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姉妹ものって好きになったのはきっとこの作品から。1つの物語でたくさんの事を味わえちゃうからいいですね。
この大阪雰囲気が好き。
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中学の頃かな。日本語の一番正しい作家として紹介されました。着物とか、古き良き日本、そして関西弁がお好きなら、是非。
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大阪の四姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子の日常が綴られる。
柔らかな関西弁がはんなりと目に心地いい。昭和初期に書かれたものだけれど、そこに描かれる女性の姿は決して古くない。留学を目指したり、文化的なものに触れて教養を高め、また、30を過ぎて独身で、なんて断片だけを見ると、近頃負け犬とカテゴライズされる女性像に通じるものがあるけれど、どこか違って、爽やかで清清しい。それは、彼女たちが決して「いい女」を目指していないからかなぁと思う。自分を商品化していない。日々を等身大で、丁寧に暮らしている。匂い立つような情景描写。日本が好きになる一冊。
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全3巻。大阪の四姉妹の日常です。古き良き日本、古き良き関西。長女の鶴子さんと、次女だけど長女っぽい幸子さんについつい感情移入…。
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テレビドラマのような小説で読んでいて楽しいです。登場人物の息づかいがきこえてくるような瑞々しくて親しみ易いお話。人生の暗い面も描かれてはいますが、読むたびに姉妹っていいな、と思います。
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関西っ子なので、この大阪弁が心地よく読める大好きな半身浴のお供本。昔の中流階級の生活がただ淡々と描かれているだけなのにいつのまにやら登場人物たちの日常に引き込まれてしまいます。
この時代、確実にあたしなら「不良娘」のレッテルでお嫁に行けないでしょう。
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上中下三巻。男の作家が描く女性像は大抵気に入らないのだが、谷崎は別だ。打算的で人目が気になる、でも情の深い生きものとして描き出された女性像には、よく知ってんなあとほとほと感心するしかない。無口で強情なモテキャラ雪子よりも、時に妹を憎いと思いながらつい心配してしまう幸子の方が、正直で魅力的に映る。
日本人のあけすけさ、したたかさ、慎み深さが思い出されて、まんざら日本人も捨てたもんじゃないと思える。
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ようやく読めました!もちろん中と下も。なんか思ってたよりも読みやすくて驚きです。これから本格的に谷崎にはまっていきそう…
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私が育った世界がそのまま凝縮されている。蒔岡姉妹の価値観、話し方、生活様式、全てがおばあちゃんと同じで思わず笑ってしまう。
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最も好きな作品の序章です。もう、これは小説なのに絵巻物! 素晴らしい!
美しい日本語で書かれていて、読んでいても居住まいが正される気がします。
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良家はいろいろ大変そうだ。
早く続き読みたい。
神戸の知ってる地名が続々出現でちょっとうれしい・・
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言わずと知れた谷崎の代表作ですが、『負け犬の遠吠え』の後に読むとちょっと違った楽しみ方ができます。子沢山で家計が苦しく、本家として旧家の体面を保つことに汲々としている鶴子。自由で裕福な奥様の幸子。対照的な性格の雪子と妙子はさしずめ昭和の負け犬か…? 谷崎は三女・雪子に彼の美意識の全てを注ぎ、究極の女性像を体現しています。今ではこんな女性はいないのでしょうが、ちょっと憧れてしまいます。
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何か名作を読もう、と思って選んだのが細雪です。なんとなく。
読んでみると、日本語というより、私的には関西弁が美しいと思いました。つい声に出したくなるような。
京都のあちこちが出てきて、昔の京都を想像するのも楽しかったです。
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わたしは関東の人間なので、関東の人間が書いた関西弁小説に関する違和感など感じずに読んじゃいました。
3姉妹物語。姉妹でもこうまでに違う人生を歩むものなのだなぁ。という感じです。
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大学に入ってから、予備校の現代文の授業によって、
ちゃんとした日本文学作品が読みたくなり、大学の図書館を漁ってみたら、出会った一冊。というか三冊。
おおさかに住む姉妹を細やかに丹念に綴った作品。
母の実家が兵庫なだけあって、関西弁が心地よい。
それぞれ個性的な姉妹が年を追うごとに変わっていき、日常の中でいろいろな事件がおこる。
姉妹のきずな、女のそれぞれな生き方がしとしと書いてある。それがまた心地よいのだなあ。
私は好きです。この作品。