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遠耳のホタルと軍神の側近シキの2人は本編の時からおやおや?と思ってたらさらっと結婚式しちゃってすごく経緯が気になってたので上下巻でたっぷりと読めて嬉しいです♡
たくさんのものを押し殺し、常に侍女然としてその世界にはサクラが全てだったホタル。
たくさんの感情を感じ、きっと幼い頃から悲しい思いもたくさんしてきて、そのうえで出会った初めて自分にとって救いであり全てとなったサクラがカイに惹かれ......サクラの想いが成就したことが嬉しいと思うのにこれまで2人でずっと支え合ってきた2人で1つのような狭く優しい世界に1人取り残されてしまったような孤独に淋しさを感じ、涙を流すホタル。。。
本編では常にサクラに寄り添い強く見えたホタルの諸刃の剣のような儚さと幾度となく流れる涙が美しくて切なく胸がぎゅっとなりました( ߹ㅁ߹)
これまではサクラを思って流してきた涙。
そこへ無遠慮だけど間合いを測りつつ、時に強引に踏み込んでホタルの心を乱す存在が入り込んできて。今ホタルが流すその涙は、誰を想って流れているのか......。誰から見てもどうしようもなくもどかしくて、タイプが違うからこそ本気なのかと心配になる、女たらしのシキにとってもおそらく人生において最も手強い相手であるホタルとの恋。
あのちゃらい浮名を流しまくってたシキの真剣な様子と感情が間に合わないほどに戸惑い無自覚に伸ばされる手にドキドキしてしまいます(*´艸`*)♡
たった1人を見つけたシキの真剣さにきゅんきゅんしました。
番外編のほろ苦い初恋の思い出も温かくてほっこりしました(*´꒳`*)
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軍神の花嫁 の外伝。軍神の側近シキと妃の侍女ホタルの物語。
ホタルの固さが本当にもどかしい。自己評価が低い人間は幸せを遠ざけてしまう、の典型。
それをシキがきっとどうにかするのであろう。すごく面倒で大変で難しそうだけれども。下巻に続く。
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抱かれあふれるシンデレラロマンス。大人気作『軍神の花嫁』外伝、上巻!
目が離せない。姿を探さずにはいられない――。
地味な娘だ――軍神の側近シキのホタルへの第一印象はそんなものだった。何かを洗い流すかのように静かに涙を零すその姿を目にするまでは。
軍神の妃の侍女ホタルにとって、飄々として何を考えているか掴めないシキが一番苦手だった。「遠耳」と呼ばれる特異な聴覚の持ち主であることを知られるまでは――。
恋に落ちることなどあるはずもなかった騎士シキと侍女ホタル。そんな二人がどうしようもなく惹かれていく様を、甘くもどかしく描く『軍神の花嫁』もうひとつのロマンス。