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本屋でぶらぶらしてて、表紙と作者と題名がなんだか気になって買ってしまったやつ。読み終わった後の感じが良くて、今もいにおさんのをつい買っちゃうのはそれがあったからかなあ。絵が綺麗でとても好き。
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なかなか寝付けない夜
カーテンの向こうがだんだんと明るくなっていき
それを見て、もう朝が迫っていることを知る
何故自分は眠れないのだろうと頭を悩ませ
くだらない思考に支配される
でも、気づけば寝ていて目を覚ませば窓の外は快晴
重い体を無理やり起こしなんとなく新しい一日が始まる。
そんな一日の鬱々とした様子が淡々と描かれる一冊。
何処にも救いはないし誰かの手も掴めない、けれど…
眠れない夜にこの本をそっと開けば
窓から差し込む光にほんの少しでも希望の色が見えるはず。
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読んでてほんと切なくなる
みんな目を背けてる日常の場面が描かれてることで特有の共感を得ることが出来る本であると感じました
そして言葉に出来ない感情が、読んでいると発見できるかもしれません
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世界の終わりはいつまでも続いて終わらない。
でもいつか本当の終わりがくるんだよ。
そのときは恋人達はキスをして鳥たちは羽ばたいて、
世界は眠るように何もかもなくなってしまうんだ。
きれいに。ただきれいに――終わるんだ。
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この方の漫画は、3回くらい読み返さないと?だらけになる。
3回よんだところでも?がきえるわけではないのだけれど。
日常がもやもやで、先がみえなくて、こんな世界いやだ!
って思うけれど世界を変えるほど大きな力を持っているわけもなく。
それがさらにもやもやを生みってネガティブスパイラルの中で
ああ別にそれはそれで自然なことなんだよなあと
そのネガティブ思考を肯定できるようになる、不思議な力をもった漫画。
好き。
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読んでてドロップキックかましたくなった。できないけど。でもめっちゃ面白かったー。絵うまい、、、どうやって描いてるんでしょ。
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セリフの言い回しや漫画では見えないはずのちょっとしたキャラクターの動き方,走り方や振り向き方といった動作の1つ1つまでが想像できる。
どこか殺伐とした無機質な街や,風景の描きかたも好き。
短編集だけど,それぞれどの話もすくないページの中に良いものが凝縮されてる。
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『ソラニン』の浅野いにおの短編集。
静かな映画を見ているような作品。
全く関らないそれぞれの短編に登場する「大沢さん」が、この短編集の芯となっていて、最後の短編のラストシーンは、この短編集で語られた「大沢さんの物語」のラストシーンでもある。
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鬱屈した毎日 焦燥感 の中にさす ピンポイントすぎる光 みたいな
過去の延長線上のイマ みたいな
冒頭部分の よくわかんないおばさんみたいな神様が すごく理解できます。
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色と匂いがあり、音すら聞こえてきそうなリアルさの絵で淡々と場面が切り替わっていく。
むしろ恐いほど”隣にいる”ライブ感がして、他人の口臭と温度が気持ち悪いと感じるほど。ものすごい技量だ、と思う。
作中の青春漫画家の話がどこまで脚色されているのかはわからないけれど、静かに乾いていく姿がありのまま迫ってくる。
「時代に愛される事をどう思うか」という編集者からののインタビューの質問に、答えなくてはならないのだな、という。
TAGRO氏の描く無常観(生身感がたまらなく好きだ)ともまた違う、自意識の希薄さは、絵の神様のせいか。
熱や言葉の多い漫画に疲れ、映画のように自動的に脳に飛び込んでくる漫画が読みたくなったら、また読みたくなる、だろうか。
全てあるのに何も無い、それは確かに時代の一部なのだろう。そんな風に感じている自分はおかしくない、きっと自然な事なのだという安心を得ている自分に気がつく。
(ここでメタが入る)
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なぜ、こんなにも引き込まれるのか。
大学生のときには浅野いにおの世界観は耐えられず、強く惹かれるのに遠ざけた。
今は何度も読み終わったそばから読み直す。
非日常的ですぐ近くの世界。
これが、とか、どれが、とかなく、好きです。
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いにお作品とても好き。特に短編ものって、一つ一つが繋がってるのが好き。
一人一人の主人公や一つ一つの物語の空気感みたいなものが伝わってくる。
個人的には、タイトルでもある、『夜明け前』と、『世界の終わり』が好み。
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読みたい本をamazonで粛々と買い漁っている。
冬眠前の熊が食いだめするのとちょっと似てるかもしれない。
秋山が終わったら、活字の束を抱えて巣穴に入りそうな感じだ。
この数日は活字の前にマンガに取り付かれている。
家の近くの古本屋で、帰り際に買っては読み、買っては読みしてる。
「世界の終わりと夜明け前」はジャケットがきれいだった。
たぶん夜明け前の東京の空か何かの写真なんだけど、
オレンジと青黒い空のグラデーションが、なんともいえない色。
浅野にいおは、「ソラニン」とか「おやすみプンプン」とか書いている作家で、
ちょっとナイーブな心理描写がうまいなぁと思って、
どんなもんかと読んで見ることにした。
巻数がないから、きっと短編集なんだろうくらいしかわからない。
たかだか350円なのに、中身を見ないでえいやっと買うのは勇気がいる。
ハッピーエンドが続くわけではなく、
時々は少し苦い感じでストーリーに終わりが来たりして、
個人的には好きなパターンかな。
山川直人の「コーヒーもう一杯」なんかと近い空気感。
同い年だって、作者紹介読んではじめて知ったし、
思いのほかのめりこめちゃうので、
ちょっと他の作品にも手を出してみよう
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同年代だと思う。こういうのわかる。こういうのがおもろいっていう感じ、すごくわかる。わかるから、ちょっとつまらない。つまらないってのはでもなんか刺さるから。自分のダサい部分、やましい部分がそのまま描かれてるから。やだやだ、共感が止められない。
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正直この人の漫画はださかっこいいオーラに当てられるからあんまり好きじゃなかったんだけど、ださかっこいいもずっとやってたらカッコイイかもしれない。
なんていうかなあ、ソラニンに共通する臭すぎてシンクロするのが恥ずかしい気持ち。ださかっこよさ。でもやっぱださいわ。