投稿元:
レビューを見る
「箱根駅伝」は正式名称を東京箱根間往復大学駅伝といい、大手町から箱根までの往復217.9キロを10人のタスキリレーでつなぐ大会。
あの苦しそうに走るランナーたちを尻目に、暖かい部屋でヌクヌク状態の自分が、いつも申し訳なく思う・・^_^;
前置きはこれくらいにする。
この「箱根駅伝」の裏側で、もしも誘拐事件が発生していたら・・・というのがこの小説だ。
登場する大学やテレビ局もすべて実名・・これが非常にリアリティを醸し出す。
レースがはじまり、ランナーがタスキをつないでいく傍らで、テレビ局に届く様々な犯人からの要求。
あのテレビ中継のせわしい中で、人質の命の灯がだんだんと小さくなっていく・・
神奈川大学の選手たち、テレビ局の中継スタッフ、警察・・それぞれの立場でできることは何なのか。
やがて犯人の像が浮かび、何故箱根駅伝を狙ったのか理由が判明してくる・・。
何の見返りも期待せず、ただタスキをつなぐことを考えひた走るランナー、そのピュアさがかえって心に沁みる。
最後の10区を疾走する主人公の津留康介・・そしてゴールには何があるのか。
箱根駅伝の大ファンである徳光さんもこの小説を読み、号泣したとのことだ(笑)
投稿元:
レビューを見る
う〜ん、トリックはすごい、スケールもでかい、動機もしっかりしてる。
でも、何だか薄っぺらいんだよなぁ。
直前に読んだ同じ箱根駅伝を舞台にした青春ど直球「風が強く吹いている」の方が良い。
投稿元:
レビューを見る
後半に息切れしてしまったのか、物足りなさを感じる。
もって誘拐事件と駅伝に話がシンクロあったら盛り上がる気がする。
投稿元:
レビューを見る
レースの描写もスリリングだし、中継の舞台裏なんかは自分も裏方の仕事をしているのでとても興味深かった。
・・・・・でも印象としてはそれぐらいか。
スポーツは大好きですが、スポーツを題材にしたミステリというのはちょっと色々無理が出てくる。
前日に事件に巻き込まれていた選手が当日そんなに走れるわけないだろwとか、そういうのは抜きに
して読むべきなんだろうけど。
投稿元:
レビューを見る
設定に凝ったミステリー小説。
盗聴・盗撮・誘拐犯と箱根駅伝というミスマッチを上手く乗り越えて、
箱根の各名所や常連大学名を列挙しながらノンフィクション風に描かれていく。
選手・犯人・監督・刑事・被害者の視点からそれぞれ物語りは語られ、
箱根駅伝の進行とともに事件もクライマックスへと進んでいく。
犯人像が判りづらい事と終盤にむかうにつれての失速感は多少気になったが、
クライマックスでは箱根好きの胸を熱くさせる何かが確かにあった。
投稿元:
レビューを見る
マネージャーを人質に取られ、駅伝メンバーのアンカーを走らせるな!との脅迫。中継を操り、犯人とスタッフの心理戦。
投稿元:
レビューを見る
中盤くらいまではかなり置き去りにされた気分で
我関せずで綴られるストーリーにやや困惑しつつも
必死に食いついて読み進めると....
一気にストーリーが展開し、グイグイと引き込まれます。
誘拐モノ、ハイテク犯罪モノ、そしてスポーツ小説の醍醐味が
(結果的に)上手いバランスで融合してますねー。
しかし、日本人はマラソン...好きだよね。年取れば取るほど
マラソン好きになっていく...(笑)。
投稿元:
レビューを見る
120冊目
箱根駅伝を題材にした、サスペンス小説。
実際の学校名で表記されているので、入り込める。
テレビ局がどうやって箱根駅伝を放映しているのか、その裏も見える。
投稿元:
レビューを見る
途中までは事件の展開にすごいドキドキしながら読んだだけに、決着に拍子抜けとゆうか微妙に肩透かし喰らった気分。
投稿元:
レビューを見る
最後の5ページがスキです。
あとはとくに。。
ただちょっと箱根マラソンのラインを
少し覚えたからリアル箱根駅伝見たときに
あぁこのあたりか。とか思いながらで
得した感じはありましたね♪
投稿元:
レビューを見る
いやー、面白かったです♪
誘拐犯 対 警察・日テレ・神奈川大陸上部と言う内容・・・と言うと誘拐犯に対してみんなで力を合わせてという図式が浮かびますが、微妙に利害が違っているところも面白いです。
箱根駅伝前夜、出場する神奈川大学の女子マネが誘拐され、彼女と想いを通わす復路の走者を往路で中継車に乗せろと言う目的不明の要求が出されます。
そして犯人と警察、放送局、神奈川大学を巻き込んだ展開へ・・・
実際に出場している大学が出て来ますし、舞台は勿論大手町~箱根の各区、撮影斑などのスタッフもそのままでとても臨場感があります。
また放送や無線、PCやインターネットの技術を駆使してテレビ局や警察を翻弄する手口もとても読み応えがありました。
エンターティメントとミステリーと熱血スポ根ものが溶け合っていてオススメの1作!!
投稿元:
レビューを見る
働く大人×箱根駅伝×ミステリ
努力、信念、仲間
ジョギングに興味を持ってるところだったので、
箱根を走る彼らがいかにすごいかが分かりより没頭して読む
投稿元:
レビューを見る
読み終わった感想は、やはし箱根駅伝おもしろい!!という気持ち。正直読み始めとか、文章とか分かりづらすぎて何度も読み返したり読み返しても意味わかんなかったりする文章があって、なんだーって思ったけど、最後は箱根駅伝の感動にのせられて、良い本だった!って思わされてるような気がする。正直、中の細かいトリック(?)とか設定とかはいまいちだけど、TV局、ランナー、警察のそれぞれの気持ちがある書き方は良かったし、なにより箱根駅伝はすばらしい。来年の箱根も楽しみだ。
投稿元:
レビューを見る
全く知らない作家さんだったし、箱根駅伝も特に興味なかったから読み始めはさらっとしたもんでしたが。
読んでる途中でどきどきしてくるくらい引き込まれた。
「地鳴りのような歓声が響いています」
投稿元:
レビューを見る
まぁハイテクスリラーなんだが、あまり緊張感がないしサスペンスも不足。 レースの描写は悪くんないんだけど、 人物がうすっぺらだから、感動も思い入れもなし。 箱根駅伝を実名を描いたのは快挙ではあるが、 作者の力量が足りんかったな。