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2件
「銃口」シリーズ
著者 著者:三浦 綾子
「どうしたらよいか迷った時は、自分の損になる方を選ぶといい」小学校の担任坂部の信念と優しさに強い影響を受けた北森竜太は、タコ部屋の朝鮮人労働者を匿う温かい家庭で成長し、昭和12年に教師になった。炭鉱町の小学校で「綴り方」の授業を推進するなど教育の理想を目指す竜太のもとに、言論統制の暗い影が忍びよる――。戦争に突入する昭和10年代の事件と世相を背景に、青年教師の愛と苦悩を描いた感動大作。
銃口 下
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銃口 下
2022/01/26 17:08
戦争とは何か
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
北海道綴方連盟事件という史実を基にした上巻に続き、下巻も重い内容だ。
治安維持法で逮捕された主人公は、今度は戦地へ。誰もがままならぬ戦前戦中の社会。善き人は、戦争にどう向き合うのか、その中でどう振る舞うのか、最後まで人間とは、戦争とは、と考えさせる内容だった。
銃口 下
2018/08/19 10:56
自分を救うのは自分しかいない
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投稿者:にま玉子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の三浦綾子さん自身が戦前教員をされていました。軍国主義に染まったご自身の経験と挫折、それもふまえて書かれたのではないでしょうか。
教訓めいた台詞が多いのが本作の特徴、とくに61ページの坂部先生の言葉・・・。
ご一読ください。