投稿元:
レビューを見る
●なぜ気になったか
なぜこんなに本が好きなのだろう。同じタイプの人の考えを知り、自分に向き合って考えれば答えらしきものが見えるかもしれない。そんな楽しみをしないのはもったいない
●読了感想
タイトルから想像した内容とは違っていたが、本と付き合うことは自分にとってなんなのか、そして、一生それを続けるための心構えを教えてもらえた。読んだ内容の忘失が悩みだが、再読してまた楽しめばいいのだと気付かされた
#私たちは本でできている
#奥村くみ
24/6/7出版
https://amzn.to/3RixjPl
投稿元:
レビューを見る
本を愛し、読み続けるアートアドバイザーの奥村さんの本にまつわるエッセイ。誰もが読んでいるエンタメ系の本はほとんど紹介されず、あらすじなんかも記載はないが、読んでみたいと思わせるのは本人のセンス。
驚いたのは奥村さんが本書のために挙げた書籍が、最近自身が読んだ書籍と数珠繋がり的に合致し、本を長らく読んでいると他者とこういった繋がりがあるのだということ。
興味の趣くままに、目に付く本を読み、著者のいう「センス」が知らず知らず磨かれていくと良い。
投稿元:
レビューを見る
本が思い出させてくれる旅の風景
好きな小説家と呑める券
本とアートを愛する人へ
田舎に旗を立てること
「こぉと」という言葉
大人女性の読書術
どんとこい!カラマーゾフ!
ごはんづくりを応援してくれる本
使ってしまった人生
ある画家の作品と対峙するとき
AIロボットとの生活を夢見ても
勝手に三部作
私も手袋を探し続けます!
文学少女が夢見た本を出すこと
奈良を訪れるならば
縁を切ることはケリをつけること?
コーヒーをめぐる風景
作家と同じ時代を生きる意味
関西弁を読むこと、書くこと
ミステリアスは無理だけど
お宿のライブラリー考
夢見るおじさんへのミステリー貸し出し便
働き続けること
アー卜探検のお供には
本を魅力的にする人たち
投稿元:
レビューを見る
著者が出会った本とエピソードを綴ったエッセイ。奥村さんの本棚を少しだけ覗いているような本。アートへの想いも伝わってきます。
自分の本棚と本との思い出を振り返ってみようと、この本を読んで感じました。
投稿元:
レビューを見る
タイトルと独創的な帯に惹かれて手に取った本書。
本書は 著者のエピソードを交えながらさまざまなな
本が紹介され、著者の人生観や見解が面白くどこから読んでも味わい深いものであった。人それぞれお気に入りのエピソードが違うのもまた一興であろ。
私のお気に入りは コーヒーについてのお話だ。
自分がコーヒー好きなものもあるが個人的に人との出会いについて
心温まるお話しであったので記憶に残ってる。
また、本書で「本を読んだ場所✖️本」という記述に関しても ある図書館の一階のキッズスペースでこの本を陽光に照らされながら読んでいたのだから
子供達の声がいいアクセントになりより楽しく読めた
投稿元:
レビューを見る
所々に写真も挟まるオシャレ系読書エッセイ。取り上げられてい本も知らない本が多くて、ちょっと異世界に触れた感じ。
投稿元:
レビューを見る
著者の奥村くみさんは、アートアドバイザー、インテリアコーディネーターとしてお仕事をされ、「アートがもっと、日々の生活に溶け込んでいくことを、願って」ブログやインスタグラムの投稿をされるうちに、「日々の生活には本も絶対に外せない」と改めて強く感じるようになったと言います。
「本とアートは私の生活に、なくてはならないもの」と語る奥村さんの文章は、気負いがなくしなやかに読者に語りかけてきます。
まるで居心地のよい上質な空間を提供してくれる部屋でお話を聞いているようです。
やはり生活に本が自然に入り込んでいるからなのでしょうね。
本のサブタイトルは、「センスを磨く読書生活」となっていますが、どちらかというと「センスのある人の読書生活」といった感じです。
読み始めてすぐ、ブクログのレビューにとても似ていると感じました。
いつもレビューを読ませてもらっているあの人やあの人のレビューは、すぐ本にできるわ! と。
装丁や本のサイズ・厚み、ページの組み方・行間の取り方など、肩の力を抜いて読ませてくれるつくりの心地よさがあります。持ち歩いて、空き時間に手に取るのがオススメです。
昨今、図書館やブックカフェは、居心地の良い読書空間を提供してくれるようになっています。そんな場所で読むと、この本の良さが際立つような気がします。
お気に入りの椅子に座って、ゆったり読むと、読書好きには至福の時が過ごせそうです。良い空気感です。
さてここで、わたしには、もう一つ生活にかかせないものがあるので、ご提案です。
お好みはあるでしょうが、心地よい空間+本+「音楽」は、いかがでしょうか。
みのり的には、「私たちは 音楽でも できている」 なのです。
投稿元:
レビューを見る
作者の奥村くみさんは、私より少し年上の方かなと
思ったけれど、本好きではあっても老眼がつらくて
小さい字の本を断念してしまうことも仕方がないこと
だと、はじめにーの中に書いている。
それでも、新しい世界に連れて行ってくれる
本に出合いたい。
そのとおりだなとしばらく本から離れていた
私も感じる。本を読む時間は日常から
切り離されてほどよく孤独を愉しめる気がする。
でも、本の中の人に寄り添うこともできるし
自分の現実世界へも、本を閉じればあっという間に
戻れるお手軽さ。
読書好きの世界に戻ってこられてよかったな。
今回も、次に読んでみたい本が多数。
早速チェックしよう。
投稿元:
レビューを見る
「私たちは本でできている」
タイトル見て即ポチ。
本への愛情たっぷりのエッセイ集。
奥村さんはアートアドバイザーなので、本の読み方もオシャレですね。
前からずっーとゆっくりお話ししたいと思っていた読書好きの方(残念ながらブクログ派ではない)と昨日念願叶ってゆっくり本やもろもろのお話しができて幸せでした。
人と好きな本の話をすると、心が豊かになりますよね。
♫Everyday I Write The Book/Elvis Costello & The Attractions(1983)
投稿元:
レビューを見る
本は好きだけど読書家ではないし、好きなジャンルばっかり読んで好き嫌いもある。なので新しい本との出会いを期待してというより、ただエッセイを読むのが好きだから手に取りました。
この著者に限らず、エッセイを書く人の昔の記憶の鮮明さに驚かされます。
投稿元:
レビューを見る
https://www.orangepage.net/books/1799 ,
https://www.allier.jp/
投稿元:
レビューを見る
なぜこの本を読もうと思ったのかも思い出せないけれど図書館に予約して読了。
このタイトルが刺さる人もいるのだろうけれど、私自身はそう言い切るのはおこがましいし、恥ずかしい。もっと言うと本が私の血肉になる読み方ができているかなんてわからないし。とは言え言った人勝ちではあるけれど。
この本を手にしたその日、ある会合でファシリテーターが、会話のアイスブレークにアートについて語る。という話をしていた。1枚の絵を見ていろいろ自分の意見を言い合うみたいな。そこに正解不正解はないから話が弾んできっかけになるんです、という話に膝を打った。
からのこの本。
なんだろう、「私、活字がないと生きていけないんです」とか「本にセンスを磨いてもらった」とか、言ってもいいけど言わなくてもいいし。そんなモヤモヤをずっと持ちながら読み終えた不思議な本。
文章量も少ないし、ページ数も少ないし、無意味な雰囲気写真もはさまれていて、カロリー低な本。よく出せたよねーと思いました。
とはいえ、読んでみたい本、読んだ本もあったので星は2つ。
p52
時折本屋さんで暗澹たる思いになることがあります。これほど多くの本があるのに、ほとんど読まないまま人生が終わってしまうのだと、悲しくなってしまうのです。
↓
高校の図書室に足を踏み入れた時に思った。私学で中高短四大が使う図書館だったから区立図書館より大きくて充実していた。「(いくら本を読んでも)間に合わないんだ」と思った記憶。悲しくはなかったが暗澹とはした。
p59
*「ありえたかもしれない人生」と「使われなかった人生」
↓
もう少し掘り下げてはいかがか。まず沢木耕太郎の「違い」の定義は何か。書いてあるのかもしれないけれど私にはわかりませんでした。
p111
本の本質とは違うが、少し前から思っていること。
*歳を重ねた男性には「渋い」という最高の褒め言葉があるけれど、女性にその形容詞を当てはめるのは、ちょっと難しい気がします。渋い高齢女性もいるのはいるのだろうけれど、褒め言葉としてはいささか微妙。
「カワイイおばあちゃん」という表現も褒め言葉なのかもしれませんが、それにはちょっと抗ってみたい。私が思う老齢マダムへの褒め言葉は「シック」で「カッコいい」でしょうか? そうそう「エレガント」もいいですね。
↓
ここはまるごと同意。男の人には「立派」という形容詞もあるけれど、女性の「立派」は違う意味。私自身は「かっこいい魔女」を目指したい。美容師さんに「美魔女?」と言われたけれど、「美」はいらない。
p135
あと最終項の夏葉社のこと。ここは同意。『昔日の客』はよかった。
投稿元:
レビューを見る
読書エッセイ。
「これほど多くの本があるのに、ほとんど読まないまま人生が終わってしまうのだと、悲しくなってしまう」似たようなことを宇垣美里さんもおっしゃっていたと思う。本好きがたどり着く境地なのか。
志賀直哉「衣食住」より、「小説家は衣食住に興味のある方がいい」という一文。確かに、美味しそうな料理が出てくる小説は素敵に思う。衣と住でもそうなのかもしれない。
「コーヒーをめぐる風景」で、写真を撮って良いかと話しかけられた話、なんかいいな〜と思った。風景が浮かぶ。
いろんな本が紹介されていたが、中でも「ひとりの双子」は気になった。そのうち読みたいと思う。