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6件
今日のハチミツ、あしたの私
著者 寺地はるな
蜂蜜をもうひと匙足せば、あなたの明日は今日より良くなる──。「明日なんて来なければいい」と思っていた中学生のころ、碧は見知らぬ女の人から小さな蜂蜜の瓶をもらった。それから十六年、三十歳になった碧は恋人の故郷で蜂蜜園の手伝いを始めることに。頼りない恋人の安西、養蜂家の黒江とその娘の朝花、スナックのママをしているあざみさん……さまざまな人と出会う、かけがえのない日々。心ふるえる長篇小説。
今日のハチミツ、あしたの私
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今日のハチミツ、あしたの私
2022/02/20 10:54
蜂が可愛くなってくる
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TOM - この投稿者のレビュー一覧を見る
地に足をつけてしっかり前を見て生きているとても前向きなお話でした
何より養蜂日々や、蜜蜂の表現に愛があって素敵です
今日のハチミツ、あしたの私
2023/03/25 09:23
食べた記憶は消えない
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あやめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学時代、一度だけ会った女性に渡されたハチミツと「蜂蜜をもうひと匙足せば、たぶんあなたの明日は今日より良くなるから」という言葉に出会い、少しずつ力を付けて生きてきた。
知らない地で、求めるのではなく、自ら歩き出す。時間をかけて、ゆっくりと関係を探りつつ、自分にできること探していく。
恋人とのことだけでなく、中学生時代のつらい思い出も、実家の家族との苦しい思い出も、今の碧につながっていて、それが碧を強くも、やさしくもしてくれているのだと思う。
失ったものを切り捨てるのではなく、取り戻そうとするのでもなく、受け入れている。
結果として碧は朝埜市に来てよかった。そしてそれは幸運でもなんでもなく碧が切り開いた結果。
今日のハチミツ、あしたの私
2022/01/20 12:37
早速、蜂蜜を買いました
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は、イジメとか死にたいとか、ちょっと重かったのです。
付き合ってる男も、は?って感じで、その父親ももっと、は?って感じ。
でも登場人物が出揃うと、その後の展開が楽しみで一気読みしました。
優しい気持ちになれたし、前向きにもなりました。
私の黒い部分は、もっと彼の父親をギャフンと懲らしめて欲しかったです(笑)
早速、ホットケーキミックスと蜂蜜を買って来ました。
美味しく温かい物語でした。