紙の本
キライじゃないです
2013/10/21 20:12
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投稿者:寿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
単なるギャグマンガに在らず!この作者、他の作品も含めて侮れない奥深さが感じられます。最後はハッピーエンドでほっこり!!
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突然人がいなくなった世界で、少女・ミヤコと元少年のフラミンゴ・オンノジが2人きりで暮らす非日常世界の日常4コマ!
どう読めば良いのかよく分からなかった。
現実にありえないおかしな事が起きてそれにツッコミを入れるというネタが結構ある。
人のおかしな行動や上記のようなおかしな事が起きたらどうしようという言動なら分かる。
初めからおかしな世界でなく現実の延長にある設定だからだろうか。
漫画的お約束も分かってるつもりなんだけどこれは何か奇妙な感覚になる。
小梅太夫のネタを見た時と同じ感覚になる。悪い意味で。
でもこういう世界の終わりとか廃墟とかは大好き。
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笑いと謎と小さな哲学と素敵な展開がぎゅっと詰まった一冊です。
施川作品の中で
・かつてないほど目が見開かれている
・一番展開にメリハリがある
・驚くほど甘酸っぺー!
施川ユウキ作品で1番好きかもしれない…!
読後の感想を明かすこと自体がネタバレになりそうなので避けますが、『とても面白い』です。
オンノジとミヤコの関係が、とても素敵。
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施川ユウキらしい詩情あふれる作品。このような作品こそ、CGを駆使して実写映画化してほしいものである。
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自分でない誰か、その人がいることについてのお話しです。
その人が、「良い」人であればそれは「御の字」、
たとえその人が鳥類であっても(^w^)、
結末には「うああああ」ってなったあ〜
あー、あー、あー、
さいごまで嫁ッ!(b^ー°)
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なかなか良かったです。
が、こういう終わりのいつも気になるところなんだけど、次世代がきょうだい(兄妹/姉弟)ものになってしまいませんかえ…まぁ倫理も何もないけどさ、この人数じゃあ。
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ネルヤの小林さんがオススメしていたので購入。1人と1羽しかいない世界で動き続ける毎日を描いた作品。
当たり前のように続く毎日。自分以外誰もいない不思議な世界で巡りあった1人と1羽。不安に駆られることも、くだらないことで笑いあったときも、意味不明なものに出会った時も自分以外の誰かがいたからこそ生き続けられた。ただ無作為に一連の行動を描いているように見えて、自分以外の誰かがいて、その毎日が続いていく楽しさや嬉しさを描いていた面白い作品でした。
世界の変化についていくのは大変ですが、漠然としていても明日はくるもので、そんな毎日をのらりくらいや危なげにでも歩いていければなぁと思える作品でした。面白かった。
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人も犬も消えた奇妙な街で、たった一人残された少女ミヤコと「オンノジ」が繰り広げる、奇妙でユニークで切ない愛の物語。というと語弊があるようで、間違っていないはず。
読み終わったあと、私を取り巻いている世界が、私の側にいてくれる人が愛おしくなる。
いや、世界は私を取り巻いているのではなくて、世界の中に私がいるのではなくて、私の中に世界があるのだと気づく。心のかたちが世界のかたちで、その心のかたちは、寄り添ってくれる人によって変わっていく。ミヤコにとってのオンノジみたいに。
楽しくなったり、不安になったり、嬉しくなったり、恥ずかしくなったり、悲しくなったり、どうしようもなく愛しくなったり。そこがどんな場所であったとしても。
そんな存在がいてくれることは、きっと他のなによりも、御の字に違いない。
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何だろう。
この・・・ちょっと素朴で寂しくて
それでいて優しい作品は。
ミヤコさんとオンノジくんのやりとりもすごく楽しいし
施川先生ならではのはっとする視点や気づきもバッチリです。
多くの方に読んでもらいたい作品!(´∀`*)
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好きすぎる!!
読み終わった後にも、色んな場面が頭の中に次々浮かんでくる。
「そういうのあるある」だったり「あはは、下らな〜い」の笑いの間に「ああ、そうだったんだ」ってハッと気付かされたり、切なくさせられたり。大切な事が全部つまってる漫画だと思う。
夢の中で塀から落ちてしまうハンプティダンプティを、塀の向うでオンノジが受け止めてくれたから、大丈夫だって思えるって本当に素晴らしい。
個人的に、オンノジとミヤコが飛行機の中で星を見る場面が大好きで、何度も読んでしまう。懐かしいような、切ないような、孤独で、でも美しい。
みんなに勧めたい。
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「このマンガがすごい」にランクインしたので読んでみた。
施川先生の新作。
ある日,世界からあらゆる生き物が消えた。
残されたのは,一人の少女と,一匹のフラミンゴ(元々は少年)。
リアルに考えるといろいろ重い話だし,
リアルに考えるといろいろよくわからないところもあるんだけど,
四コマギャグ漫画の形式と,絵のせいで,ライトに読める。
最後まで,消えてしまった生き物は戻ってこない。
それでも,誰もいない世界でも,
一人だけ仲間がいれば,希望が見いだせるし,
私たちは生きていける。そういう話。
最後はちょっと泣ける。
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借り物。
絵とか内容の温さに、最初はどうしてこれが人気作ジャンルに置かれているのかと悩みましたが、何気にじわじわ来ました。
温いのにたまに響いてきたりしました。
読んでいる時よりも、あとから思うマンガだと思います。
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そこここにシンパシー感じた。
わたしは、ミヤコちゃんみたいにかわいくないし、
ユーモアも、切れ味もないけど、
ミヤコちゃんと自分は、すこし似てると思う。
わたしも、わたしのオンノジに会いたいよう。
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え…何なに不思議な感じ。
かわいいのに、ゆるいのに、バカバカしいのに、
時々あれ?と思うほど深さを感じます。
しかし、こういうお話は設定でつまづくと先へ進めませんね(^^;。
最近そういう状況設定のお話が増えてるような気がします。
この作品とは直接関係ないですけど。
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1巻で過不足なくぴったり収まった感じ。
他には誰もいなくなった町で、おっとりポジティブな少女ミヤコと元男子中学生で現何故かフラミンゴのオンノジが一緒に生活していく。
オンノジが中学生男子のままでなく、フラミンゴというところがとてもよい。昔の写真も見ないし、本当の名前も分からない。ミヤコはただ「オンノジ」として彼を受け入れている。
オンノジは多分繊細な男子中学生だったんだと思う。だから、明るくてお気楽なミヤコがまぶしく見える。反対にミヤコにとっては物知りで何でもできるオンノジはいるだけで安心できる人。お互いにとってお互いがかけがえのない大事な存在である。基本は4コマなのに、繊細な恋愛物を読んでいるような気持ちになるページもあった。特に飛行機のシーンは素晴らしい。
オンノジがフラミンゴであるからこその雰囲気だなと思う。