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21件
県立海空高校野球部員山下たろーくん
著者 こせきこうじ
史上最高の野球部員を目指す海空高校野球部員の山下たろーを中心に、泥にまみれながらも海空高校野球部員たちが、最高の野球部へと成長する物語。ある日の放課後、たまたま立ち寄っただけの強豪・山沼高校野球部の社交辞令をきっかけに、野球部員たちの闘志に火が付き、その日から山下たろーを中心に猛練習が始まるのであった。
県立海空高校野球部員山下たろーくん 21巻
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2021/07/21 04:16
感動!
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
最終巻。春の甲子園準決勝、海空対あわもり。満身創痍の海空は最後まで粘ります。今までも死闘と呼べる試合の連続ですが、このあわもり戦はその集大成とも言えるもの。この巻では、かつて戦ったライバル、たろーによって自らの力を開花発展させた仲間や敵のすべての思いが込められていて、最後まで清々しく正々堂々の戦いぶりでした。最後はやや駆け足で進んだのが残念ですが、勢いあるままにきれいに終わらせるという意味ではそれもありかなと思いました。高い目標を掲げ、努力を続ければ必ず夢はかなうという勇気をくれた漫画でした。また仲間を大切にするともに、たとえ敵であっても、全力で戦ったあとは切磋琢磨し合う仲間だということを教えてくれました。とても良い漫画でした。
2021/07/20 02:13
試合展開が早い
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
春の甲子園準決勝、海空対あわもり。あわもりは終盤に必ず逆転して勝ち上がってきた謎多きチームです。初登板の比嘉がマウンドに上がりますが、海空に打たれまくる立ち上がりでも、あわもりナインは落ち着いているという今までとは大きく異なる不気味さがありました。結果的に比嘉は、たろーを遥かに超える速球を投げ込むピッチャーに成長するわけですが、いくら大食いというバックボーンがあるにしろ、ちょっと出来すぎかも。比嘉にしても打者の友利にしても上原にしても、あまりにレベルの違いすぎる選手で、なんでそれだけの技術が身についたのか説明がないと違和感を感じてしまいます。またストーリー全体としても、最初のインパクトが大きかった割には、終盤に普通に焦るなど、あわもりが並のチームに成り下がってしまつていてちょっとバランスが悪い気もしました。それだけ海空が大健闘しているということでもありますが、辰巳にしてもいきなりピッチャーとしての描写は今までなかっただけに、いきなりインフレした投手陣の中で通用するというのもなんだか変な感じがしました。それでも、マンネリを回避するという点ではこの巻はなかなか面白い試みだったと思います。海空の部員が少ないことがはっきりとデメリットとして描かれるこの試合は、辰巳の熱投もあり、いままで以上にキリッとした海空を見れた気がします。
2021/07/19 10:42
熱闘、準々決勝
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
優秀候補の大中央学園、真田に代わってマウンドに上がった高木はなんとスイッチピッチャー。脅威のスライダーとシュートを武器に海空打線を苦しめます。この試合も投手対打者の名勝負がたくさん繰り広げられました。守備でのスーパーセーブや走塁でのクロスプレーなど、見どころがたくさんありました。試合は延長に突入。たろーはもうクタクタになり、海空ナインも体力的に限界に。最終的な試合結果はある程度予想出来ても、両チームとも常識を超えたすごいプレーの連続なので、まったく退屈しませんし、読んでてハラハラします。その中で須永の冷静さは特筆すべきものがあり、それがこの漫画の貴重なワンポイントになっている気がします。辰巳も最初の頃は無表情で力を発揮するのが特徴でしたが、今は熱血キャラになってますね。そういう変化も読んでて楽しいです。