投稿元:
レビューを見る
政治的な話は本に求めてないっていう人もいるかもしれない。
でも、やっぱり読んで欲しいなって思うほど、
主人公のアイデンティティの透明で純粋な葛藤は
自分自身の血肉になると思う。
投稿元:
レビューを見る
武田砂鉄プレミアムフライデーにGAO YAN さんが出演されていて、前から気になっていた、神保町の東京堂ではパネル展示あり、これはご縁と,購入拝読。
カバーも凝っていて,裏側の折り返しは、ガオさんが図書館図書室でこの本を借りた図書カードが描かれ、台湾的主體性、不能只建立在怨恨興悲情…台湾の主体性は憎しみと悲しみだけではないのだ、と言う言葉、本書の最後の方のJの言葉として出てくるフレーズが、手書き文字で図書カード余白に書かれている。表側のカバー折り返しは美しい隙間のマッチ箱と,自由時代。マッチ箱は228事件の煙草屋を想起させる。
帯には、連帯の力が力強く挙がることそれがこの作品に触れた同時代の人間の責任であり喜びだ,と是枝監督が力強いメッセージ。
丁寧に描き込まれた絵。書物はしっかりわかるように書かれている。台湾で失意とこれからの沖縄生活への期待と不安の時、中公文庫の村上春樹アンソロジー[恋しくて]
沖縄のゲストハウスで出会った由里香さんは、サン=テグジュペリの[夜間飛行]
主人公の内気そうだが大胆な、祖母に大事に育てられ最後はヤングケアラーだったヤンがその時聴いた音楽も記されており映画を見るようにバックの音楽まで指定されていて、、、、
最後は、Jに台湾の白色テロ時代を描いた映画、悲情城市、クーリンチェ少年殺人事件、超級大国民の名前も。このような漫画が日本の漫画雑誌で連載されるとは素晴らしすぎて、日本でもいよいよ民主主義を積極的に守りに行かないと、じぶんごととして真剣にならなければいけない時代となり、社会運動でバカにされがちなこの国でも一人一人が考えて行動すると言うことがこの漫画、美しい作品を通して伝えられているのが心強い。巻末の作者の台湾考察も丁寧でわかりやすく、今の台湾の混乱は私たち日本と関わりがありすぎることも、そもそも,台湾はだれのものか、台湾人とはなにものか、台湾の主権の主体は、台湾は国家か否か、そもそも国家とは何か、を次々と疑問符と考察を展開し,台湾の未来は台湾人自身がきめるべきこと、あなたの未来をあなた自身がきめるように、私はそう思うと結ぶガオヤンさんの清々しく力強いことよ。これを読んだら、自然に、台湾少年を読むことになるだろうし、クーリンチェ少年殺人事件や悲情城市をみることになるだろう。
作家,クリエイターとしてラッキーな人?と少し思っていたけど、そうではない,本当にすごい人なのだ,こんなにも若くて強い,そして繊細で大胆。
細やかな描写、感受性、
このパーティーは捨てられない期限切れの調味料なのだ、とかちょっとした表現とすごいし、隙間をみつけ、隙間に落ちたり迷い込んだり、隙間を考察し、そこで力強く生きること社会的であること人を大事にすることを描いている。
投稿元:
レビューを見る
新聞で紹介されていて購入して読んでみた。
悲しみは多いけど、ここから楽しみ。
台湾が同性婚を認めるにあたり、先進的だと初めて知った。
投稿元:
レビューを見る
ヤンヤンといっしょに学んでいる
これからどうなるか、なにを知りなにを考えさせられるのか、続きが楽しみ