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5件
ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
著者 滝本竜彦
「ごめんなさい。やっぱり私はあいつと戦います」平凡な高校生・山本陽介の前に現れたセーラー服の美少女・雪崎絵理。彼女が夜な夜な戦うのは、チェーンソーを振り回す不死身の男。何のために戦っているのかわからない。が、とにかく奴を倒さなければ世界に希望はない。目的のない青春の日々を“チェーンソー男”との戦いに消費していく陽介と絵理。日常と非日常の狭間の中、次第に距離が近づきつつあった二人に迫る、別れ、そして最終決戦。次世代文学の旗手・滝本竜彦のデビュー作。
ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
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ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
2004/08/09 08:20
主人公の精一杯生きている姿に感動!
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やちも - この投稿者のレビュー一覧を見る
(たとえそれが“内向的”であるとわかっていても)
非日常的な世界へ挑戦することで青春時代を自分に
誠実に生ききろうとする若者の姿を真正面から描い
た傑作である。
ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
2007/07/26 00:03
ある日、街の中、美少女とチェーンソー男に、出逢った。
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ざわ・・・ぶろぐ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋をぶらぶら歩いていた時、『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』という長くて、少し不思議な響きのタイトルが気になって手にとりました。買ってからはしばらく積み本と化していた本作を、ふと気まぐれで、寝る前に読み始めました。すると、どうでしょう。どんどん目が冴えていくではありませんか(笑
キリのいいところで本を置いて、夢の中へ夢の中へ行ってみたいと思いませんか~、うふっふ~(違 ――と、現代風の言い回しを用いれば、変なテンションになってしまうような、眠いだけのような。
しかし、読み出したら止まらないというのは、まさにその通りで、読み終えて目覚し時計を見ると4時前でした。
毎日を中途半端にダラダラと、特にコレといった目的も無く、変化の無い生活をイライラと過ごしていた高校2年生、山本陽介。ある日、彼のもとに救いが現れる。
セーラー服を身に纏い、正体不明、不死身で凶悪なチェーンソーを持った怪人に颯爽と立ち向かう美少女戦士の高校1年生、雪崎絵里。現実感の無い、突然どこかから降ってきたような、マンガ的アニメ的な衝撃的な出会い。
それまでの陽介の毎日はコペルニクス的転回を経て劇的に変化した。しかし、その先に待っていたのはネガティブで、ハッピーな、チェーンソーエッヂ的物語だった。
さらっと読めて、楽しめたけれど、考えさせられるものもある、決して軽くはなく、ネガティブ…ハッピー…何が何で、それはどうなのか…タイトルにも、センスを感じた1冊。
ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
2020/10/05 20:07
バトルと恋の行方
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
絶対に倒せないチェーンソー男に、恐れることなく立ち向かっていく絵里が美しいです。実写版で三浦春馬が演じていた能登弘一の、生き急ぐようなバイク姿も忘れられません。