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2008/3/24 Amazonにて購入。
2012/5/1~5/6
匠千暁シリーズの短編集。学生時代と社会人になってからの話が混在している。相変わらず飲みながらの、居酒屋探偵ぶりが楽しめる。それにつけても、タックとタカチのその後が気になるが、本作品集では大きな進展はない。先に読んでしまった「黒い貴婦人」の方が後だったんだ。
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シリーズものとは知らずにここから読み始めてしまいました。それでもちゃんと面白かったです。テンポとキャラクターがよいなぁ。タカチは色々ずるいなあと思いました。
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呑むほどに酔うほどに冴える酩酊推理!
女子高の正門前に車を停め、夜の職員室に戻った辺見祐輔(へんみゆうすけ)は憧(あこが)れの美人教師の不審な挙動を垣間(かいま)見た。その直後、机上の答案用紙が、さらに車までがなくなった。ところが二つとも翌朝までに戻されていた。誰が、何のために? 辺見の親友であり、酒に酔うほど冴(さ)え渡る酩酊(めいてい)探偵・匠千暁(たくみちあき)に相談すると……。続発する奇妙な事件を、屈指の酒量で解く本格推理の快感!
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薦めてくれた人曰く、これから読み始めるといいかも、との事。
通常がどういう感じなのかは分かりませんが
これは短編集になっています。
時間軸が色々なので、学生だったり社会人だったり。
他のも読みたくなってくる内容になっています。
最後にあった書き下ろしのおまけには
ものすごく笑ってしまいました。
罠にかかったといえば、その一言で終わってしまうのですが
最後の最後にある一文は、想像するだけでも可笑しいです。
4人揃って、手に布を持ち、あちらこちら拭いたのでしょうか?w
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ボアン先輩大活躍。祐輔って書かれると普通に格好良くて別人っぽい。
重すぎもせず、飛躍しすぎもせず、正統派のミステリとして読める短編集。
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タック&タカチ・シリーズ
『盗まれる答案用紙の問題』
教師となった辺見祐輔。盗まれた答案用紙と古い車。学校に残る同僚の女性教師とコピーをとる男性教師。
『見知らぬ督促状の問題』
ウサコの友人に送り付けられた家賃滞納の督促状。マンションの持ち主の市会議員の愛人の謎。男に襲われ殺害された女子大生との関係。
『消えた上履きの問題』
祐輔の勤める学校での事件。消えた1クラスの上履き。町で行われる人気バンドのコンサート。死んだ問題児の生徒。
『呼び出された婚約者の問題』
かつての婚約者に呼び出された男。しかし元婚約者は現れず見知らぬ男のと心中死体となって発見された。自称ルポライターの女性と編集者の関係。平塚刑事と結婚したウサコの推理。
『懲りない無礼者の問題』
バスの中で安槻の悪口を叫ぶ夫婦。田之内教師の息子の死との関係。
『閉じ込められた容疑者の問題』
密室の家で死んだ母親。娘夫婦に盛られた睡眠薬の謎。消えた犯人の秘密。
『印字された不幸の手紙の問題』
ウサコの家庭教師の先で中学生に送られてくる不幸の手紙。手紙を回したものに起こる不幸。
『新・麦酒の家の問題』
ボアンに連れ込まれた豪邸。豪邸の持ち主はボアンがかつて半同棲していた女性。しかし女性は既婚者でありストーカーと化した。ボアンによるストーカー対策と逆手に取った女性の犯罪。
2010年5月2日読了
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匠千暁シリーズ。短編集。
時系列は繋がってはいないけれども、タックとタカチの関係の変化が垣間見れて楽しい。
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名探偵タックシリーズ第七作。
酩酊を謎亭としてしまうところに、作者の愛を感じる。
のんだくれ四人組(なんて書くと異論がキャラクターから聞こえて来そうだが)の仮想的現実は、読む者の理解を得られるのか?
飲み介と致しましては、一緒にぐだぐだ飲みたいなぁ。
一ファンとしては、「名探偵の自白調書」が作品として仕上がっている事に狂喜乱舞。
まず、「麦酒の家の冒険」を読んでから(本当はシリーズ読破して読んで欲しいけど)最終話をお楽しみくださいませ。
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はるか昔にノベルズ版を読みましたが、文庫版を集めなおしているので再読。
ボアン先輩の教師編連作集とか出ないかなぁ……
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相変わらず、よくもそんなに推測、推理、想像、妄想で議論をできるなぁと思う。ただ、そういう想像力なんかは羨ましい。短編集で時代が前後してるからシリーズ通してどのタイミングで読めばいいのか難しい。
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タック&タカチシリーズ7作目。『黒の貴婦人』と同じく時系列のバラバラな短編集。
この本でこのシリーズをもっともっと続けてほしいと強く思った。『依存』以降の短編形式は非常に面白い!このまま短編を続けた後に長編を2本くらい書いて締めてくれたら最高のシリーズとして完結すると思う。『依存』にてラスボス的存在も明かされたのであながちあり得ない展開ではないでしょう。
本作で一番の衝撃はウサコがあの人と結婚していたことです。
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タックシリーズの短編集。第7作目。ボアン先輩が社会人になってからの事件、ウサコが結婚してからの話、学生時代の話など。このシリーズは長く続いているので、何となく自分の大学生時代を思い出して懐かしくなるような面映い感じがする。そして時が経つとボアン先輩が一番自分の心境に合っているような気がするのが面白い。多分読むのは2回目。
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酒に酔うほどに冴え渡る酩酊探偵の短編集。それぞれのお話で飲酒シーンがふんだんに登場し、登場人物たちはいい調子で酔っぱらっています。当人には探偵という意識は特になく、酒を飲んでああだこうだと論じながら事件の真相を解き明かして行くという寸法。
あとがきによると、匠千暁らが登場する話は出版社を跨いでシリーズ化していて、本書は7冊目だということ。シリーズものでありながら、それをあまり感じさせられずに楽しめました。
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タックシリーズ、短編集。
どうしても刊行順に読みたいわけでもないが、作中の時系が発行順ではないので、正確に辿るのはなかなか難しい。
しかしながら、完成度の高い、安楽椅子探偵シリーズであり、ユーモアミステリであり、キャラクター小説である。
特にユーモアセンスはよい。シリーズ作品の多くが90年代に書かれているのにも関わらず、人物たちの小洒落たテンションや会話は、全くそれを感じさせない。
久々に、愛着を持てるシリーズものの登場。
4
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短編集なので、ひとつひとつの話は短いけれど、切れ味は抜群。些細な謎を突き詰めていくと、人の悪意という毒を孕んでいることが透けて見えてくるのはシリーズ特有のものだと思うが、不思議と読後感は悪くない。「督促状」「上履き」「不幸の手紙」あたりが特にお気に入り。