紙の本
見やすい図面
2018/07/03 03:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る
フルカラーの図解がすごい。
色々な解説や説明も載っているけど、邸宅の外観イラストをみているだけでもバリエーション豊かで面白い。
間取り図なんかも載ってるので、ファンタジーや歴史物のお話やイラストを書く人は参考になると思う。
深く知るには情報量は足りないと思うけど、気軽にみられる本なので入り口としては良いと思う。
投稿元:
レビューを見る
表題通り西洋建築の外観と間取りを中心に記録したもの。資料として役に立った。収録されている建築に関しては富裕層よりなので、もう少し幅広い(農民とか、逆に城とか)建築が載ってたらもっと良かった。まぁVILLAS(ヴィラ)がそもそも別荘っぽいから本旨といえばそれはそう、なんですけど…。
⚫︎内容
本書は19世紀の建築家レオン・イザベ、ルブラン両氏の設計・製図による『ヴィラ 都市住宅と郊外住宅―16、17、18、19世紀の様式による現代パリの住居のモチーフ、および、外国の傑出した住宅』(1867年刊)の図版を再編成したものです。
本書の図版は、16世紀から19世紀の様式による住宅建築の雛形であり、原書は19世紀フランスにおける、当時のいわば「住宅カタログ」です。各デザインの様式は時代・地域とも多岐にわたり、寸法付きの詳細な立面図と平面図を掲載しています。そこには、主(あるじ)の家族や使用人、芸術家、商人などそれぞれの職業や階級に合った部屋、食堂や図書室など共同生活の場のほか、ギャラリー、テラスなど遊興のための場も見られます。
過去の建築デザインや伝統的な貴族住宅の設計を踏襲した本書の作例からは、19世紀当時の人々の志向や暮らし、趣味をうかがい知ることができるでしょう。建築、デザイン、イラスト等の資料としてはもちろん、画集としても楽しめる一冊です。どうぞ幅広くお役立て下さい!
(マール社HPより引用)