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やっぱり、石丸さんと千代ちゃんには泣かされるわけで...
今こうして平和なのは、その平和を作った人がいるということを忘れてはならないということを胸に刻ませてくれる短編集。
あの花~を読んだら是非読んで欲しいお話たち。
この裏側、この先に何があったのか...。
汐見先生のお話は毎度、暖かくて涙がでます。
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スピンオフが出るぞ!ということで
とても楽しみだったこの作品。
ジワジワ心にしみてちょっと泣いてしまった。
読み終えたらいろんな気持ちがこみあげてきた(*´ω`*)
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ずっとずっと楽しみにしてた汐見先生の新作!✨️
発売日当日に書店に走ってゲット出来たけど読んでいる本があったため少し遅れて読み始めました。
私が大好きだったあの花ワールドが一気に蘇りました。
初めて あの花が咲く丘で君とまた出会えたら を手に取り、読み終えてからずーーーーっと大好きな作品の仲間入り。( ´˘`)続編も直ぐにゲットしてそちらもあっという間に読み切りました。
そして映画化されると聞き、私の大好きな俳優さんの水上恒司さんが彰を演じるということでさらにさらに大好きな作品になりました。
そこで今回新作が出ると聞きすぐさま読みたくて、、。
サラーっとページをめくるだけにして明日読もうと思っていましたが、、気づいた時には最後まで読み切っていました。
大好きな人たちのその後の人生やその周りで生きていた人々の心情などを初めて知ることが出来ました。
ああ、やっぱり汐見さんの言葉選びは優しくて美しくて素敵だなあと改めて実感。♡
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すきな人に想いを伝えることも
すきな人と一緒に過ごすことも許されない状況下で
好きなときに会えて
好きなときに幸せかみしめて…
そんな当たり前のことがなによりも幸せと感じた。
この当たり前の幸せを分かち合いたくて映画を彼氏とみたのですが、わかってもらえませんでした。
その幸せがわからないなんてまだまだですね(笑)
この作品は、原作・映画二回みて大好きな作品。
毎日憂鬱になって、いまの幸せがわからなくなったときに読みたいって思う一冊
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何度も映画見てその後本を読んだけどやっぱり泣いちゃう。
それぞれの思いに凄く感動しました。
それと同時に生きたかっただろうなぁとか色々考えさせられました。
今の日本があるのはこの方達のおかげとゆうのを改めて思いました。
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私はあの花〜の前編もあの星〜もだいすきな小説でこのあの花〜の続編が出ると知って楽しみにしていました。この小説は登場人物たちの明かされていなかった気持ちが描かれていて前作と繋げて読むと涙が止まりませんでした。あの花〜、あの星〜が好きな方には必ず響くと思います。とてもおすすめです。
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“生まれてはじめて私が愛した人は、特攻隊員だった。そしてある夏の日、怖いくらいきれいに晴れた青空の向こうへ、一点の小さな光となって消えていった”。
今から80年前の太平洋戦争末期、悪化する一方の戦局を打開するために、日本海軍は飛行機ごと敵艦に突撃する特攻攻撃を採用しました。6,000人もの命が失われたとされる特攻では、数多くの若い命が奪われました。
そんな戦争真っ只中の昭和二十年六月、まもなく特攻へと赴く一人の隊員の前に『見慣れない服装をし』た一人の少女が現れます。『なんだか不思議な子だな』と思ったという隊員。やがて、その印象は『なんて真っ直ぐな子だろう』と変化していきます。
一方でそんな少女は気づきます。”もしかして私、今、昔の世界にいるの?…タイムスリップ、ってやつ?”。一人見知らぬ過去に来てしまった少女は、自らを助けてくれた隊員に心を寄せていきます。そして、少女は自分の心の内を知ります。
”生まれてはじめて私が愛した人は、特攻隊員だった”。
そして、描かれていく”号泣”という言葉を再認識させてくれる物語。そう、そこには”あなたたちが守ってくれた未来を生きている”と今を生きる一人の少女の物語が描かれていました。
そして今ここに、一つの新たな物語が誕生しました。あの物語の主人公たちの思いを感じるこの作品。あの物語の主人公たちの”その後”を見るこの作品。そしてそれは、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の”その後”を描く物語です。
『おいしい。…幸せの味だあ』と『大きな瞳を細めて、目尻を下げて』『心底幸せそうに笑』う『屈託のない笑顔に』『頬が緩む』のは主人公の佐久間彰。『かき氷くらいでこんなに喜んでくれるのならば、いくらでも食べさせてやりたい』と『自然とそんな思いがこみ上げてきて、自分でも驚く』佐久間は『甘味処を出たあと、すぐに別れるのが名残惜しくて、少し散歩でもしよう、と声をかけ』ます。『目的もなく、あたりをぶらぶらと歩く』二人。そんな時、『彼女が荷馬車に驚いてよろけたので』『思わず手首をつか』んだ佐久間は、『それを良いことに「危ないから」と口から出任せの理由をつけて、手をつないだまま歩き』ます。『少し照れたように頬を赤らめ、それでもしっかりと手を握り返してくれ』る百合。『それがどんなに嬉しかったか、彼女は知らないだろう』と佐久間は思います。『離すのが惜しかった。離れたくなかった。この時間が永遠に続けばいいのに ー』と『そんな夢のようなことを』考えてしまう佐久間。そんな佐久間は、『彼女の存在が、俺の中でこんなにも大きくなったのは、いつからだろう』と思います。『最初の印象は、なんだか不思議な子だな、というものだった』と思う佐久間は『見慣れない服装をしていたし、話し方も少し変わっていた…まるで異国から来た娘のように思えた』と過去を振り返ります。そして、『次の印象は、なんて真っ直ぐな子だろう』というものだった佐久間。『自分の素直な気持ちを押し殺すようなことはしない。悲しいときは泣き、腹が立ったら怒り、嬉しいときは笑う』、『どれも俺にはできないことだ』と思う佐久間は、『俺の目に映る彼女は、あまりにも眩しかった。惹かれずにはいられなかった』と振り返ります。『気がついたときには、どうしようもないほど愛しい存在になっていた』と思う佐久間は、『白く清らかな花の名をもつ少女は、まさに百合の花そのものの純粋で高潔な魂をその身に宿している』と彼女のことを思います。『ずっと側にいて、守ってやりたい』、『当たり前のように、そう思』うも『次の瞬間、無理だと気づく』佐久間。『だって俺は、あと幾日とも知れない命だ。もしかしたら明日の今頃にはすでに死んでいるかもしれないのだ』と思う佐久間は、『この幸せなひとときは、たった一瞬、人生の終わりに神様が俺を憐れんで見せてくれた、儚い白昼夢のようなものだ』と思います。『一緒にいられないのが、守ってやれないのが、こんな時代に生まれてしまったのが、悔しい。 本当に悔しい』、『でも、どうしようもないことだ』、『受け入れるしかないのだ』と思う佐久間は、『大切な人たちの日々の暮らしを、命を、未来を、守るために命を懸けることが俺の宿命で、俺の使命だから。万にひとつの可能性に賭けて、俺は往くのだ』と考えます。そして、そんな佐久間の心の内が綴られていきます…という冒頭の短編〈白昼夢 ー佐久間彰ー〉。特攻隊員として青い空へ飛び立って行った佐久間の思いを紡ぐ印象的な好編でした。
“2024年6月28日に刊行された汐見夏衛さんの最新作でもあるこの作品。”発売日に新作を一気読みして長文レビューを書こう!キャンペーン”を勝手に展開している私は、2024年3月に柚木麻子さん「あいにくあんたのためじゃない」、4月には千早茜さん「グリフィスの傷」、そして5月には伊吹有喜さん「娘が巣立つ朝」と、私に深い感動を与えてくださる作家さんの新作を発売日に一気読みするということを毎月一冊を目標に行っています。そんな中に、”号泣”という言葉を私に教えてくださった汐見夏衛さんの新作が出ることを知り、これは読まねば!と発売日早々この作品を手にしました。
そんなこの作品は、内容紹介にこんな風にうたわれています。
“大ヒット『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』待望の続編!人気登場人物たちの’その後’が読める短編集。それぞれの物語に号泣!”
そうです。私に”号泣”という言葉を再認識させてくれた、汐見さんの傑作中の傑作のまさかの続編が登場したのです。実は一週間前に偶然にこの情報を知った私は気が気でない一週間を送ってきました。そして、発売日当日に読めるようにさまざまな調整も進めて今日に至りました。そして、読みはじめた瞬間、私の脳裏にはあの感動的な物語の光景が一気に蘇ってきたのです。では、まだ興奮冷めやらぬ中ではありますが、この作品をレビューしていきたいと思います。
上記したとおり、この作品は、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」に続く作品となっていますが、この作品の他にも続編が存在します。また映画にもなっていますのでその関係性を整理しておきましょう。
①「可視光の夏-特攻隊と過ごした日々-」が小説投稿サイト「野いちご」で公開(2015年)
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②「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」と改題しスターツ出版文庫から刊行(2016年7月28日)
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③続編「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」スターツ出版文庫から刊行(2020年12月28日)
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④漫画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(上下巻)(マツセダイチさん作画)が刊行(2022年7月8日、9月26日)
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⑤映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(福原遥さん主演)が公開(2023年12月8日)
上記以外にもこの作品には表紙のイラストを変え、番外編が収録された版など複数の文庫本も刊行されていますが、ポイントは上記した②、③、⑤になります。この作品の巻末には、いつもの如く汐見さんによる〈あとがき〉が収録されていますが、そこにこんな重要なことが書かれているのです。
“今回書き下ろした短編は、(映画を観た上で本作を読んでくださった方はすぐに気づかれると思いますが、)少なからず映画の影響を受けています。原作にはない映画独自の設定やセリフやエピソード、キャラクターのイメージ、また主題歌から、多大なるインスピレーションを受けた上で構想し、執筆した短編がいくつもあります”。
ええっ!という衝撃の記述です。この作品は単純に②に続くものではなく、なんと⑤の映画に続くものであるということです。実のところ私は②を読んで号泣しましたが、⑤の映画は観ていません。”やっちまった!”という思いを〈あとがき〉で知ることになってしまいましたがあとの祭りです。これから読まれる方には私のような後悔をしないためにも是非とも映画も先にご覧いただければと思います。そして、もう一点重要な記述があります。
“本作は、タイトルにある通り、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」と、その続編である「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」に出てきたキャラクターたちの、主に「その後」を描いたスピンオフ短編集になります”。
えええっ!とこれまた衝撃の記述です。上記で触れたとおり、②には③という続編が刊行されています。これから読まれる方には③も必ず読みましょう!ということはもちろんのことですが、私が驚いたのは、この作品が”スピンオフ短編集”だということです。内容紹介間違ってるやん!続編ちゃうやん!と関西弁でツッコミたくなる内容紹介の大きなミスリードです。内容的に続編と読める短編もありますが、続編と思って読むのと”スピンオフ”と思って読むのでは読みはじめのスタンスが変わってくると思います。発売日に読んだ者として、この点是非お伝えしておきたいと思います。そう、この作品は”スピンオフ”なのです。
ということで、この作品は②および③の”スピンオフ”が11収録されています。そもそも全体で単行本264ページしかない作品ですので触れすぎるとそのままネタバレになりかねません。どう紹介したものやらと思いましたが、目次を元に、その短編で主人公となる人物の背景を簡単にご紹介する形としたいと思います。
・〈白昼夢〉佐久間彰: ②で主人公の百合が”私が初めて愛した人は特攻隊員だった”と語るまさしくそのお相手。
・〈三日月〉石丸智志: 佐久間と同じ部隊に所属する特攻隊員。千代の思い人。
・〈水蜜桃〉加藤正勝: 佐久間と同じ部隊に所属する特攻隊員。
・〈夜半月〉板倉和久: 佐久間と同じ部隊に所属する特攻隊員だが逃走を試み、見つかるも見逃してもらった。
・〈夏の空〉中嶋千代: 石丸のことを慕う。
・〈白百合〉寺岡みずき: 佐久間と同じ部隊に所属した特攻隊員の…。★
・〈流星群〉三井流星: 特攻資料館で講和をしてくれるのは…。★
・〈想い人〉中嶋千夏: 祖父の長姉にあたる人は…。★
・〈水鉄砲〉加納百合: ご存知、このシリーズの通しての主人公が登場!★
・〈夕焼け〉宮原涼: ③で主人公の百合が出会うあの人。★
・〈魂の旅〉佐久間彰: ②で主人公の百合が”私が初めて愛した人は特攻隊員だった”と語るまさしくそのお相手。★
以上の通りとなります。佐久間彰が最初と最後に登場しますが、他の人物の中にも複数の短編にまたがって登場する人もいます。また、上記で★をつけた短編は舞台が現代であるという点も特徴です。さらに、〈夕焼け〉と〈魂の旅〉は、③を読まずに読むと意味不明な短編となってしまいます。やはり、②と③の読了は必須の作品だと思いました。
そんな物語では、〈白昼夢〉、〈三日月〉、〈水蜜桃〉など、特攻隊員という立場にある者の視点から独白のような思いのつまった言葉が綴られていきます。
・『大切な人たちの日々の暮らしを、命を、未来を、守るために命を懸けることが俺の宿命で、俺の使命だから。万にひとつの可能性に賭けて、俺は往くのだ』。ー 佐久間彰
・『俺は次の満月を見ることはないんだなあ、と思う。出立は明日の昼。あと半日の命だ。俺の人生、これで終わりか』。ー 石丸智志
・『やっと、やっとここまで来た…武者震いだ。出撃命令が下るのを今か今かと待ちわび、とうとうこの日がやって来たのだ』。ー 加藤正勝
特攻を前にした三人三様の心持ちがそこに浮かび上がります。この作品が戦争を真正面から見据えたものであることを改めて感じさせてもくれます。また、”キャラクターたちの、主に「その後」を描いた”という”その後”が現代におよぶのも特徴です。②において、主人公の百合は最終的に現代へと帰還します。そもそも③は現代を描く物語です。このシリーズの特徴はタイムスリップというファンタジー的手法を使った上で、現代と過去を鮮やかに対比させていくところが最大の読みどころでもありました。この作品ではタイムスリップが登場するわけではありませんが、”その後”という形で現代に生きる人物たちが、”彼ら”にさまざまな形で遭遇していく姿が描かれていきます。極めて多彩な演出によって読者を飽きさせることなく展開させる汐見さん。予想外の展開に思わずうるっとされる方もいらっしゃると思います。そして、なんと言ってもこの作品の最大の読みどころ、それはシリーズ通しての主人公である加納百合が登場する〈水鉄砲〉です。
『どうせ変えられないだろうから初めから何もしない、本当にそれでいいのか。本当に、諦めるしかないのか。その答えを、私はずっと探している』。
という百合。
『私は、世界を諦めたくない。私は、自分を諦めたくない』。
そんな百合の決意を描いていく物語には”生まれてはじめて私が愛した人は、特攻隊員だった”という言葉の先の今を力強く生きる百合の姿を見ることができます。1時間もあれば読み切ってしまえる分量なのが少し寂しいこの作品。しかし、そこに詰め込まれた11の物語には、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の世界観を、あの感動の物語を忘れられない私たちに、再びあの物語のこと、そして、私たちが今何をすべきなのか、そのことをハッキリと思い起こさせてくれる物語の姿がありました。
『百合という少女は、ある日突然私たちの前に現れて、ある日突然姿を消した』。
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の”スピンオフ”として刊行されたこの作品。そこには、同作に登場した主人公たちの”その後”が汐見さんのあたたかい眼差しを感じる筆致の下に丁寧に描かれていました。「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」を愛する読者を決して裏切らないこの作品。彼らの思いを改めて噛み締めるこの作品。
“安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬから”…大切な言葉を改めて噛み締める読後。素晴らしい作品でした。
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戦争に行くまでのそれぞれの思いや特攻後の残された人々の姿が描かれている。前作からの回想みたいな感じで、前作を読んだ方がより分かりやすい。
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「あの花が…」の登場人物の想いがまっすぐに伝わってきて、胸が締め付けられるようだった。
当たり前と思っている毎日は当たり前じゃない。
このシリーズを読むと、その事を思い知らされる。
いつか知覧にも行ってみたいなと思う。
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スピンオフ短編集。この作家さんの作品は、読みやすいですね。それぞれの登場人物からメッセージが伝わってきます。中学生や高校生に手に取ってもらいたいなと思いました。
大人も読んで、平和について親子で話したり、考えるきっかけになればいいなと思いました。
あと書きに
原作にはない映画独自の設定セリフやエピソード、キャラクターのイメージ、主題歌からインスピレーションを受け、構想し、執筆した短編がいくつもある。
とありました。
メディア化すると、どうしても原作のイメージがって言う人もいますが、アナザーストーリーを書いてくれたことで、またより前作を読んでみようって思う人が増えるんじゃないかな。
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1時間ほどでサクッと読み終えてしまったけど前作を読んでないとこれは分からないし刺さらないだろうなー。
あとがきにもあったけど、映画などの影響も受けて内容を考慮したようだけど、、、、前作の話が良かっただけに少し1人1人が、薄いかなー。
あ、でも続編の【あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。 あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 】を読んでないのでここを読んでもう1回考えないと、、、、
でも主人公の女の子が14歳であんな経験と恋をして、その後が心配だったので健全な恋と人生を歩んでいて安心しました笑
この時に恋をしていた女性で特攻隊で亡くなった方を思い生涯独り身を貫いているという方がいて(テレビで)、本当に胸が締め付けられてツラかったので、、、、そうじゃない人生を送れる女性もいて良かった。
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。と、あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。の主な登場人物たち、一人一人の‘’その後‘’を集めたお話です。
あの花〜と、あの星〜、の2作を読んだのでせっかくならこちらも読みたいと思っていましたが、なかなか手につきませんでした。
というのも、あの花〜や、あの星〜から得た戦争の姿に怖さを感じたからです。
ただ、経験した事も無いのに文字だけでも怖さを感じれるなんて、現実で、その目で見た人たちはどれほど怖かった日々なのだろう…と思いました。
ましてや国の為に、死ぬとわかっていながら毎日毎日、1分1秒を過ごした特攻隊員たちはどんな気持ちだったのだろうかと想像もつきません。
今回のシリーズを機に色々戦争について調べたり、見たりしましたが、これほどの知識を得てもまだ信じられない自分がいます。
けどそれは紛れもない事実ならば、より我が国の事として考え、 戦争=怖いもの だけで終わらないように、さらに知識を得ることや考えを持つことが、今の現代を生きる我々に出来ることでは無いかと思いました。
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あの花が咲く丘で、君と出会えたら。
に感動し涙して、
その続編を読むことができて嬉しかった。
当たり前のことに感謝して幸せを感じ、
それを表現できる人でありたい。
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スピンオフ短編集!
描かれていなかった想いや、その後どのように過ごしていたかなど知ることができた。
自分の身の回りにある当たり前は当たり前ではないことに気付かされる。それに気づけば、本当に小さなことにも幸せを感じることができると思う。
まだ読んだことがない人は、3作品まとめて読んで欲しい。
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映画で本編を見た。くっっそほど泣いた。Anotherが出たと聞いて書店へダッシュ。読み終えた今の感想は本編にでてきた全員が救われたような気がした。千代ちゃんもずっと石丸のことを想い続けて最後には石丸が迎えに来てくれたこと。加藤さんも父親の汚名を晴らす為に一矢報いたこと。百合が新しい人と出会えたこと。その新しい人がまさかの…