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先端テクノロジーのAIとかブロックチェーンとかの思想的な部分についてが詳しく書かれていて、それと同時に日本での政治の対立部分に感じる違和感が説明されている感じが興味深かった、確かにリバタリアン的な考え方があまり含まれていないと、増税か減税か、とか規制か緩和かという対立ではなく、増税するかさらに増税するかや、規制するかもしくはさらに規制するかのような、程度による対立になってくるなと、、.。COSTによる所有物への課税とかのような希望の持てる話もいくつかあり、コンストラクタル法則の流れがあり、かつ自由な領域があるなら、より速く、より滑らかに動くように進化する、というのは当てはまる物事は多いかもなと感じた。
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私は橘氏の大ファンであり、その著書の中にもリバタリアンと言う言葉は何度も使われてきた。それでも私にはリベラリストとリバタリアンの明快な区別はできなかった。リバタリアンはリベラリストよりもコンサバ寄りであり、功利主義の考え方を持つと言う明快な説明がありやっと雲が晴れた様な気がする。シンギュラリティが近い将来やってくると言う部分は、専門家の間でも意見が分かれるが、いずれにせよ人類はAIと上手く同居して行かなければならない事は間違いない。本書の内容は、正直なところ、科学技術にある程度興味がある人でない限り、意味不明で難解な部類に入るだろう。書店で一度目を通して読みこなせる自信がない方にはお勧め出来ない。
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米国のIT企業を牽引するベラボーに頭がいい人たちが、その頭の良さを使って、理屈として社会の未来を考えたらこうなりますよー、という話。
また、同時にそれに向けての技術開発の現状や、思想面での深掘りがされている。日本ではあまり馴染みのないリバタリアニズムがメインに書かれている。
著者の従来の本とはややテイストが違うが、話のうまさは流石で、面白かった。(思想の全体像などは、従来の著作でも触れられているので、本書はそれのスピンオフといった感じか。)
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一つの考え方として知っておくべき。日本人にはフィットしない人多いかもだけど、橘さんがわかりやすく書いてくれている
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頭が良い人が、さらに頭の良い人たちの解説をしているので、凡人の私には半分くらいしか理解できなかった。ただ、世界が急速に進化を続ける中で、新しい思想がどんどん生まれていくのはわかったが、その流れには到底ついていけないと感じた。
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富を独占するテクノリバタリアンたちが何を考えてどう未来を創造するのか…。最高に面白い1冊だった。内容は難しくて読むのは苦労したが、だがそれがいい!という人にオススメ。最高に面白い、未来。長生きしたい。よりなめらかにより速く。
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表題の「テクノ・リバタリアン」を語る前段のリベラル、リベラリズム、クリプト・アナキズム、総督府功利主義の解説含め、興味深い内容ばかりだった。特にネクストジェネレーションの中の「COST(共同所有自己申告税)」「QV(平方根投票)」のワイルのアイデアは斬新で、ここだけでも詳しく解説された本を読みたいと思った。
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途方もなく想像を絶する人種のように感じられる。
これから更に加速度的に社会が変化するとき、じぶんはついてゆけるのか、自信がない。
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期待通りの面白さ。アイザックソンの「イーロン・マスク」でも彼のハチャメチャさがよくわかるが、ピーター・ティールと合わせてテクノ・リバタリアンの第1世代、イーサリアムを作ったヴィタリック・ブリテンやOpenAIを開発したサム・アルトマンらが第2世代、とのことで、いずれも超アタマいい人たちがどんなことを考えているか、がうまく説明されていました。
Part0は「リベラル」と一括りにされがちなものを、正義をめぐる4の立場から、リベラリズム、リバタリアニズム、共同体主義、功利主義、と分類して図示するなど、わかりやすく解説されていて理解の助けになりました。(すべて理解できたわけではないが)
新書のお手本みたいな本だと思います。
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橘玲さんの本は必ず借りているのだが、だんだん難しくなって理解不能。読み終わったのか文字を追っただけかもよくわからん。リバタリアンってオバタリアンしか思いつかん。もう借りるなって事だな。
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ギフテッドとリバタリアン
前原政之さんから。
右翼と保守、リベラルの違ひについて丁寧に図解してゐる。まづここが面白かったが、ギフテッドと自閉症(=遺伝)も絡んできて、ああ、剴切な説明だと思ふ。
イーロン・マスクとティールのエピソードは、分析されて示唆に富む。
そして終章ではフラクタル、コンストラクタル法則と社会について触れてゐて、目から鱗が落ちた。進化は自由のある限り、効率的に変化する。階層化こそが自由と引換へなのである。
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テクノリバタリアンは保守派の知能高すぎるversion or 生粋のリバタリアンと見ていいだろう。
どちらにせよ知能が頗る高く(好奇心、数学力に長ける)、彼らの心地よい空間が、大多数の人間が属する世俗的なコミュニティではなく、制約や監視のない非中央政権なだけであった。
ユニバーサルベーシックインカムも聞こえは良いが、単に資本主義社会に染まり切った人間の、他人の幸福、存在意義を踏み躙った冷酷な策である。
自らが巨万の富を手にしたばかりに、自身の安全性の担保にそんな制度を作ろうとしている。
自分自身で幸せに生きるという事を知らないのだろうか。
もし知っているのなら、大多数の貧困と呼ばれる人々は"用無し"、攻撃してくる可能性のある"貪欲な獣"として、認知されている事になる。
果たして死を回避しようと懸命になっているテクノヒューマンたちは、死を回避したとて彼らに"幸福"は与えられるのだろうか。
既に幸福に生きる術を知っているのであれば、生物として決められた寿命を満足のいくように全うし、日々感謝しながら生きる。
そんな風に日々を過ごせているのであれば、決して死を恐れ、更なる資本(幻)を求める事は無いだろうと思う。
テクノ・リバタリアンとされる人々は、一見凄そうで崇拝されるような存在に見えてしまうかもしれないが、その実態は虚像に怯える鼠の他何に例えられよう。
地球には素晴らしい場所、生き物、植物たちで溢れている。
金があるのならば、影響力があるのならば、本当に賢いのならば、既に手にしているこの地球という宝を、もう一度磨き
本来そうであったようにユートピアを再現することが正しい選択なのでは無いのだろうか。
だが彼らも1人の人間。
頭脳がずば抜けて優れているとはいえ、精神面でもそうかと聞かれると決してそうでは無い。
彼らの知っている範囲、想像できる範囲が常人よりも広いだけで、
その経験から練り出される合理的な選択が万人に当てはまる事はまずない。
1000年、何千年も生きているわけでは無い。
たった数十年を3次元の空間で皆と同様に、少しだけ変わった境遇で生きただけに過ぎない。
人間の幸福は、「生きがい」、「自主性」できまると、著書でも触れていた。
(絶望死が、それらが消えた人々に集中していたと書いてあったので、逆説的に)
金なんかで幸せになれたら、既にこのビリオネア達は資本主義から退場してるはずで、未だしていないのは、金で幸せを買えなかったからだろう。
血迷い子に変わり無い。
彼らも幸せに生きる方法を、知らないのだ。
そんな人間が理想とする世界が、万人に共通して幸せなわけがある筈がない。
我々は、個々で幸せに生きる術を身につけてこの社会と程々に関わりながら生きていく事が、懸命な姿であると私は思う。
作られた幻の快楽漬け脳みそになってしまう前に、、、
しかし急進主義の彼らが、夢中にテクノロジーを発展させる最新の恩恵を受けながらね。
使えるところは使っちゃおう、器用に。