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200702 20代の内に読んだ方が良いとの友人の薦めで読みました。ロシア文学の金字塔として硬いイメージでしたが、思いの他読み易く、後半になるにつれグイグイと引き込まれてました。ただただ登場人物の名前が何通りもあるので一致するまで一苦労。。
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自分に少しでも自信のある人間ならばラスコーリニコフの思想に共感するところがある筈である。ここに描かれている帝政ロシアは現代の日本とは大分状況が違うが、もし自分がその立場に置かれていたらどうするか。他人事と片付けていい話ではない。
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正義と信じて老婆を殺す。
その現場に老婆の妹が現れた。
彼女を殺す事は正義には当たらない。
ラスコーリニコフは突然の彼女の登場に驚き、誤って殺めてしまう。
彼の行為は正義なのか。それとも罪なのか。
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その年、ペテルブルグの夏は長く暑かった。大学もやめ、ぎりぎりの貧乏暮らしの青年に郷里の家族の期待と犠牲が重くのしかかる。この悲惨な境遇から脱出しようと、彼はある「計画」を決行するが…。
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主人公は奇行に走ったようにも見えるけど
うちらのだれでも
主人公のようになる可能性があると思う。
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純文学やろうが、大衆文学やろうが、この本を読めるか読めないかで物書きのスタンスが決まるんじゃないかな。厭だろうが、読みなせぇよ。
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ロシアン小説。カラ兄よりは、こっちの方がいくぶん読みやすいかな〜って感じ。
登場人物の名前がややこしいのはご愛嬌。
ラスコーリニコフ=ロジオン・ロマーノヴィチ=ロージャなど等。。。
誰が誰やったんかときどき、わからなくなるけど、そのあたりは、深く考えずに
流れに任せて読み進めていくっちゅうんがロシアン小説の読みかたなんかなあ。。。って最近思うようになってきた。
ラスコーリニコフの性格の悪さと
ラズミーヒンの善人かげんが対象的で
面白い。
ロージャの卑屈さと壊れて行く過程。
にじみ出てくる当時のロシアの生活感。
このへんが上巻の読みどころなのかな〜っと思う。
「明朗な心と、清新な感覚と、素直な清らかな情熱を老年まで保っている婦人は、たいていは若く見えるものだ。」
「きみは何もせずにはおれぬ男だ、だから労働としっかり定めた目的、これが大いにきみには助けになると思うんだよ」
「この良心の声にしたがって血を許すということは、それは……それは、ぼくの考えでは、流血の公式許可、法律による許可よりもおそろしいと思うよ……」
「つまり人を殺す権利をあたえられている連中だな、彼らは他人の血を流しても、ぜんぜん苦しんではならないというのかい?」
「ならない、どうしてそんな言葉をつかうんだ?そこには許可もなければ禁止もないよ。犠牲をあわれに思ったら、苦悩したらいい……苦悩と苦痛は広い自覚と深心にはつきものだよ。真に偉大な人々は、この世の中に大きな苦しみを感じとるはずだと思うよ」
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去年読もうとして50ページくらいで挫折して、再挑戦。どうしようもなく暗い本。ロシアの作品。名前がごっちゃになる。息を呑むようなところも、たまにある。でもまだ半分かぁ。明るいハッピーな本が読みたいな。
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法は罪人を罰せず。法的制裁は、罪を規制するのではなく、哀れな人間の魂の救済機関として存在しているのではないか?ラスコーリニコフを見ていると、そう思わざるを得ない。神経過敏、人間不信、そして自己崩壊。結局は、自分の中で自分の犯した罪の処理が出来なかったのだ。罪の意識が罰。彼も正常な人間だった。
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主人公は、ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ。ロシア人の名前は長くて覚えるのが大変だという以外、すごく面白く読めた作品。主人公が結構狂ってるから全く共感はできないけど、最後に救われてよかったと思う。キリスト教のモチーフがふんだんに使われてて、なじみがないからよく分らないけど、物語の展開に密接に絡んでる。そういう知識があれば、もっと、深い世界を堪能できるかもしれない。本当に名作。(2004/11月頃読了)
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いやぁ長かった!でも本格派ロシア文学に初めて触れました。う〜〜ん難しい…
「主よ、死者には安らぎを、生者にはさらに生をあたえたまえ!」
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洋書に挑戦!
おもしろいのだけれど、どうしても読むのに時間がかかる。
自分のテンションがしっかりしてる時しか読む気にならないからかな。
「全ての人間は《凡人》と《非凡人》に分けられ、後者は法律を踏み越える権利を持っている。
よって、間違いが起こりえるのは《凡人》の層からだけだ。」
そう考えて犯罪を犯す人は実際に居そう。
この思想は深い。
よーし、下もがんばろ!
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夏の100冊的なもので、学生時代からずっと気になっていたのに、読んだのは今。
ロシア文学は名前が難しくて…でも読んでよかった!と思える一冊でした。
意外にも読みやすく、3,4日で上下巻読了しました。
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タイトルがけっこー好き。
退廃的でよろしい。
ドストエフスキーを読むにあたって、最初に読むならこれかカラマーゾフ。
この人の本にしては読みやすい。
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2008.02.20.記述。読了はずっと前
高利貸しの老婆を殺す主人公の話、というあらすじを頻繁に見聞きするために、ほかの登場人物の話(主に会話)が多くてめんどくさいと感じてしまいました。私の悪い癖です。
最後の方に、有名なラスコーリニコフの論文の主張が出てくるので、そこまでがんばって読んでみたら、そこから先はおもしろくて読みやめるのに苦労しました。