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7件
採用基準
著者 伊賀泰代
就職超難関企業と言われるマッキンゼーは、地頭のよさや論理的思考力が問われると思われがちだ。しかし元採用マネジャーの著者は、このような定説をきっぱりと否定する。マッキンゼーでは世界で通用する人材を求めており、頭のよさだけではない。それは現在の日本が必要としている人材像と同じと言える。
採用基準
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2017/05/28 10:51
高い成果目標を課されて、初めてリーダーシップは必要となる
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本のリーダーシップ・キャパシティ(総量)不足を危惧して、正しいリーダーシップの理解について論ずる。
リーダーシップは、1)全ての人が日常的に使えるスキルであること、2)訓練を積めば、誰でも学べるスキルであること
リーダーシップを身につければ、自身が人生のコントロールを握ることができる。リーダーシップは、これからの世界を生き抜くためのパスポートであると、説く。
これは戸谷洋志「Jポップで考える哲学」での「自分を見失わないで生きる」という生き方に通じる。
採用基準 地頭より論理的思考力より大切なもの
2024/02/21 21:22
リーダーシップの本です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Monty - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほぼ採用の本ではありません。が、素晴らしいリーダーおよびリーダーシップの話。新年度を控えた今、是非ともご一読いただきたいです。うちの会社じゃあね〜と思っている人(私も含め)は尚更。人生自体にバリューを出す!
2021/10/22 08:45
マッキンゼーに応募する前に読む本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sklhfstyi - この投稿者のレビュー一覧を見る
発行からやや経過しているが現状は変わらないと思う。日本企業の労働者は相変わらずリーダーシップなど皆無だ。自分もそういう一人なので、耳がいたい。そもそもたいていの人はリーダーシップの意味を、この本で初めて知るだろう。それだけでも読む価値がある。確かにこういった外資系で求められる能力が今後の日本企業でも是非求めてもらいたいのは間違いないが、恐らく今後もリーダーシップを勘違いしたボス、年功序列のリーダーシップ皆無な上司、発言しない部下、そういう構造は変わらないだろう。何せ、自分も採用にちょっと関わっているが、この本にあるような優秀な人物は求められておらず、採用する気がないからだ。だからこれを読んでギクッとした人は、英語を死ぬ気で勉強して外資系に転職した方が効率が良い。昭和の採用基準を崩さない会社に期待するだけ無駄だ。
それから最もこの本を読むべきは、「マッキンゼー」に就職したい人だろう。難関だからとか高収入だからとかで応募するときっと痛い目にあう。採用する側も手間だ。一方マッキンゼーの求める人材に合致しているなら、是非応募すべきだろう。私自身、いち労働者として、マッキンゼーで働くなんて憧れていたが(だからこそ手に取った)、この本を読んでこの会社は自分に合致しないことがわかり、もはや憧れることもない。外資系というと自分の成果が全て、回りは関係がないというイメージがあるが(実際そういう人もいるだろうが)、リーダーシップという言葉が象徴するように、チームとしての利益を追及しない人は、こういった会社には応募しない方が互いのためだろう。世の中のすべての仕事がマッキンゼーと同等の人材を求めているわけではないと思う。極論、イエスマンが欲しい職場もおそらくある。マッキンゼーが合わない人は、ほかに最も適合する仕事があるはずだ。例えば粛々と楽な仕事をしたい人はそういう職場を選べば良い。そんなことを考えさせられる本。