死体埋め部
秘密裏に“案件”を請け負う先輩と巻き込まれ型の後輩が奇妙な死体の謎に挑む。
英知大学に入学したばかりの祝部は、飲み会の帰りに暴漢に襲われた末、誤って相手を殺してしまう。途方に暮れた祝部を救ってくれたのは、同じ大学の先輩だという織賀だった。しかし死体の始末を申し出てくれた織賀の車には、すでに別の死体が乗っており、祝部は秘密裏に死体の処理を請け負っている織賀の手伝いをする羽目に。そのうえ、織賀が運ぶ“奇妙な死体”がなぜそんな風に死んだのか、織賀を相手に推理を披露させられることになるのだが…。
繰り返される『死体遺棄』の末に祝部と織賀を待ち受けるものはいったい何か――。気鋭の作家が描く、異色の青春ミステリー。
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死体埋め部の回想と再興
2021/04/21 21:04
複雑な心境
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投稿者:MIKA - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作が好きで、ああもう二人の話は読めないんだ。でもこの終わりでいい。と思っていたので、続編の本作は複雑な心境。
後日談なのか、あるいは実は生きてましたルートなのか?
かなり警戒しながら読んだ。
結果は、まあ...面白かったのはもちろんだけど、「本当」なのかな?と危ぶんでます。
そんな苦さがまさに埋め部。
死体埋め部の回想と再興
2020/10/11 05:29
補遺集
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作のその後を、先輩のいないRoute不在、生きていてまた祝部と活動するRoute再会と描かれています。どちらが好きかと訊かれれば、自分は圧倒的に再会派でした。やはり二人で埋め部、やってることは犯罪でも一緒にいてほしいんです。お互い、織賀が祝部がいないとダメな人たちだと思うので。合宿の話は、死体の謎が複雑で結構しっかり考えさせられました。補遺集だし、もう続きはないのかな…。もっと埋め部の二人を感じていたい。
死体埋め部の悔恨と青春
2019/11/17 00:48
うめぶ
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的に
こういう突拍子もない設定は、
“人間”を掘り下げるのに使ってほしいから、
そういう意味では期待外れ。
ライトななぞ解きモノとしては十分楽しめる。
ただ終わり方ががっつり映画のソレだったので、
1冊としての印象はバランスが悪いな、と。