呪うのも大変な時代になったのね
2024/03/12 14:04
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投稿者:amami - この投稿者のレビュー一覧を見る
500年の眠りから目覚めた呪いの人形こと梅。正統派の日本人形な見た目でこの肩書きは怖すぎる!はずなのに、呪いってこんなにも相手の事を考えて準備して仕掛けるものだったのね、と思うと無性に愛おしく応援したくなってしまう。後半から推し活している気分になった。
呪いの人形のお話
2024/08/16 12:56
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦国時代に一大名を滅亡に追い込むなど能力を如何なく発揮した呪いの人形「お梅」。500年の封印が解かれ現代に蘇った「お梅」は、出会う人間に悉く呪いをかけていきます。ところが、どうも勝手が違うようで、意に反してハッピーになっていく人間たち。地団駄を踏む「お梅」の今後は如何に。ハートフルコメディで、ホッと一息つける秀作でした。続編が出たら、また読んでみようかな。
ユーモアたっぷり
2024/04/11 06:43
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投稿者:Jung - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからとてもおどろおどろしい物語かと思いきや、おもしろさ抜群で、終始笑いながら読み進んだような感じです。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙やタイトルで誤解してました。呪いの人形のお梅が復活し、なんだか笑えるお話になっていきます。始まりは、呪い殺すオカルトかと敬遠していたんですが、全然違っていて。不幸にするはずが、幸せになって……みたいな結果に。これって。
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投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず何よりもお梅ちゃんがかわいい。
500歳越えだから知識もあるし現代に対する理解も早いし
対応力半端ない。
なのに呪えない(笑)。
彼女の呪いパワーそのものが弱まった訳じゃない辺り
まだまだ続きがありそうな・・・シリーズ化決定か??
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表紙絵にあるお梅人形がっ!?て考えると、全ての事がどうしようもなくかわいい。
そしてお梅の現代への順応性、素晴らしい。
1話目では、「世の中の誰もが夢を追わなくなったら、都内のコンビニ、いやコンビニ以外も含めて客商売全体が、深刻な人手不足に陥るはずだ」というフレーズがあり、そんな事を妙に納得してしまうバイアスに感心。
2話目では、ちゃゐるどぷれゐのちゃっきゐと自分を比較しているところがかわいい。真剣に冷静に分析している笑
最後には怒涛の伏線回収、そして最終話だけ毛色が全然違う。
とりあえずおバカな話、おバカのような梅子のお話。
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500年前。。戦国時代。
大名一族を次々と呪い滅亡まで追いやった日本人形お梅。
人々から恐れられ長らく木箱に幽閉されていたお梅が500年の時を経て現代の世に解き放たれた!
お梅を拾うのはみんな訳アリの人ばかり。
呪いをかけようと毎度奮闘するものの、何をやっても裏目に出てしまい逆に幸せを呼んでしまう始末。
Eテレで現代のお勉強をしてみたり、猫に絡まれやすく度々追い回されてみたり。想像すると面白い
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ちょうど一年前、この本を読みたいと思い、ブクログに登録していた。2月2日になっているのに一番上に来ない! なんでと慌てたが、なるほどそういうことだったのか。
戦国大名を滅亡させたこともある、伝説(?)の呪いの日本人形お梅。それがある古民家で見つかった。お梅は様々な人の手に渡ることになり、持ち主を呪い殺して呪い人形としての伝説になり、怖がられようとするが……。
○感想
お梅の戦国時代っぽい言い方がなんだか日本人形っぽくて可愛い。「ゆふちゅふばぁ」とかくと結構かわいい(?)。カタカナがひらがなとか、「ゐ」とか読みづらかったけど、「あー、このことか!」となるのは楽しく、新鮮だった。
お梅はいろんな人を呪い殺そうとするけど、結局ぜんぶいい方向になってみんなが幸せになっているから、あながち「幸運の人形」も間違いではないかもしれない。
「お梅は次こそ呪いたい」も読んでみたいと思った。
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裏表紙に書かれていた
「オカルトハートフルコメディー」
「オカルト」と「ハートフルコメディー」は、
相入れないものと思ってましたが、
まさかのマリアージュ
人形のお梅の奮闘&空回りぶりが
じわじわと刺さっていく。
また、短編だが登場人物が繋がる系は、
個人的に大好物なので、
大変楽しく読めました。
是非、周りの人に薦めたい
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期待しすぎたかも。
あまり登場人物に魅力を感じなかった。
私はどうしてもキャラクター重視してしまう傾向にあるって実感した。。
続編出るらしいですが多分読みません。
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なんなんだ!
私は何を読まされたんだ!
こんなに入口と出口が違う小説あります?
こんなにタイトルと装丁に惑わされる小説あります?
藤崎翔って天才かな?
人を呪い殺したいお梅が健気に見えてくるって凄いわ。
逆転美人に続き二冊目でしたが他も読んでみようかな。
この本、良すぎた!シリーズになるかな?
シリーズにしてください!!!!!
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数百年の時を経て封印を解かれた呪いの市松人形が現代人を呪殺しようと悪戦苦闘する物語。
面白かった!同じ作者の作品をすでに数冊読んでいたが一番良かった。同一世界線のオムニバス型式だから色んなところで別の主人公への伏線が垣間見えるのが楽しい。色んな登場人物がみな一様にお梅の思惑とは裏腹に幸せになっているのも可笑しくスッキリする読後感だった。
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なるほど。ハートフル。
もっとギャグ寄りかと思ったけど、お梅を媒介にして現代を生きる人々の悲喜こもごもを扱う連作でした。
コンビニを中心とした狭い地域の話でもあり、登場人物が少しずつつながっているのがまたほっこりしました。
ただ、呪いこだわり続けるお梅のキャラクターが私には今ひとつで、面白さが半減してしまった気がします。
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呪えば呪うほど、何故か幸せになっていく現代人。途方に暮れながらも呪い続けるお梅ちゃんが可愛い。とんちんかんな現代解釈も笑える。
深夜、気のせいとは思えないラップ音の中読み終えるという、不思議な体験もしてしまった。
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面白かった。
誰も傷付かない、そして笑いも涙もある作品。
500年前には一つの国を呪いで滅ぼすこともできていた人形が現代に蘇ると、呪うどころか幸福にしてしまうとは。
設定も斬新だが、お梅ちゃんも含めて登場人物たちのキャラがいい。
これまでのやり方では目的を達することができないと悟るやいなや、教育テレビで現代社会について学んだりするなど健気なところも可愛い。
次の家では努力の甲斐あって、お梅ちゃんは無事に人間を呪い殺すことができるのだろうか。