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江戸川乱歩・少年探偵シリーズ
著者 江戸川乱歩
十年以上を経て突然帰郷した羽柴家の長男、壮一。折しも羽柴家には、ちまたで噂の盗賊「怪人二十面相」からロマノフ王家に伝わる宝石を狙った予告状が届いていた。変幻自在の愉快犯・怪人二十面相と名探偵明智小五郎、記念すべき初対決の幕が開く。
江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(26) 黄金の怪獣 (ポプラ文庫クラシック)
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江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(2) 少年探偵団(ポプラ文庫クラシック)
2023/04/28 06:28
何にでも、きっとなれると信じている冒険の日々
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投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
明智小五郎は好青年になったホームズ。怪人二十面相は魅力に欠けるルパン。少年探偵団シリーズは、この二人を脇に従えて小林少年を中心とする少年たちが活躍する健全な冒険活劇である。何にでも、きっとなれると信じている。ワクワクする冒険の日を期待している。 「変身!」のかけ声で怪人と戦う改造人間にでも、怪獣を倒す巨人にでもなれた少年。 別な日には、手裏剣を投げ闇を走るニンジャとなり、また別な日には秘密裡に行動し、世界を救うスパイにもなる。 そして、時には名探偵を助け、悪人を懲らしめる少年探偵団となる。
江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(2) 少年探偵団(ポプラ文庫クラシック)
2020/04/08 15:43
「瑠璃の色」ってどんな色?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ぼ、ぼ、僕らは少年探偵団/勇気凛々(りんりん)瑠璃(るり)の色/望みに燃える呼び声は朝焼け空に谺する」、この歌は今でも唄える。(作詞は壇上文雄)
そんな馴染みのある歌だが、いつの頃なのか。
ウィキペディアで調べると、1960年から63年にかけて放送されたテレビドラマの主題歌だそうだ。
子どもの頃だから「瑠璃の色」がどんな色だかわからなかったはずだが、妙に印象に残っている。
そのドラマの原作が江戸川乱歩という作家だったことは、きっとその当時は知らなかったに違いない。
この作品はもともと1938年に発表されたもので、「少年探偵団」としては『怪人二十面相』に続く2作めの登場となる。
子供向けにポプラ社から刊行されたのが昭和39年で、この本はそれが底本になっている。
「少年探偵団」のことはこの作品の冒頭に「十人の勇敢な小学生によって組織させられた」もので、団長は名探偵明智小五郎の 名助手でもある小林芳雄君。(小林君は芳雄という名前だったんだと読むながらうれしくなった)
今回「少年探偵団」が闘う相手はもちろん「怪人二十面相」で、この作品では二つの事件が描かれている。
一つはのろいの宝石にまつわる幼い女の子誘拐事件で、ここでは小林少年の機転で「少年探偵団」のバッジが女の子のピンチをたすける。
もう一つは黄金でできた塔を盗みだすという二十面相の挑戦に立ち向かう明智探偵と小林少年の活躍を描いている。
発表されたのは随分前の作品だが、細部を少し変えるだけで現代の物語として十分通用する。
もちろん、あの歌だって。「ぼ、ぼ、僕らは少年探偵団」。
仮面の恐怖王
2016/09/24 17:06
少年探偵
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投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
少年探偵シリーズはおそらくいろんなところから出版されているのかと思いますが個人的にはこのシリーズが好きです。中学生の時、図書室にあって借りていました。なので懐かしさもあり絵もレトロな感じがして好きです。もちろん何年かぶりに再読してみて内容もやはり面白かったです。