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小山ゆうが描く異色のSF超能力漫画。
2016/02/15 00:39
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投稿者:やきとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
両親も身寄りもない、天涯孤独の一匹狼・北条松五郎。その松五郎が、雪の降る寒い夜に男の赤ちゃんを拾う。未来から現代に送り届けられた、そのかわいい赤ちゃんに松五郎は「愛」という名前をつけた。不思議な能力を持つ北条愛。未来から現代に送り届けられたこの少年が、人類存亡を賭けた闘いに挑む。
「おれは直角」や「がんばれ元気」などのスポーツものや時代劇ものを描いていた作者が超能力ものを描いたということで最初は結構驚いた。また1巻を読んでみればわかるのだが、松五郎と赤ちゃん「愛」の親子の物語をほのぼのとしたエピソードを交えながら描いているのでホームドラマ系の漫画?と勘違いしてしまうのだが2巻の後半からその様相は一変する。未来からの追手との血みどろの殺し合いが展開し出すのだ。ここら辺の描写は、今や「あずみ」などではお馴染みですがホームドラマの裏での殺し合いという、一種この異様なギャップが本作を特異なSF漫画として位置づけている。
そして物語は「愛」が青年になってからが俄然面白くなって来る。拡大する自分の能力とそれに対抗し強力になってくる未来からの刺客。さらに第三の勢力が登場してして「愛」の孤独な戦いはエスカレートしていく。とにかく怒涛のごとく次から次へと展開していく物語に圧倒され最後まで一気に読めてしまう。
松五郎との親子愛(父性愛)、未来人である母親との親子愛(母性愛)などこの漫画のテーマとしての色々な愛の形を描いていますが最後に「愛」が取った愛の形とは・・・SF定番のオチではありますが嫌いじゃない終わり方。
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