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ウィキリークス以後の日本~自由報道協会(仮)とメディア革命~
著者 上杉隆 (著)
「暴露サイト」と報じられるウィキリークスの本質とは何か? 犯罪者扱いされている創設者ジュリアン・アサーンジとは何者か? なぜウィキリークスの出現は「情報の9・11」と言われるのか? 記者クラブが情報統制を行い真のジャーナリズムが存在しない日本では報じられない“事実”を解説。「ものすごい勢いで誕生しつつある新しいメディアと、取り残される日本。心が熱くなる。すべからく読むべし!」――茂木健一郎氏推薦!
ウィキリークス以後の日本~自由報道協会(仮)とメディア革命~
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ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命
2011/06/21 23:10
著者は冷静さと判断力をうしなっている (?!)
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウィキリークスとそれをつくったアサンジという人物,それに対してアメリカをはじめとする各国はするどく反応した. その一方で日本政府や日本のマスコミはその重大性を理解せず,非常識な反応をしたと著者はいう. マスコミの無理解をあらわすのが,そこでつかわれていた「暴露サイト」ということばだという. また,日本の大手メディアがリークサイトとアライアンスを組むのは絶望的だという.
しかし,ほんとうにそうだろうか? ウィキリークスに対してさわぎたてるのが日本のとる道ではないだろう. 朝日新聞はウィキリークスから情報をえて分析し,記事にしていた. すくなくともネットのちからを知っている国民は,ウィキリークスの能力も限界も知っているだろう. この本のなかには記者クラブの問題点やジャスミン革命の話もでてくるが,それらはウィキリークスとは直接関係ない. 冷静さと判断力をうしなっているのは著者のほうだろう.