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自分らしく生きていいんだってことを肯定してくれるような作品です!
主人公の人間観察が面白い。どの人も否定をしない。一人一人の個性を楽しんでるところがまた良い!
ちょっと悪口のように感じるあだ名もその人の特徴を捉えてのもの。その人の気にしてる部分まで愛してあげる??寛容なところもまた良きでした。
好きという感情と不器用ながらも真剣に向き合っていくみるこちゃんの姿や心の声に
自分の思いを代弁してくれてるみたいな所もあり、さーっと読めてしまいました!
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みるこ変わり者すぎるだろwwww
お気に入りポイントは、イケメン社会人から好意を寄せられたときに欲に忠実すぎるあのシーン。笑ってしまった。
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帯見て予想はしていたもののそれ以上に癖強い主人公だった(笑)ただ素直で他人からの悪意に鈍感なとこは憎めない、むしろ愛おしい!我が道行くヒロインを見ると憧れを抱く部分もある。恋愛未満小説とあったけど、正直それは違うかなと思いました。
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1人で足りていると1人では欠けているの比較
承認欲求や幸せの出所やステージは人それぞれってこと
でも自己完結した幸せがあるから、他人への受容が高い?
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主人公の海松子は、(本人は至って真面目に)周りとコミュニケーションをもっと取りたいと思い、口臭から何を食べたか判断する特技を訓練してまで身に付けたり、自分の身なりに無頓着だったりで変わり者。
でも、"まね師"(海松子が脳内で呼んでる失礼なあだ名)こと萌音の、表面的に見ると一般的には嫌われがちな行動を特技・個性として捉えるなど、人のことを悪く言わないどころか、良い部分を見つけ、それを本人に率直に伝えるところは素敵。しかも、仲良くなりたい、良く思われたいというような下心なく話しているのが良い。(ただし褒める部分がズレていて、相手は褒められてるとは思えないところが、海松子を変わり者たらしめる所以……)
そんな変わり者の海松子を見守る(?)人たちも良かった。
萌音が海松子にズバッとツッコミを入れるのも、己の特性に対して海松子相手には開き直っているのも面白い。
奏樹は年相応な部分もありつつ、豊富な旅行経験からか周りよりも達観しているというか……なんだか格好良い。
終わりも、個人的に好きな結末だったので、良い気分で読了できました。
20代前半頃までよく読んでいた綿矢りささんの作品、最近はあまり読まなくなっていたけど、久しぶりに読んだらやっぱり好き!!ってなった。綿矢ワールド最高です。
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これこれ!ってなる。
「わかるわあ」ってなりつつも、愚直に表現する主人公に若干憧れながら読み進めた。
出てくる人全員いい人。
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読み終えて思ったのは、いい意味で「ふざけて書いたなあ」という点。綿谷りささんと言えばザ純文学というイメージで、ちょっとお堅いイメージを抱いている読者は多いと思う。しかし本作はそのイメージをぶっ壊してくれるはず。
主人公は一言でいえば「不思議ちゃん」で、口臭から昼ごはんを推理してそれを相手に聞かせたり、休みの日は凧揚げを趣味としていたり、初チューで欲情しすぎて相手にドン引きされたりと、なかなかのクセ強キャラクター。
本作はそんな主人公が周囲を巻き込みながらなんやかんやして、最後にはタイトルである「オーラの発表会」へとつながってゆく、、、のだけど、たぶんこの文章だけ読んでも訳がわからないと思う。
僕自身、「オーラの発表会ってどういう意味だろう」と思っていたのだけど、終盤にその意味がわかって爆笑した。笑
とにかく作者さんの遊び心満載なので、特に綿谷りささんの作品を読んだことがある人には是非読んでもらいたい一作。
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解説で、綿矢りさは新しいフェーズに入ったと書かれていた。解説者にとって今作は「想像の斜め上」をいくものだったらしい。個人的にそこは同意しかねる。デビュー作「インストール」から綿矢りさはイカれているし、今作も安定してコワレている。
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ヒロインがとても魅力的で周りの人が魅かれていく様子が嬉しかった。やはり人は純粋な人に惹かれていくのだと思いました。
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うまく感想が書けないのだが、
1人で生きていけることも素晴らしいし良いことだけど、結局人といる時間も大切だなと思ったし、
どんな個性の持ち主も、
それぞれ不正解なんかなくて、自分を貫いていていいんだと思った。
きっと、そんな個性も含めて魅力として見てくれる人はいるんだから。と、私も自信を持とうと思う。
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二周目の恋に掲載されている『深夜のスパチュラ』が大好きで、ワクワクしながら読んだ。
綿矢さんの物語は会話のテンポ感や、登場人物の個性の強さがずば抜けて良くて読んでいて飽きない。
私も海松子やまね師と一緒に大学生活を送りたいと強く思った。
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少しだけ生きづらいはずなんだけど、気づかず気にせず日々を暮らす主人公。その描写がどうやって書いたんだろう?とただただ感服します。 ピカソが小説を書いたらこんな感じだろうなぁ!
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主人公の海松子がとても魅力的。特技が脳内で失礼なあだ名をつけること、趣味は凧揚げという一風変わった人物。友達の萌音も、人を真似することでイキイキとするという、これまた変わった人物。周りの人とうまくやりたいのにやれない不器用さが、海松子の純粋さであり、それに気付いた人たちは自然と海松子と関係性を築いていく様子が良かった。クスクス笑えて、クセになる作品でした。
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図書館の本㊹
主人公が風変わりで面白い本だった。
周りの人に対しての、イメージでつける脳内あだ名がユニークで、
時々ニヤニヤしながら読んでしまった。
個性的で、周りにはいない雰囲気を持つ海松子だが、その行動に基づく思考はいたって真剣そのもので、そこがまた周りと少しずれているのがポイントであり、個性だと感じた。
周りを取り巻く友人や家族も魅力的なキャラクターだった。特に萌音が好き。
異性関係で悩む描写もあり、個性的な海松子はどのような思考で恋愛を考えるのか興味深く、予測できない展開にワクワクしながら読んだ。
終盤のほうでようやく『オーラの発表会』とこのことか、、、!という展開になってくる。また読みたい本。
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大学に入る前の自分に読ませてやりたかったなと思う。だが、残念ながら入学前には作品自体が成立していない。
この生々しさを純粋に間に受けるには、年月が過ぎてしまった気がする。
大学時代のあの日あの時あの瞬間の拙さを思い出さずには居れない。