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東日本大震災から前を向いて立ち上がる話し。
印象に残ったのは
文庫版後書きに書いてあった二つの文章
腹が立ってたまらなかった。それはテレビ番組で
ふるさとをみんなで歌って締めたこと。
実にあざとい。涙で締めたいのだと、私は思った。多くを失った人々の思い出に乗じることを、
何とも思わないのか。それは品性の問題だろう。
もう一つは
生きている者は死んだら無になるのではなく、
灰になるのではなく、どこかべつのところで生きている。目の前から消えたが、心配いらない。
どこかで楽しくやっている。
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第一章から泣いてしまった。真ん中あたりで泣きかけて、最後でやっぱり泣いた。今の生活は当たり前じゃないし、いろいろあるけど今の自分は幸せなんだなって気付きました。
さみしかったけど最後は気持ちが楽になれる結末で良かったです。
「小さな神たち」ってそういうことかー!!
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東日本大震災で家族を失った青年の物語。
青年の後悔だったり、やるせなさだったり…
心が痛かった。
自分を許すことができず、ずっと後悔の海を漂っているように見えて、この人が自分を許せる時はくるんだろうか…と思いつつ読んだ。
前に一歩踏み出せた姿には思わずホロリ。
これが本当であって欲しいと思わずにはいられないファンタジーだった。
遺された家族の思いは想像するだけで…というか想像を絶するものがある。
想像して、簡単に共感することすら失礼なのではないかと思ってしまう。
私にできることはやっぱり忘れずにいること。
時に思いだし、思いを馳せること。
それだけかもしれない。
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東日本大震災大震災で家族5人と1匹をなくした晃の物語です。大学進学のためちょうど晃が上京している時に震災は起こりました。心に残ったのは震災は何年が経つと歴史になるということ。そして、当事者たちいがいは直ぐに震災から立ち直って普通の生活をするようになることです。正直、いつまでも立ち直れないとせっかく生き残った意味がないと思います。でも、完全に忘れるという訳ではなくそのような事があったことをココロに刻んでしっかり前を向くことが大切なのかと思いました。最初に見たのが小説だったのでドラマも見てみたいです。