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・・・・・どう生きればよかったのでしょうか?
トー横に行かなければよかったのです。
高校生で新宿(トー横)を知らなかった無知は仕方なかったとするならば、カラオケルームで歳下の女の子が一緒になってから、トイレに行くふりをして逃げる事は可能だったはずです。それも無理ならトー横の件で脅迫めいた事情が生じたら親、教師等に相談して過ちを表面に出してしまう潔さを普通の人間なら持って欲しいです。
普通に生きることに拘り過ぎでは無いでしょうか?
今の世の中は多様性を重んじる割に枠からはみ出た人間には冷ややかなのでしょうか?
そんな事はないと思います。人に迷惑をかけたり罪になる事をしないで生きていけば人それぞれの生き方があって良いと思います。
学生時代によくグループで行動する事に拘る人がいますが、1人でいる事、1人でいられる自分でもあって欲しいです。
連むの事に固執するのは決して意味はないですよ。
これは今の世の中を知るには貴重な1冊ですね。
流石は月村了衛さん、圧巻でした。