をまだ読んでいないので、そっちから読んだ方が良かったのかな?
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読みやすい。語り手中学生で、安楽椅子探偵になるのは怪しげな自称天才博士。トリックにあれ?というのもあるがまあ、ラノベとして甘受。
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どちらも一言で言い表せるような癖ながら、互いを引き立てあってテンポよく会話が進んでいくのは読んでいて面白かった。
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夫婦で探偵社を営む家の中二の息子、丘晴人。ひょんなことから役に立たないものを作っている(と思われる)暁ヒカル(29)と知り合う。彼女がオカルトに見せかけた謎解きを晴人の話から推理する。
短編5つ。
天才博士とあの世からの声
天才博士と赤いワンピースの女
天才博士と幽体離脱の殺人
天才博士と昭和の幽霊
天才博士と靴跡のアリバイ
殺人や不倫などはあるけど、コミカルな感じで謎解きが進むのと、目線が中二なので、ポプラキミノベルなどでティーン向けに出せそう。ルビなし。
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オカルト的な現象を科学的に解いていく。非常に読みやすくテンポも良かったです。登場人物が少なく、誰が犯人かはわかりやすいので、犯人当てしたい人には物足りないかもしれませんが、どんなトリックかという考察をしたい方にはオススメだと思います。
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探偵の息子でオカルト好きな中学生と、謎の発明家がコンビを組んで挑むさまざまな事件。それにはどれも、オカルトめいた超常現象が絡んでいた。ユーモラスで、トリック解明をしっかりと楽しめる連作ミステリです。
もちろん超常現象などあるわけがなく、人間が仕組んだトリックなのだということはわかるし。個々の事件はけっこうシンプルなので(関係者が少ないし)、犯人が誰かということは容易にわかるものが多いです。が、肝心要のトリックがどのようなものなのか……これはけっこうわかりそうでわからない! 次々解き明かしてなおかつ再現まできっちりしてしまう博士は、実はかなり有能ですよねえ。
お気に入りは「天才博士と幽体離脱の殺人」。一番「こんなのどうやってやるんだ?」という印象だし、実行するのもなかなか大変そうです。でもわざわざそんな方法を取った理由、シンプルだけど納得。