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「過剰反応」社会の悪夢
著者 著者:榎本 博明
「不快に思う人もいるのだから自重しろ」--。いつからか日本は、何をしても「誰からかのネガティブな反応」を心配しなくてはならない国になった。なぜこういう事態になってしまったのか。彼らの精神構造とは。
「過剰反応」社会の悪夢
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紙の本「過剰反応」社会の悪夢
2017/08/18 16:42
嫌な世の中だ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に嫌な世の中になったと最近つくづく思う。本書で主張していることは至極まともで、みんながこういう考えや行動をとれば、まともな世の中になるはずなのに、そうなっていない現実にいらだちを覚える。ぜひ多くの人が本書を読み、考えを改めるべきと思う。
紙の本「過剰反応」社会の悪夢
2015/10/19 12:29
自分の感覚が優先?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
「迷惑」「不愉快」というのは、主観的なもの。
それを他人に押し付けるのはおかしいのに、おかしいと思わない人が増えています。
そのせいで、解決できる問題が放置されたり、沈静化させるべき被害感情が増幅されたり。
問題解決よりも個人的な感情を大切にする不合理さに気づいてほしいと思います。
紙の本「過剰反応」社会の悪夢
2015/08/29 15:10
隠れた自分を再確認
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:clover07 - この投稿者のレビュー一覧を見る
例え・考察・まとめと読みやすく、普段本を読む機会のない方でもわかりやすいように分析されている。
「私はこんなことはしない」と自信を持っているつもりでも知らず知らず「過剰反応」しているかもしれないことを考えさせられた。自分を見つめなおすための本としてもおすすめです。
紙の本「過剰反応」社会の悪夢
2015/06/20 08:38
過剰反応社会に喝!
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
「過剰反応」というキーワードで、世相をぶった切るという本です。第1章は過剰反応社会を象徴する最近の出来事、第2勝は身近にいる過剰反応する人たち、第3章は過剰反応の心理メカニズム、第4章は過剰反応を生む社会的背景、第5章は過剰反応を防ぐ方策といった内容となっています。
確かに、第1章で取り上げられている、ジャポニカ学習帳から昆虫が消えた話や保育園の園児の声がうるさいといったクレームは、印象的な出来事でした。前者は、お馬鹿な親たちの過剰反応ですし、後者は、自分本位な中高年たちの過剰反応ということで、今や過剰反応は全世代に亘っての事象となっているようです。そう言えば、電車の中で大声で携帯で話をしているのは中高年が多いような気がします。
一体、いつから、日本はこんなに身勝手な社会に変貌したのでしょうか。第4章で分析しているように、過剰反応を含め何でも煽るメディア、ゲーム脳、ネット社会の弊害といったところが、大きな要因なのでしょう。中でも、したり顔の「上から目線」で、自分の意見を押し付けて、過剰に煽るニュースキャスターと呼ばれる勘違い人間の責任は、かなり大きいと思います。
また第3章の心理学的アプローチでは、誰でも何かしら当てはまるような気がします。私自身も注意しなくてはと自戒しました。
概ね、榎本氏の主張に賛同しますが、バイトテロ等の迷惑行為に対するメディア報道は過剰という榎本氏の主張(47・193ページ)は理解できません。大学生の幼稚化は嘆かわしいことですし、これらの行為に寛容さを示せば、自分達だけが面白ければ良いという大人が増え、それこそ本書で糾弾している身勝手で自己顕示欲の強いクレーマー予備軍を育てることになるのではないでしょうか。
紙の本「過剰反応」社会の悪夢
2021/03/11 23:10
不寛容
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
良くも悪くも「なあなあ」で済ますことが出来る時代は過ぎ、黒か白かの二択というような裕度の無い社会になってしまったと思います。