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脳のあいまいさこそが高性能の証である、というような説明が印象に残った。完全な記憶ほど下等な動物の脳の特徴であり、不完全さを補正しようとする、いわば応用力を有しているのがヒトの脳の利点である、と。
コレを読んで脳への興味が出てきた。他の著作もいずれ読んでみたい。
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おもしろい。
脳の仕組みを深く掘り下げていくことで、生命の本質に迫る哲学的な話、未来の人間の可能性に関する洞察まで与えてくれる。
再度読み返したくなる作品。
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よく知らない脳についてのお話。かなり読みやすい。驚嘆すること、納得すること等等。最新の脳科学の入門書にどうぞ。
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池谷さんシリーズ。
ひとまずここで集大成をまとめた、みたいなつくり。
高校生への授業というスタンスもけっこう面白い。
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脳について書かれた本って、どうして、こんなにワクワクするのだろう。特に、池谷裕二さんのは面白い。わかりやすく、だけど、簡単な内容ではない、かなり、詳しく掘り下げている。学生さん達との語り合いの中身のレベルの高さに驚かされた。
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とても読みやすく、脳の仕組みが分かりやすい。あまり「脳」というものに興味が無く、なんとなく読んでみたけれど、とてもおもしろかった。
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前著『記憶力を強くする』(ブルーバックス)が面白かったので、続けて読みました。基本的には、内容は『記憶〜』と変わらないけど、本書は高校3年生の講義をもとにしているところが一番の違い。講義といっても、教師から生徒への堅苦しい一方通行の教えではなくて、かなりフランクに質問や雑談をはさみながら行われている。そのせいか、前著よりいくぶん平易な印象を受ける。いや、こんな授業受けてみたかったですよ。
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2007/12/11
期待していた以上に面白かった。最先端の知見をもとに脳と意識・無意識の関係や脳と体との関係を考えていく当たりは特に。やっぱり池谷先生は講義が上手いし,頭が良いなと思った。
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人間の視覚は画素数でいえば、約100万画素だそうです。今時のデジカメはメガピクセルを超えているから、人間はデジカメより画素数では劣っているけど、ガタガタな映像を見ているわけではない。脳が補完してくれているんだそうです。
最新の脳科学を講義形式でまとめられています。読みやすかった。
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池谷さんのファンになる一冊!!やっぱり学者さんも万人に分かりやすく、面白く研究を発表できないと、だめだよ!この研究者はこれが結構上手です。
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20/2/26
脳だけ見るとイルカの脳は高性能。だけど手が無い、指が無い
脳はもっともっとポテンシャルを秘めている。人間の体という性能の悪い乗り物に、残念ながら脳は乗ってしまった。
目の画素数は100万程
人間の脳には100分の1秒以下は同時
鼻は右が右脳へ、左が左脳へつながっている
「クオリア」ラテン語で「質」
「表現を選択できる」これが意識の条件の一つ
表情は人種、民族とは無関係に6種類。喜び、悲しみ、怒り、驚き、不安、嫌悪
記憶と言うのは正確じゃだめで、あいまいであることが絶対必要
あいまい性を確保するために、脳は物事をゆっくり学習するようにしている
脳のやり方は帰納法
基本的に人間の行動は抑制と興奮のバランスで成り立っている
脳の神経は「0」「1」。でもその「0」「1」の決まり方があいまい。揺らいでいる
「三体問題」物体が3つになるととたんに難しくなる。還元主義だと分からない。全体を見る複雑系で考えないと
脳には再現性がない。二度と同じ状態にはならない。
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イルカの脳は人間の脳よりも大きくてシワが多い、脳が九割なくてもまともな生活を送れる、体が脳を支配する、言語がないと抽象的思考ができない、人類は進化することをやめた……。
しびれるほどおもしろい。
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話題殺到の一冊。
一般向けの軽い読み物。専門的な内容がとてもわかりやすく(しかも面白く)書かれているので、とても読みやすい。
内容は広く浅い印象を受けた。
読み終わったら、頭の中は「?」がいっぱい。脳に興味を持つきっかけにはなると思う。
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脳のことについてわかりやすく説明してくれています。
学問として、また医学的知識として学ぶ機会がない領域なのですごい驚きの連続です。
このくらいは教養として知っておくにはいいと思います。
また、日頃文科系の本を読んでる人には、幅広い知識を得るためにもいいかと思います。
かなりおすすめです!
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第1章 人間は脳の力を使いこなせていない
第2章 人間は脳の解釈から逃れられない
第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない
第4章 人間は進化のプロセスを進化させる
第5章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか