実態にそぐわない
2025/04/15 19:19
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投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る
欧州好きという感じの筆者の主張がありありと読み取れ、また最近は少人数のグループの職場なので実態にそぐわない。
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会社を辞めるつもりはないが、出世を目指してがむしゃらに働くことはせず、最低限やるべき業務をやるだけの状態「静かな退職」についてのアレコレ。「静かな退職」に対するスタンスがはっきりせず、やや消化不良。
前半(1〜4章)は、日本で「静かな退職」が増えている背景の解説と、欧米での働き方との比較。そもそも欧米の働き方は、経営幹部たるエリートを除けば「静かな退職」状態がデフォルトで、全員にがむしゃらを求める日本の方が特殊。という話。これについては、まあそうですね、という感じ。
5章からは、個人として「静かな退職」を実現していく方法が説明される。のだけど、4章までで、「静かな退職」に対して肯定的なのか否定的なのかが明らかでないので、読んでいて戸惑いが強い。最後まで読むと、著者としては肯定的なスタンスなのだな、というのが分かる。
そして、結論として「静かな退職」現象を定着させ、「忙しい毎日」を解消するための方策を提案している。
ただ、この問題を当事者の上司部下の取り組みはもちろん、国の政策でもどうこうすることは出来ないよな、という感想。(高プロ制度への日本社会のアレルギー反応を見るに)
結局、欧米型の「エリートと一般従業員に明確な差をつけるマネジメント」を実践する企業が、従来型の日本企業を市場競争で駆逐するしかないのでは?というのが個人的な認識。欧米型の方が生産性が高く、社員/従業員にメリットがあるなら、そう出来るはず。
でも、まあ、そうはならんやろうなあ、という感じ。既存の働き手で「静かな退職」を選択する人には、今の給与形態が維持される方がメリットあるので。(結果、フリーライダーになる)
なので、著者が悪いわけではないけど、この問題に関して、個人的には明るい道筋を想像できないので、モヤモヤしたまま。
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読了。関連動画を見て、本を買って読んだ。この著者の本は3冊買って、あと一冊残っている。最近、動画ばかり見てる(聞いてる)ので、本を読まなくなった。結構ワクワクして動画を聞いていた。本も良かったが、本のタイトルだけでは、本屋では買わなかった。
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前半は日本型雇用と欧米の雇用(※注:単純に欧=米ではない)について世間で誤解されていることを含めての振り返り的な内容で、多くは同著者のこれまでの著書でも解説されていた内容だが、私自身改めて復習となった。後半は表題の「静かな退職という働き方」の実践マニュアル的な内容。
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日本以外の雇用システムの実態と比較しながら、日本の雇用システムを、点ではなく構造で示した上で、静かな退職が今後の少子高齢化社会のキーになりうることを示した、わかりやすい書。日本のシステムが女性活躍によって10年単位で構造変化していった考察はほんとその通りと膝を打った
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昨今注目される静かな退職に着目し、これがむしろ世界的にはデファクトスタンダードに近いといったことを述べている。
やや中盤のハウツー的なものが冗長な感じはしたものの、日本と欧米の雇用習慣を比較し、静かな退職について述べているのは面白かった。
よく欧米は仕事が適当と言われたりするものの、半分正解で半分不正解。上澄みのエリート層はめちゃくちゃ働いてるし、非エリート層は静かな退職に近い働き方で、いわゆる必要最低限の仕事をする。
静かな退職は、仕事に必要最低限のことをして、それ以外のことはしないことを意味する。だから、甘えてもいいわけではなく、あくまで成果にコミットし、それ以外はしないという必要がある。
企業に関して長年調べてきた筆者でもあり、日本と欧米の雇用環境をきちんと比較し、それぞれの立場から割とフラットに見ていると感じた。
日本的雇用はスキルもない新卒が採用されたりと最初の間口は広いものの、誰でも年次が上がれば給料も上がるという幻想にいつまでも囚われてしまってるが故の弊害もある。しかも昇給理由は、家族を養えないといった身も蓋もないこと。
こうした異常性に対して、周りがみんな気づき始め、それが静かな退職への肯定的な見方に繋がってきたと思われる。
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静かな退職の働き方を全うする仕事術
・お荷物であってはならない
・マナーができている
・明日の投資より、今日の心証点稼ぎ
・時間があるときは、あえて厄介な仕事もうける…などなど
これを意図的にできる人は、しっかり昇進して稼いでる気がする
静かな退職も、なかなかレベル高いね
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欧米の働き方に関する記述にはビックリした。その感覚は、日本人とは相容れないものがありながらも、合理的な考え方だとも思った。日本人はまじめな人が多く、「相手のために」と思ったら、サービス残業を行うことが当たり前だと思っている。逆にこの考え方が不況の一端になっているのではないかという示唆は興味深かった。
後半の、行政への提言は、読書のほとんどにとっては無関係なので不要だったのではないかと思った。
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日本人は仕事でもしも・・に備えたり、不良品率を極限まで下げるなど完璧を目指そうとして、その結果生産性を下げている、という指摘に共感しました。人口減・労働人口減の問題が今後大きくなりますし、これからは忙しい毎日ではなく、時間的・金銭的にもほどほどにゆとりのある生活ができるような勤務体系が当たり前になったり、前述のような過度な完璧を追求する文化が薄れていくといいな〜と思いました。
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今後の働き方を考えさせられる本であった。静かな退職という名前は知らなかったが、それに近い働き方を、自分自身がしていたことに気づいた。静かな退職は家庭との両立、経済的部分的な自立をする必要があり、これから多くの日本人に求められることになると感じた。