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北欧をこよなく愛するchikaさんの、
各国にいるすてきな友だちとのエッセイです。
chikaさんは考え方の異なる友人たちに、最初は驚くもののすぐに溶け込みます。好きなものにはまっすぐで、「好き」の楽しみ方も発信の仕方も上手で、人への垣根が低いけど相手を尊重していて、感度が高くて、エッセイを読むだけでchikaさんに惹かれてしまいます。
海外の人とチャットするのが楽しいということはもちろんですが、ご本人の人とのつながり方こそが世界中に、大人になってからも友達ができ続ける理由だと思います。
自分の人との接し方を振り返り、すてきなところを真似できたらと思いました。
何度読み返しても、ほっこりできて気づきのある本でした。
ps.
影響されて映画「かもめ食堂」を観ました。
フィンランドで食堂を営む女性の、ゆったりした日常と少しファンタジーなお話でした。
私は人と仲良くなる時、沢山質問し合ってお互いをより知ることがかかせないと思ってきました。
でも、映画の登場人物たちは違いました。
彼女たちは追いかけるような質問はせず、いつも個人の人生を第一にして、一緒にいる時間が心地よくなった頃ふと、実はね、と内面を話し合うのです。
すごく心地いい関係性でした。chikaさんもそんな感じがします。
自分をかっこよく見せようとせず、卑下もせず、ただそのまーんまでいることのヘルシーさに憧れました。
映画はさんさんと太陽の光が降り注いでいて、フィンランドのゆったりした時間の流れを味わえて、本当によかったです。
みんなでレストランに行った日のファッション、すっごくかわいかったです。