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投稿者:蒙古卵麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
桐野さんの作品の女性主人公は常に迷いながらも突き進んでいくところが良いですね。この作品の主人公も代理母出産を経て最後にはすべてを振り切ってあるを決断するところは流石桐野節といったところでしょうか。ほかの作品ももっと読みたくなりました。
あってもおかしくない
2024/03/20 04:52
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投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今現実に、となりで起こっていてもおかしくないなぁ、と思いました。違和感を感じません。酷い世の中になってしまったようです。
どの人にも感情移入が出来る、と最終的には思ってしまうのは怖い事だと思いました。
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ドラマを先に見て、結構面白かったので早速。
代理母というテーマも面白かったけど、やはり最後の終わり方がびっくりで何度もページをめくったり戻ったり。
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いい作品でした^_^僕は女性じゃないから子どもを産んだ、産むまでの時間がわかんないけど、お腹にいる時間は母親になるまでの時間なんですねー^_^
悠子さんも偉いなー^_^
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さすがに、すでに定評のある作家の作品は、乾いた文章の連なりにも関わらず、全体としては、湿度と厚みと生々しさを感じとれるような、重みのある読後感を残す。
ストーリーの面では、結末には、やや違和感を感じた。いろいろな終わり方が予想されたが、それを採ったか・・、と。この結末を選ぶということは、主人公にとっては、仕返し・・とはいかないまでも、自らが払った重い犠牲や負担に対して、きっちりと代償を要求する、というのがメインテーマになるのかな。
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貧困、生殖ビジネスなど現代っぽい題材の話だなと前から気になっていた。
リキのキャラクターが最後までつかみにくかった。
題材はすごく興味があったからサクサク読めたけど、各々の登場人物視点の話をもうちょっと詳しく知りたかったかもしれない。
ラストは、これからどうなるの?こわっ…という終わり方で少しドキドキした。
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みんな勝手
誰一人として共感できなかった
まず草桶基
奥さんの気持ちもろくに想像せず自分の遺伝子を残すことのみを考え、代理出産の話をすすめた
悠子は悠子で 自分の子でないし、育児で手がかかるのも面倒といったんは母になるのを拒絶したくせに赤ちゃんの顔を見るなり親になりたいと考えを一転させる
そして主人公のリキ
金欲しさに安易に代理出産を引き受け、ビジネスと言うわりに平気で契約違反
違約金を払うのが当然というレベル
悠子の友達のりりこも気持ち悪いし…
子供は誰のもの?
大人になった時 悠人と愛磨は何を思うんだろう
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北海道の田舎から上京し、病院事務の派遣で働く29歳のリキ。日々の食費を円単位で切り詰める生活に疲れ切った末に、裕福な草桶夫妻の代理母となる契約を結ぶ。
一方の草桶夫妻は、夫の精子とリキの卵子で生まれてくることになる子に対して、夫婦それぞれの感情がすれ違い始める。
医学的に可能になってしまったがゆえに当事者たちの立場が複雑化する、代理母という「プロジェクト」。そこに性差や貧困の問題が絡み合い、いったいどんな結末を迎えるのだろうと一気に読んでしまった。
正解はない、と言ってしまうと逃げになるかもしれないが、当事者たちの出した結論に他人が善悪の判断を下すことはできないのだと、そう思った。
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NHKドラマ化の帯を見て購入。
悠子さん…勝手すぎないかい?
貧困、代理母、契約、題材的には面白く、内容もスラスラ読める1冊。
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代理母になることを選択したリキ
彼女の考えや行動が10代の子なら、まだわからなくもないけれど…
責任感の無さにイライラがとまらない。
もちろん、迷いがあったり孤独を感じたり共感する部分が無いわけじゃないけど、ビジネスとして捉えて命を産み落とす選択をした以上、せめてその期間は…
実際の夫婦で浮気をして、夫の子ではないかもしれない。という話とはまた別だと思うのだけれど。
最初は悠子の気持ちが、とてもよくわかったけど。
彼女も、基も、とても自分本位。子供たちの幸せを願います。
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立場によって感じ方が違うかもしれない。
最後の場面は子供のことを考えると、少し戸惑う。
リキの言動はリアルだと感じた。リキとテルの対比も良い。
考えてみると登場人物全てが勝手気ままな自己都合で動いているのかもしれないが、案外自分もそうだなと思う。
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考えさせられる作品でした。
桐野夏生さんの作品は「OUT」の印象が強く、怖くてなかなか読めていませんでした。
東京に憧れて上京しても、テレビや雑誌で見るようなオシャレなカフェや洋服を楽しむことは誰もができることではない…
貧困でどうしようもなく選ぶことになった選択。私ならどうするのだろうと終始考えながら読みました。
ここに出てくる男性はほとんどが最低でしたが、特に基の考え方が利己的で嫌でした。
最後は、私には意外な終わり方でした。読み応えがあり、おもしろかったです。
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桐野さんはほんとに人間の醜悪を書くのがうまい。一言で下品と片付ける人もいるけど、その下品さが人間を人間らしくしている。あっけらかんとしている登場人物たちも清々しく感じる。桐野さんは海外を絡めて書くことも多い印象だけど、今回は国内完結で、それも分かりやすくてよかった。
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北海道から憧れの東京へ出てきたものの、非正規雇用の生活で困窮し「代理母」をすることになった29才のリキ。
自分の遺伝子を残したいと、不妊症の妻と共に代理出産を求める43才のバレエ教室を経営する基と妻悠子。
人工授精、妊娠、出産と進むうちに乱れる三人三様の思い。
生まれた子供は誰のものなのか?
子供とは誰かの物なのか⁈
私は愛のある出産や子育てを体験できたが、そうではない人たちも実際にいるんだろうなぁ、としみじみと思いました。
そしてそんな出産、子育てで育った子供達はどんな出産をしていくのか?
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NHKでドラマ化と知り、読んでみました。
文庫では結構厚い本ですが、あっという間に読み終わりました。草桶夫婦、とくに悠子の気持ちはわからなくもないけど、あまりにもころころ考えが変わりすぎて、共感できず…一方、りりこがかなり個性の強いキャラなのに、最後の方は一番リキに寄り添ってて、最初と最後の印象が大きく変わった人物でした。
これを映画化じゃなく、地上波でドラマ化ってどうやるんだろうと、興味津々です。
久々の桐野夏生作品を読みましたが、やっぱりすごかった。