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9件
自分のアタマで考えよう
著者 ちきりん
月間100万PVを誇る人気ブログ「Chikirinの日記」の筆者が、ユニークな記事を生み出す独自の思考法を初公開。「知っていることと考えることは全く別もの」といった知識と思考の関係と、「最初に決めるプロセスを決める」「縦と横で比較する」「判断基準はシンプルは一番!」など9つの考える技術を解説する。
自分のアタマで考えよう
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自分のアタマで考えよう 知識にだまされない思考の技術
2012/02/01 00:02
自分の頭で考える
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:むらら - この投稿者のレビュー一覧を見る
業務上、思考について見直したく購入。
著者やブログのことはこの本で初めて知った。
いろいろな思考本と重複する内容もあるが、
事例がユニークで、1例ずつ自分の頭でじっくり考えながら
読み進めたので、読破に時間を要したが、楽しかった。
今後より重要となっていくのは、「知識」と「思考」は異なるものであるということ。
知識は「過去の事実の積み重ね(≒他人の思考)」である。
思考は「未来に通用する論理の到達点」である。
すなわち「思考力のある人」は、常にゼロベースから考えることができる。
先入観にとらわれず、物事を両面から比較考察をして答えを出せる。
(先入観の影響は考えている以上に大きい。)
インプット、アウトプットについて興味深かったのは、
最初に意思決定をして、後から必要な情報だけを集めるようにする。
そうすることで大幅に時間短縮をすることができる。
そして、実際に自分の頭で」考えることが重要である。
例えとして、自転車の本ばかりを読んでも上達はしない、
自転車に乗る時間を増やすことがもっとも有効、とある。
とにかくアウトプットを続けることが重要となる。
「武器としての決断思考」や「スマートノート」などの類書と
組み合わせながら読むことで、思考についてもっと深めれると感じた。
2021/11/01 21:10
判断基準を2個に絞ると決められる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sklhfstyi - この投稿者のレビュー一覧を見る
特に興味深かったのは婚活女子の章。確かにアレモコレモじゃ決定できない。同氏の別著にも一点豪華主義で選ぼうとあったが、一点でも大満足できる何かがあれば、シンプルに決められる。決められないのが良くない。古い体制の組織の人に声に出して読んでもらいたいが、まあ効果はないだろう。目標、つまりゴールが有り、それのために必要ななにか=判断基準を決め、それに従って行動する。整理してみればたったそれだけだ。最も大切なことがなにか、それを知っていれば、判断も解決も早い。これまで自分に合った仕事ってなんだろう?と疑問に思ってきたが、なるほど、注文が多かったのだ。自分のアタマではなく、ちきりん氏のアタマ(で考えられた本)によって解決してもらったことは恥ずかしい限りだが、ともかく良書。決められない=自分のアタマで考える習慣がなかった方に是非。
自分のアタマで考えよう 知識にだまされない思考の技術
2020/03/14 15:11
「知ってる」と「考える」は全く別モノ!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人の勉強って「知る」ことばかりだったんだなぁ。...というのが、読了後の感想。自分のあたまで「考える」がすっぽり抜けてた...って、案外驚愕の事実では?いやいや、この事実はうっすら意識はしていたけれど、本書を読んでクリアになったというべきか。
プロ野球の将来性、結論が出ない会議の秘密、少子化問題のゆくすえ...など、著者の思考法を語るために登場する事例とその展開が面白すぎて、一読目はすらすら読んで、何も残らなかった。図表などチェックしつつ注意深く読んで、そうゆう習慣が身についてない自分にこりゃたいへんと思う。...そんな読後感。