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司馬遼太郎さんの「二十一世紀に~」を読んだ後と、同じ気持ちが浮かんだ。
メッセージのベクトルを感じる本。
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篠原さんの本は、『子どもの地頭がとやる気が育つおもしろい方法』に次いで二冊目の読了。
Twitterでも言えることだが、知的探究心が旺盛な篠原さんの視点は、読んでいてワクワクする。
加えて、この本も子どもを意識して書かれているので、前提知識なしに読んで非常に分かりやすい。
食料安全保障、という昔から考えられていても、なかなか解決策が見出せない問題は、実は本当に様々な分野が複雑に入り組んでいることが本著から大まかに理解できた。
少子高齢化、自然資源が乏しい課題先進国である日本だからこそ、考えられるテーマは無限にあることも、改めて気がつかされた著書であった。
自らがどんなエンターテイナーになるか、そして生活する場所がどんな結節点になるか、それを考えるだけでも、存在価値が大いに見出される、その希望をもらっただけでも、1650円の価値はある!
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非常に面白い。食料確保は経済力、食料以外の産業の豊かさによるところがあるというのは初めて知った。
結論、日本の経済力を向上させること?
食料ひとつとっても、考えるべきことは多いと感じた。
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食料という側面から、エネルギー、地球環境まで波及し、今の経済システムの脆弱性を淡々とデータと共に書き連ねるスタイルの一冊。
今の経済システムはよく綱渡りに喩えられるけど、うん、確かに、と思わされる内容。
内容も文章もとても平易なので、難しい本が苦手な人にもオススメ。
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食料安全保障に関する問題を幅広い視点で語った本。
ただ、QA形式でかいてあったりするので
わかりやすい反面、体系的にみているのか、論点に漏れがないのかなど無理やり納得させられているような印象を受けてしまった。
ただ、今まで得られなかった視点も多く得られたので勉強になった。
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非常にわかりやすいというか易しい文章。
解決策は書かれておらず、問題提起を促すスタイル。
エネルギー消費の少ない娯楽で経済を回しつつ、農業やインフラなどの必須産業を支えていこうというイメージか。
現実的にどうにかしていこうという気概を感じた。
ちょっと規模を大きくすると、根本的に資本主義の在り方を変えるようなアプローチや、核融合開発や宇宙進出してのエネルギー開発もあるだろう。
変革の時代を感じる本でした。
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10月19日新着図書:【日本は海外から石油の輸入がストップした場合、国内の生産力だけでは3000万人分の食料しか作れない、国民をどう養うのかと著者は述べます。】
タイトル:そのとき、日本は何人養える? : 戦争、原油高騰、温暖化、大不況etc.本当は何が飢餓をもたらすのか : 食料安全保障から考える社会のしくみ
請求記号:610:Sh
URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28204719
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総論賛成だが各論は変なのが目につきます。
・東大鈴木宣弘教授の主張を無批判に引用
・水素は圧縮すると液体になる
・トランプ政権で「留学生の受け入れをほぼ拒否」
下2つは参考文献の記述と異なる。
https://seisenudoku.seesaa.net/article/492461735.html
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食糧問題を生産面、供給面だけでなく、消費者側の面、エネルギー問題、経済、政治社会との関係などともつなげながら、統合的に考える本。
専門領域をつなげつつ、システム論的なアプローチで食料問題について考えている。
専門外のことについて書くのはなかなか難しいだろうと思うけど、大局観をもって、あえてそこを議論していく勇気は素敵だと思う。
経済学説史的なケインズの理論の位置付けは、わたしの理解とはすこし違う気がするのだが、それはここの議論とはあまり関係ない話しでした。
ここでも問題意識に他の領域の専門家の反応も組み合わせた本ができると面白いかも。
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キャッチーなタイトルに釣られて読んでみたが、どうにもフワフワした話ばかりでイマイチだった。最後のあとがきでは「専門外の話なので…」と著者自身が開き直る始末だし。
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あまりぱっとした回答は得られなかった。結局、投資のつもりで高い物を消費することが一番の近道なんだということ。みんなで、せーのでやらなければダメだろうなということ。
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概要理解には非常に読みやすかった。書名の答えは示されないが、化石燃料、経済、安全保障等の視点から日本の食糧生産を読み解く観点がもらえる。
飢餓予防のために基礎食糧を多く生産し国費で補助する構造的必要性、化学肥料の発達や土壌保全の観点が薄かった弊害、歴史上も農地は大規模化⇔小規模化を行き来していたこと、などは初めて知って考え方が更新され面白かった。
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食料自給率を改善するためにはエネルギー、環境、産業などさまざまな要素が絡み合っており、多面的な視点で問題を見ていく必要がある。
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Twitterで見かけたことから読んだ本。
観点はいくつかあって、エネルギー、環境、食糧経済、これら4つの観点から論じている。あとがきにもあるように、すべての専門家に配慮したようなものっていうのはある意味諦めていて、子供でも理解できるように少し興味がある人でもどんどん入ってくるようにと書かれているので、とても読みやすい。
経済の観点では、農業は、他の産業とは明確に違っていて、たくさん作るほどどんどん安くなってもわからないし、かといって国家として見てみると、だぶつく位作らないと成り立たないし、また農業を営む人が多いようでは、商品をする人が足りなくなった。やはり国としても成り立たないそういった特殊な構造あることを知った。
エネルギーの店では大量生産と言うのは、昔をジャブジャブと突っ込むことないで成り立っていると言う現実が通りを変えることが難しく、なかなか読むのが辛いところもあった。
一方で有機農法は、一発逆転ではもちろんないのだけれども、富裕層が多少高くても買い支える、というのを続けていって、少しずつ変えていかないといけない。昨今のSDGsは、単なるファッションめいたもの、という斜に構えて見方から少し改めた。
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30,000,000人というのが答えである。
江戸時代がそうだったからだ。逆に言うと、江戸時代のような暮らしにして、やっと30,000,000人が持ちこたえられると言うことだ。当然だけれど、江戸時代は自由で民主的な平等で公正な社会だったわけではない。
鎖国をしても米があると思うが、米を作るには石油が必要で、石油を買うには現金を獲得できるだけの輸出できる商品が必要で、と言うふうに話はどんどん広がっていく。快刀乱麻の一撃必殺の技はない。魔法は無い。
グローバリズムは悪いことばかりではなくて、なめらかに動いている限りは、比較優位に基づく国際分業は、世界の富のより有効な利用を可能にするはず。世界の豊かさのポテンシャルを使いきれるだけの英知を人間が持つことができるかどうかが問われているのだ。
楽観はできないだろう。