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花菱夫妻の退魔帖
著者 白川紺子(著)
大正9年の東京。侯爵令嬢の瀧川鈴子はとある事情から浅草出身で、怪談蒐集を趣味としている。ある日、室辻子爵邸に呼ばれて芸妓の悪霊を目撃した際、花菱孝冬という青年に出会う。彼は十二単を纏う謎の霊を使い、悪霊を「食わせた」のだった……。掴みどころのない孝冬を気味悪く思う鈴子だったが、なぜか孝冬に求婚され――! 逃れられない過去とさだめを背負う二人が結ばれることで、動き出す未来とは。
花菱夫妻の退魔帖
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紙の本花菱夫妻の退魔帖 1
2023/01/16 08:26
霊能者
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い物語が始まった。主人公の鈴子は霊が見える。しかし作者は霊能者とは表現していない。そういうところが他の幽霊話とは違う。その鈴子の婚約者が秘密めいた花菱孝冬。鈴子は脅迫めいた言葉で婚約を渋々受け入れる。孝冬にも霊が見えるようだ。それどころか霊が憑いてるようだ。それぞれが霊を追いかける理由が物悲しい。少しづつお互いを思いやる流れになっていくが、鈴子の恨む犯人が孝冬の兄ではないかと思わせるところで続く。ああ早く次刊を読みたい。さすが、白川先生。侯爵や貴族。神道や仏道の歴史や流れを作中に散りばめて、とても勉強になります。深い作品ですが楽しく読めました
電子書籍花菱夫妻の退魔帖 二
2023/11/14 17:08
2巻
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も面白かったです。
まだまだ松印のことは解明してませんがなんとなく陰謀の端っこらへんを掴んだ気がします。
紙の本花菱夫妻の退魔帖 2
2023/07/16 21:54
華族
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
着物の知識など全くない私でも、読んでいると頭にユラユラと現れ、読み進めるとハッキリと頭に描ける丁寧な描写が白川先生の知識量と品の良さを現しているような女性に楽しい作品です。おどろおどろしい幽霊達の怖さと哀しさも物語の醍醐味。畳を這う手首の霊、櫛に付いた姉の霊、石灯籠に付いた叔父の霊などを、その霊の人生を辿ってお祓いしていく。
紙の本花菱夫妻の退魔帖 1
2023/03/18 08:29
続きが楽しみ!
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
貧民窟から探し出されて侯爵令嬢になった鈴子が神職華族の花菱男爵に気に入られて結婚し、花菱家に取り付いている怨霊に気の毒な幽霊を食べられないよう邪魔しつつ、怨霊の退治を目指していくストーリー。花菱男爵が完璧な外見と、それに反して不安定なところがある内面を持っていて可愛らしく、芯の強い鈴子さんとお似合い。続きが楽しみです。
紙の本花菱夫妻の退魔帖 3
2024/02/05 01:09
淡路島
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
夫婦となった孝冬と鈴子は花菱家本家のある淡路島へと向かう 淡路島で孝冬の父母の死の真相が解明され、鈴子の出生に繋がる淡路の君の起こりが明かされていく また処々で地元民の御祓いの依頼もこなしていく。難しくはないが、何層にも重なる話しの展開が面白い
紙の本花菱夫妻の退魔帖 3
2024/01/31 20:12
だんだん面白くなってくる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
花菱夫妻が淡路島に行き、いとこ達の協力を得ながら淡路の君の素性を調べていくところ。淡路の君の生きていた凡その年代とお嫁に来た女性だったのでは、というところまでわかってきたところ。鈴子さんが凛としていて前向きで健やかなところが素敵です。
紙の本花菱夫妻の退魔帖 2
2023/08/19 10:46
まだまだ続きそう!
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
複雑な生育環境で育った幽霊が見える夫婦が、同じ華族のお祓い依頼を受けながら過去の因縁を探っていく話二巻目。
淡々とした書き口と冷静な主人公のおかげでいつもながらすごく読みやすいな〜!
依頼を通して華族の知り合いが増えて、徐々に真相と危険に近づいていっている感じがソワソワハラハラする。
いかにも怪しいあのご老人はどう関わってくるのか。
互いに複雑な境遇だけど、周囲に受け入れられてない様子の考冬と違って、嫁いでも頻繁に連絡をとって心配してる鈴子の家族は癒しだね。
次巻辺り淡路島の話になるのだろうか。楽しみだ。
電子書籍花菱夫妻の退魔帖
2023/08/05 21:33
あっという間
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本 - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し怖さもありながら世界観にすんなり入ることができて面白かったです。あっという間に読み終えました。明治の雰囲気なので言葉や背景が情緒があって物語るの中に入りやすいのかも。
電子書籍花菱夫妻の退魔帖
2023/07/15 00:37
1巻
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は嫌ってたっぽいのに一巻の最後には仲良くなってるし好きになってたびっくりした。
お兄さんが自殺と松印が怪しいですが…
紙の本花菱夫妻の退魔帖 2
2023/06/24 14:23
夫婦仲
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:rie - この投稿者のレビュー一覧を見る
孝冬と鈴子
お互い心に寄り添ってるなとほのぼのしました。
食事や着物の描写が上手くて、脳内に光景が浮かびました。
大正時代の勉強になります。
紙の本花菱夫妻の退魔帖 1
2022/12/11 02:00
主役二人とも魅力的!
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大正時代。
幽霊が見え、複雑な境遇を持つ妾腹の侯爵令嬢と、神職の家系で怨霊を飼っている男爵。
男爵家の怨霊に気に入られた主人公は彼の家に嫁ぐことになり、彼と彼の家もまた複雑な事情があることを知る。
奇縁によって結婚することになった二人の物語。
主役二人どちらもとらえどころがないようで、不思議な魅力にあふれたキャラクターだった。
双方の過去と過去にまつわる死の真相が今後徐々に解き明かされていくのかと思うと楽しみだし、同時に二人が怨霊を退治できるのかも気になる。
続きも読みたい。
紙の本花菱夫妻の退魔帖 2
2023/05/20 09:04
まだまだ先は長そう
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
鈴子さんと孝冬さんが仲睦まじく生活しているのは微笑ましく、鈴子さんの実家の皆が鈴子さんに優しいのもほのぼのします。まだ小さな謎解きをしていっているだけで淡路島にも行っていませんし貧民窟の皆を殺した犯人も全然わかりませんし、解決までの道のりは長そうです。続きが楽しみです!