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今読んでも衝撃的な内容で、善悪の新しい見方を提示してくれる。まさに金字塔ですね。
そして、登場人物が全員どこか欠けていて、愛おしかった。
どんなダメ人間にも美点や愛せるところがあって、これもまた人間賛歌だなと思った。
犯罪や善悪についてかなり深遠な議論してて、さすが名作文学。
哲学的でキレキレの名台詞たちに痺れます。
最後に救いがあるのも良いなあ。
許すことの尊さについて考えさせられた。
ラスコーリニコフの選民意識的な思想は、デスノートのキラに似てるとも思う。
それにしてもロシアの名前って覚えづらい上に、呼び名が複数あるため、だいぶ混乱した笑
ドストエフスキー自身が投獄された経験があるためか、心に迫る切実さがあった。
当時のロシアについても、もっと知りたいと思いました。
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(2000.08.19読了)(1999.04.12購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
鋭敏な頭脳をもつ貧しい大学生ラスコーリニコフは、一つの微細な罪悪は百の善行に償われるという理論のもとに、強欲非道な高利貸の老婆を殺害し、その財産を有効に転用しようと企てるが、偶然その場に来合せたその妹まで殺してしまう。この予期しなかった第二の殺人が、ラスコーリニコフの心に重くのしかかり、彼は罪の意識におびえるみじめな自分を発見しなければならなかった。
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一つの罪は数多くの善を持ってすれば罰されるのか否か。
この本は罪と罰についての思想を語ってくれる。
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途中までは繰り返し読んでますがレビューはいずれ。名前が覚えきれないっ。下巻は読んでもないのです…(積読本決定か?)
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皆さんよくご存知、悩める青年ラスコリーニコフが…略。一時期狂ったようにドストエフスキーを読んで苦虫を噛み潰すような雰囲気を発散していた記憶があります。あの頃は…(遠い目)
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徹夜で何度もよみかえした思い出の本です。わかりやすくてとっつきやすいのでは。「悪霊」「未成年」「カラマーゾフ」とのめりこんで行きます。
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世界的名著。十〜二十代の男性、でエロゲーをやっているような御仁に特にお勧め。これは皮肉ではない。
決して頭が悪いわけでも、悪人でもない青年が、社会ではうまくいかず、そのくせ建設的なことをするわけでもなく、親のすねをかじりつつ妹のことを病的に心配したりするこの作品は、舞台が19世紀のペテルブルグだとしても、きっと共感できる部分が多いはずだ。
そこそこ教育も受けた、食うに困るほどではない、だが自身は何も社会に貢献することはない。悶々と過ごすモラトリアムな毎日があれば、分厚い上下巻(上中下のもある)の作品といえど一気に読破できるはず。
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18歳まで自主的に活字だけの本を読むことの無かった僕が最初に手に取り、ぞっこんハマった小説。ストーリーが長い、重い。しかしそのテーマは比較的わかりやすく、それでいて深い。少々文章がダラダラしてる感もありますけど、下巻はヤバイ。
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はい。。。「ザ☆ドフトエフスキー祭り」の時に読みました。
ええ、私の中だけの祭りです。
パワーがないと読めない!ドフトエスフキー!
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メジャーすぎて嫌んなっちゃう。てか、この本を読まない人は、あれです。あれ。とりあえずメジャーなので読みましょう。人間が成長します。人間が、成長します。高校のときに担任に言われました。「自分の価値観を人に押し付けるな」押し付けます。みんな読め。やーい
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スリルとサスペンスが難しさを緩和。ミステリのはしりと言われてますが、そんなことよりも精神的な面を重視して読んでみましょう。
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てか、厚っ!!途中で挫折しちゃった。再度チャレンジ!主人公のラスコーリニコフはボクと性格似てるかも。
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鋭敏な頭脳をもつ貧しい大学生ラスコーリニコフは、一つの微細な罪悪は百の善行に償われるという理論のもとに、強欲非道な高利貸しの老婆を殺害し、その財産を有効に転用しようと企てるが、偶然その場に来合わせたその妹まで殺してしまう。この予期しなかった第二の殺人が、ラスコーリニコフの心に重くのしかかり、彼は罪の意識におびえるみじめな自分を発見しなければならなかった。
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ラスコーニコフ君の、質屋のオババとその娘殺しについての、あんな人間殺されて当然論から始まり、われという人間は選ばれしものであり、人を殺すことさえ罪とはならないといった選人思想的なものまで、自己のおかした罪をなんとか納得のいくよう正当化せんとする、その精神性とそこから繰り出されるアップアップの表情と行動など、またもや笑わしてくれる文豪の一作。罪を犯せば罰が待っている、それは逃れられないことなのだと文豪は言いたいのだろうが、ラスコーニコフ君がつみ将棋のごとくじわじわと追い詰められ、ドボンという状況に追いこまれていく様が、単に滑稽であり、しいてはWWWとなってしまうのだ。この上巻ではなんとか逃げ切ったが、ラストでラスコーニコフを人殺し呼ばわりする奴があらわれる。どうなることやら・・・下巻に続く。
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「ラスコーリニコフ」と「ロジオン・ロマーノヴィチ」が同じ人間だとすぐ得心できる人以外は読み始めると同時に人物メモを作るのが吉。新潮文庫にはカバー袖にも登場人物一覧がついてないんだな!(岩波のほうはどうなんでしょうか?知りませんが)。