法曹界のパイオニアの一人
2024/06/09 12:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミミン - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝ドラも面白いが、脚色を取り除いても感銘を受ける伝記である。
内容は幼少期から弁護士誕生、戦時下の新婚生活、再婚と原爆投下国際法違反訴訟、そして遂に家庭裁判所所長の5章構成となっている。
初の女性弁護士、初の女性裁判所長と表記しなかったのは、三淵先生の
本意ではないかもと思いタイトルはパイオニアとさせていただきました。
知ることの大切さ
2024/07/11 13:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バベル - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在、朝の連続テレビ小説で取り上げられているが、三淵嘉子さんのことは全く知らなかった。男女平等、女性の活躍など難しい時期、裁判官を志し立ち向かって行く姿に感銘を受けた。
先駆者の苦労と苦悩
2024/09/29 16:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝ドラのモデルになった三淵嘉子さんの生涯をわかりやすくまとめてある
専業主婦の母親と進歩的な考えの父親の元、お嬢様として育った嘉子
父に自立した女性になる事を進められて法律の道へすすむ
あの時代に女性法律家になるのは大変な苦労があったと思う
文章も読みやすくわかりやすかった
投稿元:
レビューを見る
面白かったし、読みやすかった。
次の朝ドラ「虎に翼」の主人公をモデルにした小説なだけに、読みながら映像が浮かんだように思う。ただし、脳内配役は違う。
ちょっと展開が駆け足気味に感じて、深く掘り下げたエピソードのようなものがなかった?ので、三淵嘉子っていう人を知るにはいいけど、小説としては物足りない部分もあったかなと。
投稿元:
レビューを見る
虎に翼の虎ちゃんの実話。
著者ご本人があくまでフィクションと述べられています。
きっとそのおかげでサクサク読めました。
今でもなかなか大変な時もあるのに三淵嘉子さんのご両親の考え方がとても新しく柔軟なことに感動しました。
投稿元:
レビューを見る
朝ドラがかなり娯楽志向なのがよくわかった。
「女性初」が本当に珍しい時代。その先頭を切って走り続けられた大先輩のおかげで、出産・子育てしながら働き続けられる環境ができつつある現代。
先輩に心から感謝です。
投稿元:
レビューを見る
日本初女性弁護士となった三淵嘉子の生涯。女だから無理と言い続けられて、男ばかりの法曹界に飛び込んだが、持ち前の負けん気でその壁を乗り越えていく。男女平等の憲法になったことで戦前は男しか受験資格がなかった裁判官を志す。仕事人間だったが、きっと人間味のある人だったのだろう。あっという間に読み終えた。
投稿元:
レビューを見る
連続テレビ小説
虎に翼
を家族がみており、私は所々しか見てないため
三淵嘉子がどのような人が気になり読みました
女性弁護士、女性裁判長と歴史を切り拓いた
凄い熱量の人だなと
裕福な家庭で育ったももちろんあるけど
父の貞雄、母信子の影響も大きかったのでしょうね
旦那さんの芳夫、乾太郎(後夫)も
よく出来た夫です(見習いたい)
学生時代に(明治の法学校)とまに学んだ女性弁護士で、法律家の団体をつくるとか(アメリカのイースタリングのアドバイス)、GHQの印象も少しかわりました。日本がいかに遅れていたか、そこから日本がどうあるべきかを説くきっかけになり、せんとうだって学ぶ、取組む姿勢は素晴らしいし
こういう人が文化をつくっていくんですね
女性という冠で差別されることに納得できない
(法の元に平等である)
今とはなっては、空気のように存在してる概念が
まぁ、浸透してない、理解も追いつかない、偏見もある、そんな空気感は今の我々では想像できないところ、導いていたと思うと素晴らしい功績でたり、生きた証になってるのも納得です
家庭裁判所では5000人ほどの少年(少女も含んで少年と言うらしい)をみてきて、過去にみた新潟の少女が嘱託社員として、応募してきたところとかは、本当に嬉しかったんだでしょうね
こういった人の功績を我々は忘れずに
考えて、理解して、伝えていかないといけませんね勉強になりました
伊藤沙莉さんの力強さとか
ぴったりだとも思いました
投稿元:
レビューを見る
一気読みした。当時としては進んでいる考えの人だと思うけど、家事を仕事として軽視するようなところはあるのかなと読んでいて思った。男女平等でも段階があるので、最初から完全な平等の考えは難しいし、私たちの時代もまだまだだけれど、、、
すごく裕福で良い家族だと思った
投稿元:
レビューを見る
「虎に翼」のネタバレになるとは思いつつ、ついつい読んでしまった笑
これから、再婚先の子どもたちとのバトルがあるのね、などと。
実名で書かれているのだが、ノンフィクションというよりは小説。かなりここで書かれていることは差し引いてから実像を思い浮かべた方がよさそう。
投稿元:
レビューを見る
父親から勧められて読んだ。
日本で女性初の弁護士、裁判所長になった三淵嘉子のお話。
快活な嘉子の性格が好ましく一気に読んだ。女性は家庭に入って子育てするべきもの、学ぶ必要などないという時代に好きな法律の道に進むのは現代からは想像つかない程険しいものだったのだと思う。
私達が今生きているのはこういう先陣を切ってくれた女性達のお陰なのだと実感する。
「女」弁護士等という肩書きは要らないとか、犯罪を犯した少女のエピソードなどとても良かった。
投稿元:
レビューを見る
これは物語仕立ての本。
名古屋裁判所に行くときに雇ったお手伝いさんのことがけっこう書いてある。物語なので、どこまでフィクションがあるのかわからないが、お茶の水高女時代の同級生の親戚の娘の郁子という20代の女性である。郁子さんは名古屋はもちろん、東京に戻ってからもずっといた。しかも、乾太郎と結婚後も三淵家に郁子を連れて行った、とあるのだが、本当なのだろうか。 さらに家政婦でいえば、嘉子が独身時代、実家にいたころにも家政婦がいた、ともあった。
名古屋も東京も官舎ぐらし。東京に戻ってからすぐに原爆裁判に取り組むことになりとても忙しかったとある。さらにそのころ、嘉子の判決に不服の老女に襲われ、それは自らが裁判官として至らないから、と同僚の内藤頼博に相談に行く。
その一件を経て、三淵乾太郎の求婚を受け入れた。と続く。その後の三淵家でのあれこれは、主にお嫁にいった長女那珂とのいさかいが小説なので臨場感をもって描かれている。那珂は裁判官と結婚していて近くの官舎に住んでいる。次女の奈都は21、三女の麻都は18、長男の力は14で芳武の一つ上。
嘉子に乾太郎を引き合わせたのは、裁判官の先輩の内藤頼博だが、彼は(乾太郎の母の)静に頼まれたらしい、とあり「三淵嘉子」(神野潔著)の本と同じだ。昭和25年に嘉子はアメリカ視察から戻った直後、乾太郎の父忠彦が亡くなり、忠彦の本の再版を手伝ったので、嘉子は同僚と弔問に行っている。
2024.3.20初版 2024.5.5第3刷 図書館
投稿元:
レビューを見る
日本人初の女性弁護士さんのお話でした。
ドラマとかになりそうーって思ってたら もうドラマ化されていたのですね。
アメリカのルース・ベイダー・ギンズバーグさんのように 最初の女性というのは 大変な苦労されたのですね。
でも このように 努力してくださった 多くの女性たちのおかげで 私たちの地位が向上したのですよね。
引き続き 女性の地位向上の為にも 頑張って生きたいと 思いました。
投稿元:
レビューを見る
朝ドラ『虎に翼』を見て、モデルとなった三淵嘉子さんのことを知りたくなり、図書館で借りました。
巻末に「フィクション」とあるので、詳細な部分は色付けされていると思いますが、朝ドラとの違いを感じながら読み進めました。
朝ドラでは描かれなかった病気がわかってからのことも少し描写がありました。
戦前戦後の激動の時代に、このような強い信念をもって生きた女性がいたことに、あらためてすごいなと思います。生涯を通じてやり遂げたことがあるという人生、とても羨ましく憧れます。子どものことなど、自分の手が回らないところは上手く他人に頼れることが秘訣なのかもと感じましたが、私にはとてもできないなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
朝ドラをあまり見ることができなかったので読んだが、すごく面白かった。割とドラマと違うところもあるため、朝ドラを見た人にもぜひ読んでほしい。個人的に麻雀話がたくさんでてくるので、共感できた。
父貞雄「仕事を持ち、結婚しても続けなさい。専門職がいい。誰かの補佐をするのではなく、自分の足で立ち、責任を引き受ける仕事につくんだ。政治や経済のわかる大人になって、男と肩を並べて働くのは面白いぞ。」
「社会が矛盾を許しても、簡単に諦めないことだ。」