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著者の投資手法として、4つの手法が紹介されていましたが、どの手法にも共通するのが成長株に投資していることだと感じました。
その上で、リスク管理を徹底していたからこそ、3億円もの金融資産を築けたのだと思います。
ただ、著者の投資する際のPER基準は、私にとってはかなり高いので、投資手法はとても真似できないですね。
あと、本書で非常に参考となったのが、IR説明会や全国で開催されている勉強会での留意点です。これを読んで、私も参加したくなりました。
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投資スタイルは学びになった。
本質的にこの系統は、
参考程度に留めておかないと
危険だね。
投資スタイルは人それぞれであって、
儲けるだけではない。
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モメンタム投資や株主優待需要投資など著者が5年で1億増やした手法が丁寧に描かれており、実践的で分かりやすい!
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▪️5年で1億貯める株式投資
金持ちになるには、1.起業 2.出世 3.投資の3つ。著者は若いときに投資を選択。
①新高値ブレイク投資
・年初来高値や昨年来高値を更新した「新高値」の銘柄を最初に「52週」など期間を指定して新高値の銘柄を絞り込み。「業績」をチェックして将来性を考える。
・参考著書は「伝説のファンドマネージャーが教える株の公式」
・一度モメンタム(勢い)がつくと、株価は大きく上昇する
・短期で儲けるには集中投資。最初は自分が良く理解できる1〜2銘柄に集中投資して、その後に保有銘柄を増やしていく
・リスク回避として、8パーセントの損切りルールを徹底する。そして別の銘柄にシフトする方が、確率論における期待値は高まる
・株価がマイナス8%になったら躊躇せず、すぐに資金を引き上げて改めてエントリーし直すか、別の有望株にシフトする
1. 年初来高値や昨年来高値を更新した「新高値」銘柄を証券会社や株式情報サイトでスクリーニング。
2. その中から「株高の初動」に入っていそうな銘柄を説明資料などからピックアップ
3. 絞り込んだ会社に好調な売れ行きが期待できる有力商品・サービスがあれば、実体験してチェック
4. 業績と株価の向上が最も期待できる銘柄に投資
5. 株価の上昇が続く間は持ち続け、場合によっては買い増し、株価が上昇せず、買値から8パーセント下がったら損切りする
②優待需給投資
・比較的安全性の高いシンプルな投資法=8-9月に買って、2-3月に売る
・例えば、東映アニメーション、バンダイナムコ、すかいらーく、吉野家、日本マクドナルドなど
・株価チャートが右肩下がりの銘柄は絶対に避ける(あくまでキャピタルゲイン目的)
・相場環境が悪いときには機能しにくいケースもある。地合いが悪い時は、月を跨いで分散しながら株を買い集める調整も
・投資の初期段階でのブーストがかかりにくいのが難点
・現物買いと空売りを同時にやってリスク相殺で優待ゲットする方法も。
・逆ザヤ=金利や手数料などのコストが利幅益を上回り、結果として損失になること
・業界全体が好調であることが前提
1. 人気のある株主優待を提供している銘柄チェック
2. 業績は順調か、業界全体の業績は好調かをチェック
3. (3月末が権利付最終日の場合)8-9月の相場が荒れ気味になる傾向があるなめ、その時期の価格が安いときを見計らって買う
4. 2-3月の株価が高まったところで売る
★株価=PER(株価収益率)×EPS(1株あたり純利益)
・利益が増えるとEPSは上昇する。
・PERは1株あたりの純利益、株価が企業の利益と比べて割安かを判断するのに用いられる。当期純利益の何倍の値段がつけられているかが分かる指標。一般的には「割安・割高」の文脈だが、「どれだけ人気化しているか」の指標の考える。成長株や人気株は30-40倍になる。
・2025年2月時点で、プライム市場の平均16.3倍、スタンダード平均13倍、グロース42.8倍
・新高値ブレイク投資はグロース市場に上場する中小型株を投資対象のため、PER30倍までは買い、PER50倍を超えたら売りがマイルール
・株価が上がるとは、PERかEPSのどちらか、あるいは両方上がること。EPSは業績や自社株買いによっても上がる。
・一般的に金利が上がるとPERは下がるため、利上げ局面では成長株ほど厳しくなる。(EPSが上がってもPERが下がるため株価も下がる)
・株価をPERとEPSの要素に分割してみて、来期、再来期予想を立てて将来株価を計算する。
・PBR(株価純資産倍率)は1株あたり純資産で割ったもの。PBR10倍を超えたら気をつけるくらいで、本書では1〜2年先の株価を考える戦略のため、PBRは重視していない。あくまで株価=PER×EPSという式を重視。
③ 新高値ブレイク+ROE投資
・ROEは当期純利益➗自己資本=「株主のお金を使ってどれだけ利益が出たか」が分かる指標。一般的に10%以上が優良企業の目安。
①新高値ブレイク投資に「ROE10%以上」の銘柄を絞り込む
・高ROEのデメリットは、割高水準まで評価されることも多く、市況により株価のボラティリティが高まりやすい
・新高値で銘柄スクリーニングしたうえで、さらに「売上高前年同期比10%増」「利益率前年同期比20%増」に加えて「ROE10%以上」というポイントも加えて投資対象銘柄を厳選する。
・主要銘柄の決算日は把握しておく。
④決算モメンタム投資
・好決算から1ヶ月ほどかけて徐々に株価に織り込まれて上昇していくケースが目立つ。
・決算モメンタム投資=好決算を起点に株価上昇に勢いがういた銘柄を買って上値を追う
・決算資料をいち早くチェックし、好材料があるのに市場に織り込まれていない銘柄をすぐに買い。株価上昇を待ち構える。
・決算モメンタム投資の銘柄の選び方
①夜間のPTSの株価上昇率ランキングをチェック
②決算短信やニュースサイトで株価上昇の材料(要因)をチェック
③ザラ場(寄り付けから大引けまでの取引時間)内の値動きチェック
・株探をメインの検索ツールとして活用。決算シーズンには株探の「PTSナイトタイムセッション 株価上昇率ランキング」を必ずチェック
・株探だけで好決算を発表した企業をチェックしたり、決算短信を読めたりするので便利
・「株探」のPTSナイトタイムセッション 株価上昇ランキング」を利用した銘柄選びの手順は以下のとおり
①決算シーズンにPTSナイトタイムセッション 株価上昇ランキングをチェックして上位から好決算銘柄を探す
②ランクインした銘柄の「コード」の部分をクリックして、株価指標や業績推移など、銘柄の詳細情報を一覧できる画面を表示。上位銘柄から順番に決算や株価チャートなどをチェック。
③有望だと思った銘柄は、「株探」の画面から企業のIR(投資家向け広報)ページに飛んで、決算短信をチェック。「今期業績の予想」と「上方修正の理由」を真っ先に確認
※上方修正の理由が不動産売却など一過性のものは除外
④良さそうと見込んだ銘柄は、ほかの投資家の反応を見ながら、2-3日以内に数回に分けて購入。
※上位銘柄でも「赤字決算」会社は除外
※経営改革や事業のテコ入れ、価格転嫁など、継続的に業績向上につながりそうなものは深掘り、地合いや株価の位置、Xの評判なども考慮に入れて買うか判断する。
・好決算の場合、決算発表の翌々���、あるいは3日後くらいに機関投資家が買いを入れてくる。(機関投資家の社内事情でタイムラグが出る)
・決算モメンタム投資では、モメンタムが崩れたら即売却が鉄則。
・2割勝ち、6割とんとん、2割負け。2割は1週間で20%含み益を出すが、損切りは5%で切る。
・投資で成功する秘訣の一つは「損切り」が大きなポイント
1. PTSの株価上昇率上位の銘柄チェック
2. 時価総額300億以上、株価チャート横ばいもしくはゆるやかな上昇基調の会社を絞り込む(新高値更新間近であればなおよし)
3. 決算翌日から1週間以内に何度かに分けて買う
4. 含み損5%超えたらいったん売却(その後に上がり始めたら買い直し)
5. 上昇トレンドが続く間は保有(崩れたら売却して利益確定)
④ 中長期投資
・会社四季報での銘柄選定
・売上高は四半期決算ごとに前年同期比10%増が目安
・売上高は特殊要因を除いて右肩あがが絶対に欠かせない。利益は減収していても先行投資など将来の業績にポジティブな要因であればOK
1. 時価総額50-数百億の中小型株
2. 上場から5年以内で株価チャートに過熱感のない銘柄。しばらく低迷や横ばい。→なければ上場10年以内の数百億規模の銘柄に広げてみる。機関投資家が入ってくる規模で株価が伸びるシナリオも。
3. 創業者が社長をしている
4. 社長の人間力や独自の組織風土、意外な参入障壁、地味だけどすごい特許技術など数字に表れない強み
・IRに積極的な企業が良い。説明会で質問の準備をする
・勉強会や懇親会への参加。情報をもらうだけでなく、こちらからも積極的に情報提供する事を心がける
・展示会への参加。集客が高く賑わっているブースは業界内の評価を伺える機会。
・BtoCは実店舗に行ったりサービスを体験してみる
・過去に下方修正をたびたびしない企業を選ぶ
・あまり話題になっていない銘柄であれば割安に買える
・5年10年先を見据えて経営判断ができている会社こそが中長期投資に向く。
・投資対象から外すNGの銘柄は、
IRに消極的、上場5年以内で下方修正を2回以上連発、話題になりすぎている銘柄。
・株主優待需給投資の売り時は3月前後までに必ず売る。
・決算モメンタム投資は、基本的に好決算発表から1週間以内に買い、決算発表から1ヶ月以内にいったん売るか判断。PERが50倍になっていることが売り時の目安。
・新高値ブレイク投資の売り時は株価2倍になったら半分売る
・中長期投資の売り時
1. 買った時のシナリオが崩れたら時→例えば競合他社にシェアを奪われて、業績予想の「進捗率」が低迷し、業績の下方修正がでてしまうケース
2. 短期間で急騰したとき→いったん高値で売却し、その後に下落したときに買い戻すことも
3. ほかに欲しい株がでてきたとき→この場合、残すべきは保有株のうち「含み益ランキング」上位の銘柄を残す。含み益が大きいのはいいタイミングで買えたということ。そういう銘柄は自分にとって相性のいい銘柄のため、残しておくといい結果になることが多い。
・過去のPER(=ヒストリカルPER)を「株探」でチェックして、その銘柄の「安値圏で買う」「高値圏で売る」ことを徹底しておけば、そう失敗することはない。例えば、これまでの過去で一番高いPERが15倍、一番低いPERが3倍のB社の場合、B社株のPERな「高値圏」となる。
・PERは業種によっても上場している市場によっても、PERの水準はだいぶ異なる。
・短期間で上昇したときはヒストリカルPERを見て適切価格を判断する
・2倍になる銘柄は、必ずといっていいほど「新高値」をつける。「1年で2倍になる株」を発掘するの、それほど困難ではない。
・新高値で買った銘柄は、基本的に1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、1年のスパンで売って収益を稼ぐ。長期間ダラダラ保有し続けるより、ある程度の短期間で勝負すふイメージを持っておく
・最速で資産を増やしていくためには、「1年以内に上昇する銘柄」「いま上がっている最中の銘柄」に投資することが必要
・そして株が下がることも当然起こり得る事態だが、そのときは評価損がマイナス5%で損切りするなど、保守的なマイルールを決めて実践する。
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非常にいい本です。
一番知りたいことが書いてありました。
初心者でも読みやすい本だと思います。
1.新高値ブレイク投資2.株主優待需給投資3.決算モメンタム投資4.中小型株の中長期投資
と四つの投資法を順番に分かりやすく解説してくれています。
なかなか4つの手法を解りやすく具体的に説明している著書は少ないと思います。
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売れているようなので気になって読んだ。
分散投資が投資の王道ではあるものの、株式で集中投資が資産を増やすには避けて通れないと改めて認識。投資で財を成した人は、きっかけとなる銘柄は数銘柄である。信用までは真似するべきではないかなと思うが、それだけ調べて考えて投資する事を肝に銘じる。
資産が大きくなるにつれて、いくつかの投資手法を合わせながら、5億までのロードマップは大変参考になると思う。
当たり前だが、株式投資で億の資産を築くのは難しい。反対に資産を失った人々もいるので、投資本が売れる反面気をつけたいところではある。が、とてもいい本だった。