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2024/04/04 22:32
☆鴨長明による鎌倉時代の随筆☆
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
『方丈記』は、鴨長明による鎌倉時代の随筆である。
日本中世文学の代表的な随筆とされ、清少納言の『枕草子』、兼好法師の『徒然草』と並び、古典日本三大随筆に数えられる。
漢字と仮名の混ざった和漢混淆文で記述された最初の文芸作品であり、詠嘆表現や対句表現を多用し、漢文の語法、歌語、仏教用語を織り交ぜる。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」の書き出しで移り行くものの儚さを語った後、同時代の災厄(安元の大火など)についての記述が続き、後半は、草庵での生活が語られる。