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揺さぶられた。
生きていることそのもの、他者を分かろうとすること、自分を分かろうとすること、それら全てが。
現実と虚構のあわいを突く。
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これまで読んだ事のない、異質なものを読んだことは感じとれたのだが、独特の文章運びのおかげで、『彼』が今どちらなのか、時間や空間が何処からどこへ飛んだのか…など追いきれない瞬間が多く、読みづらかった。
意図的に狙ってる気もするのだが。
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本当にひとつも理解できなかった…
誰の視点なのかも、ひとつひとつの文章の意味も本当に全然わからなかった…
あえてぐちゃぐちゃに描くことで主人公二人のぐたゃぐちゃ感を表しているのかもしれないけど、とにかくわからなかった…
ところどころ、うっすら大事なことを言ってそうなポイントはあったので、もうちょっと時間をかけて噛み締めてよめればよかったかな。
芥川賞系統の本が苦手という論がまたひとつ強固になってしまった。
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日々のやりとりの軽率さと、文化祭で米軍捕虜虐殺事件を取扱う重苦しさの対比があって、そのアンバランスを主人公らが抱える家庭環境の複雑さが一層ぐらつかせている感じ。暴力的なまでに視点が移り変わるせいで、読む側も置いていかれそうなほどとにかくブレを感じた。
「現実における演技」というものを覚え馴染ませていく中高生を物語の中心に置くことで不思議な説得力が出る。