日経新聞だけではなく経済のしくみを解説してある
2016/03/14 20:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はなこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は漫然と読んでいた日経新聞。どこをどう読むとよいのか、ヒントを知ることができる本。さくさく読めます。
個人的には「第3章 日経記事がすんなり腹に落ちる「企業」のしくみ」がとてもためになった。財務諸表はボックス図で読むといいよ、と言われると苦手意識も軽くなる。大学の経営分析の授業でこういう風に教わっていたら、苦手な数字にもっとポジティブになれたかも。
アベノミクスってほんとうにいいの?に対する答えが考えられる話も入っていて、日経新聞の読み方だけでなく、今の日本の経済の仕組みを気楽に知ることができる本だと思います。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:和貫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日経新聞は ビジネスに役にたつ それをどう読むか?活用するか?よく書かれており参考になりました。
投稿元:
レビューを見る
この手の「日経新聞本」は数多く出版されているが、それらの本を切り貼りして作ったのではないかと思うぐらい目新しさに欠けた。内容もそうであるが、構成や切り口も凡庸であり今までこの手の本を読んだことのある、あるいは常日頃から日経新聞を読んでいる人にとっては読む価値のない本である。事例は新しいものが多かったが、それを差し引いてもこの手の切り貼り本が数多く出版されるのは残念である。
投稿元:
レビューを見る
新聞は読み物としておもろい
社説は事実と意見を分けるお手本
一次情報
一人当たりのGDPが停滞→生産性の向上が必要
GDP, 一人当たり名目GDP,CI, 短観、消費支出、現金給与総額、プライマリーバランス
ボックス図
売上、粗利、固定費(人件費、その他)、経利
企業の利益の大きさを決めるドライバー
単価、販売量、原価、固定費
企業のキャラ
収益性、生産性、成長性、安定性
企業価値は、事業価値+手持品キャッシュ
企業価値−有利子負債は、株主価値
GDp=C+I+G+(EX-IM)
上場企業の一人当たりの営業利益平均は100〜200万円
ならべる、くらべる、ファンチチャート
事実と意見に分ける
投稿元:
レビューを見る
日経新聞を読むうえでの経済と企業の知識について書かれた一冊。
数字力と論理的思考力を高めるための経済の仕組や企業の会計の仕組がわかりやすく書かれていて、かつ関連する記事も掲載されていたり、指標面から世界経済の現況も解説されていて非常に勉強になる一冊でした。
経済はGDPを中心に企業は総資本利益率を中心に解説されており、日経新聞の記事からこれからの世界情勢を予測したり、記事の本質にある部分に迫る方法などが解説されていて、そんななかでも日本の財政の問題やマネタリーベースやマネーストックのところは印象に残りました。
ざっくりとした経済や企業の知識を本書で身に付けることが出来たので、これから日経新聞を本質に迫った読み方ができると感じた一冊でした。
投稿元:
レビューを見る
景気指標の解説が自分としてはとても役立った。あと財務諸表分析の方法の基礎の解説も。日経新聞の読み方がイマイチだと思っている人にオススメ。
投稿元:
レビューを見る
いやらしいタイトルはさておき、基本的な経済政策と企業分析その他の経済指標の読み方の解説書。とりあえず著者の日経新聞愛が溢れている。
投稿元:
レビューを見る
図書館で借りた本。
新着本で気になって借りてみました。
第一章、著者の好きな記事の紹介は楽しかった。新聞を読むのは、苦行であり、ちょっと勉強してるよ。っていうパフォーマンスでもあった自分にとって、新聞を読むことを楽しみにしているというのは、斬新でした。6章のデータから見る景気の動向は、何の知識もない自分にとって、大変勉強になりました。明日には忘れちゃうんだろうなぁ。何か一つだけでもいいので、毎週データを元に何か考えてみようかな。
投稿元:
レビューを見る
*「社会人になったらまず日経」に間違いはない。ウェブだけに頼っていると、見るニュースが自分の興味のあるものに偏りがちになってしまいます。”効率的な情報収集の手段”としての新聞の優位性はいまもなお揺るがないと感じています。自分の周りを見渡しても、日経新聞を読み込む丹念さと読書量は比例しているように感じます。日経新聞を読み込むことで興味の対象や関心の幅が広がり、本を読もうとなるのは自然な流れなのかもしれません。「私にいくばくか教養のようなものがあるとすれば、それを培ってくれたのは、「本・人・旅」の三つです。私はこれまでの人生で、「本・人・旅」から多くのことを学んできました。あえて割合を示せば、本から50%、人から25%、そして旅から25%ぐらいを学んできたといったところでしょうか。」
*デキル人のプレゼンテーションは、なぜ説得力があるのか?企業が経営不振の状態に至った原因はさまざまですが、いずれにしても、ハッキリとした理由があります(理由がなくて経営が悪化することはありません。)「いい会社」と「悪い会社」を見極めるポイントは至るところにあるのですが、両者の違いが顕著に表れるのは、日々、社内で行われている「会議」です。パッとしない会社の会議は、たいていこんな特徴が見られます。事実と意見の違いがわからず、発言内容がごちゃごちゃしている。出席者の発言を聞いていると、どこまでが事実で、どこから先が意見なのか、まったく判然としないのです。黙って聞いていると、その違いがわからないまま会議が終わってしまいます。当事者たちは長年、そんな調子で会議を行っているため、もはや、そのような会議に慣れっこですし、どこに問題があることすら感じていません。しかしみなさんの周りにいるデキる人のプレゼンテーションをちょっと思い出してください。まずは、営業実績であったり、世の中の変化の事象だったり、何らかの客観的なデータで「事実」を示しますよね。事実はできるだけ数値化する。ビジュアルにして見える化する。いってみれば、これが「数字力」です。そして、その事実に対して、自分なりに解釈し、メッセージに変換して、会議などの場で人に伝えます。これが「論理的思考力」です。論理的思考力とういと、「フレームワーク」をどう使いこなすかという議論になりがちですが、簡単にいってしまえば、事実を積み上げて、「それで何なのか?」という結論、メッセージを導くことにほかなりません。だから、論理的思考力と数字力のお作法を駆使して話す人のプレゼンテーションに私たちは説得力を感じるわけです。その点、日経新聞の社説というのは、客観的な「事実」をもとに自分なりの「意見」をまとめたお手本のようなものです。会議やプレゼンのときに必要な論理構成は、社説がとっても参考になるのです。
*論理的思考力を身に付けて、氾濫する情報に振り回されない人になる。敢えて日経新聞を購読することをおススメしたい。日経新聞の記事になるような世の中の出来事やテーマ(=事実)に対して、自分の考え(=意見)を形成する前にウェブで流れて来る、お手本のような記事だけに触れるのは、あたかも模範解答を見ながら問題を解いている��うなもの。自分の考えるという行為を放棄しているわけです。自分で考えることをしないままウェブで流れてくるニュースを読んでいるだけだと、氾濫する情報に振り回されることになりかねません。ウェブに流れて来る情報に身を任せていると、もっともらしい情報になびいて、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、どっちつかずの思考になってしまいます。
*一国の経済の状況を示す指標はたくさんありますが、政府がもっとも重視しているものをひとつだけ挙げるとすれば、それは「GDP(国内総生産)」といってよいでしょう。日経新聞で「経済規模」という言葉が出てきたら、GDPのこと。また、「経済成長率」といったら、GDPの成長率のことを指しています。
*GDPは国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額。国内にいる個人や企業が生み出した付加価値の総額がGDPというわけです。ここで、一定期間というのは、1年と考えてください。では、負荷価値って、何でしょうか?会計を勉強している人ならイメージしやすいかもしれません。企業の損益計算書(P/L)でいえば、ざっくり”粗利(=売上総利益)みたいなもの”と考えればよいでしょう。粗利ですから、付加価値であるGDPは、「売上高ー仕入高」となります。ポイントは、”売上高ではない”ということ。一般的に、企業は納入業者から商品を仕入れて得意先に販売します。そのため、すべての企業の売上高を足すと、ダブルカウントしたことになり、一国の経済規模を正しく表せなくなってしまいます。
*日本のGDPの額は、ここ20年ほど、およそ500兆円。GDPの大きさで国民の所得水準が決まる。GDPは企業でいえば「粗利」みたいなもの。企業の人件費は、粗利からねん出されます。GDPの大きさによって、私たち国民の所得水準が決まってくるわけです。
*GDP=C(個人消費)+I(企業投資)+G(政府支出)+(EX(輸出)-IM(輸入))
投稿元:
レビューを見る
内容にまとまりが感じられない点が残念。しかしながら、広く浅く分かりやすく企業や経済の知識を得ることができるため、日経新聞デビューを考えている人向けの一冊。役員は誇張表現であると思う。要点は以下の4点。
1.日経新聞のメリットと付き合い方
・日経新聞は、数値化された客観的事実をもとに自分の意見を持つというスキル形成に最適である。
・日経新聞は義務感で読むのではなく、自分が儲けるために、又は楽しむために読むのが良い。
2.経済のしくみ(マクロ経済)
・GDP、財政政策、金融政策、直近の話題であるアベノミクス。
3.企業のしくみ(会計学)
企業財務の観点から収益性、生産性、成長性、安全性の4つに着目し企業の構造を読み解く。
4.毎週月曜の朝刊「景気指標欄」の読み方及びそれを踏まえた世界各国の経済状況の概観。
経済は生き物であり、常に変化し続ける。積読していた本書を読み、そのような感想を持った。本書でパンドラの箱の如く指摘されていた「マイナス金利」という政策も今実際に導入されている。流動的な国内外の経済動向に絶えず注意を払い、自分なりの意見や解釈を持つことが、今後より一層重要視されてくるだろう。そのためにも日経新聞を楽しく賢く活用していきたい。
投稿元:
レビューを見る
役員になる人のためかどうかはともかく、日経新聞を読みこなす「コツ」をうまく入れている本だと思う。
日経新聞の使い方、経済(アベノミクス)の基本、企業(会計)の仕組み、数字(ROA)等を並べる・比べる、論理思考力のこと、世界経済と全体を扱っていると思う。
日経新聞を読むという行為もそうだが、社会を理解するための方法を獲得するためにもよいと思った。
投稿元:
レビューを見る
「役員になれる人の」というフレーズがついていなかったら、日経の読み方を指南してくれる本としてもっと☆をつけてもよかった。財務諸表や経済指標の解説や、それらを記事を読むときどう使えばいいかなど、わかりやすく説明されているのだが、これらは中堅以上のビジネスパーソンなら既に普通にやっているのでは…。
日経を読む際に、「役員になれるような人」が、一般人と違ってどういうところに注目しているのか、その独自な目線を教えてくれるのかと思って手に取ってみたのに、書いてあることは基本中の基本とも言え、その基本中の基本をしっかりやってこそ役員になれるのかもしれないが、ちょっと思っているのとは内容が違っていた。
役員を目指す入社1~3年目くらいのビジネスパーソンにちょうどいいのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
【感想】
日経を読んでいる割に世の中のことが分かっていない現実・・・
むしろ、記事を読んでもピンとこないという現実・・・
「読み方」について学ぼうと本書を手に取ったが、これは既に内容を熟知した人向けの作品なのであって、初心者の自分には結局何もよくわからず。
「ドラマものとして楽しく読もう」というスタンスだが、そもそもそこにまず追いついていない自分にとっては少し手出しするには早かったのかも。
また、書いてある内容についていけないということと「書かれてある内容が必ず事実である」という事を鵜呑みにできていないあたり、読んでいて意味があるのか不明になってきている。
読む事がスタートであるとは思っているが、結局何のために読むのか、読んだことを何かに活かせているのか、そのあたりは今後の自分の課題なんだなと痛感・・・
とりあえず、書いてある内容をしっかり理解して、局所的ではなく全体的に理解できなくちゃいけませんね。
今は「日経を読んでいます!」と言う事すらできない理解レベルだからなぁ・・・
こういう本を読むと、自分の理解力のなさに痛感して辛くなってしまうな。
読めるようにならないと!
【この本から何を実践する?】
・新聞に書いてある内容をしっかり理解して、局所的ではなく全体的に理解すること!
・勉強する為に読むのではなく、「儲けるために読む」したたかさを身に着けよう!
・「何の為に読むのか」目的をハッキリとすること!
【内容まとめ】
1.経済やビジネスは「人間ドラマ」そのもの。「事実は小説よりも奇なり」で、日経新聞の記事を理解できるだけでも楽しいものです。
2.勉強するために読むマジメな日本人、儲けるために読むしたたかなアメリカ人。
日本人の多くは「職場で恥ずかしい思いをしないように」「必要に迫られて義務感で」読んでいる。
3.記事は「事実」と「意見」を頭で分けながら読む
記事の中で述べられている意見は、あくまで日経新聞の記者本人の意見。
何でもかんでも疑うことなく鵜呑みにしてしまうのは少し危険。
【引用】
経済やビジネスは「人間ドラマ」そのもの。
「事実は小説よりも奇なり」で、日経新聞の記事を理解できるだけでも楽しいものです。
p24
・勉強するために読むマジメな日本人、儲けるために読むしたたかなアメリカ人
日本人の多くは、社会人としての常識や仕事をする上で最低限必要となる知識を得ることを目的としているのでは?
職場で恥ずかしい思いをしないように、「必要に迫られて義務感で」読んでいる。
これに対して、アメリカ人は「儲けるため」に新聞を読んでいる。
p26
・風が吹けば桶屋が儲かる
風が吹いて土ほこりが立つ
↓
土ほこりが目に入って目の不自由な人が増える
↓
目の不自由な人は三味線を買う
↓
三味線に使う猫の皮が必要になり、猫がいなくなる
↓
猫が減るとネズミが大量に増える
↓
ネズミが増えると、ネズミは桶をかじる
↓
桶の需要が増えて桶屋が儲かる
p44
・GDPってなに?
国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額
p46
日本のGDPはおよそ500兆円
2010年に中国に抜かれるまで、42年間にわたって世界第2位だった。
p98
GDPは世界第3位だが、1人当たりのGDPは、なんと世界25位!!!!
1位はルクセンブルク、2位はスイス、3位はカタール、4位はノルウェー
日本経済の根本的な問題は、1人当たりGDPの成長が止まったこと。
p102
・スイス…自立した個人、豊かな社会
人口は東京都より少ない800万人ほどしかいない小国でありながら、1人当たりGDPは8万ドルと世界第2位。
経済的にとても裕福な国。
また永世中立国であり、他のどこの国にも与しない「中立」を守る一方、徴兵制度を採用し、有事の際には焦土作戦も辞さない防衛体制を敷いている。
EUにも加盟しておらず、どこにも迎合しない強い意志を持った国。
また中学生ともなれば、英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語など複数の言語で不自由なくコミュニケーションをとることができる。
誰かに与えられたものではなく、自立した個人が自らの努力で勝ち取った、「豊かで幸せな生活」。
p126
・企業のキャラを決める4つの要素
1.収益性
2.生産性
3.成長性
4.安全性
p206
・記事は「事実」と「意見」を頭で分けながら読む
記事の中で述べられている意見は、あくまで日経新聞の記者本人の意見。
何でもかんでも疑うことなく鵜呑みにしてしまうのは少し危険。
p208
・判断力は「価値観」「合理性」「感情」の3つで決まる。
p302
・電子版も購読するメリット
記事の保存、整理、検索といった点では、圧倒的に電子版が優れている。
投稿元:
レビューを見る
企業のキャラ分析であれば、売上高や利益額を5年とか10年分ならべてみるだけで、すう勢や傾向がわかります。営業部で各担当者の獲得アポイント数、提案件数、見積書提出件数、契約受注件数などを何ヶ月分かならべるだけでも、多君課題が見えてくるはずです。日本の1人当たりGDPを20年分ならべてみると、それだけで「日本は成長していない」という事実が浮かび上がってきます。(pp.172-173)
政府、日銀も物価を無理やりあげようとしていますが、モノの価格というのは、需要(実需)と供給の関係でしか決まりません。需要と供給以外に価格を決める要素など何ひとつない。これがいろいろなビジネスの現場を見ている私の実感です。(p.219)
投稿元:
レビューを見る
日経の読み方に絡めて、経済・企業等の各主要トピックの内容が書かれているもので、日経の読み方だけに焦点を当てたものではなく若干期待外れではあったが、筆者のメッセージは、ある程度ベースの知識があってこそ日経新聞の記事は面白いということなのかもしれない。
ファイナンス・会計等の専門分野の本を読んで勉強するのも良いが、そこはベースの知識として標準装備した上で、最新ニュース・担当業界(船)の情報収集に、より意識を集中しアンテナを高く持ちたいと改めて感じた次第。特に参考になった情報は以下。
①日経オンラインとEvernoteは互換性が良い。Evernoteで記録を取ると関連記事を自動的にEvernoteが拾ってくれるみたいなので、試してみようと思う。
②数字は1人当たりに置き換えると分かりやすい。例えば、日本のGDP500兆円だとイメージが沸かないが、1億20百万人で割ると約4百万円と言われるとぐっと身近に感じることが出来る。(大体の平均給与)
③数字を見る時は(a)時系列に(b)同業と比較をするとイメージしやすい。