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3件
「事務ミス」をナメるな!
著者 中田亨 (著)
「クリック一つで大損失」の時代――事務作業者にはこれまでになく高い信頼性が求められている。新しい視点から「事務ミス」を分析し直し、「ミスに強い組織」を作る具体策を提示する。
「事務ミス」をナメるな!
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「事務ミス」をナメるな!
2011/11/13 21:54
どうすれば”致命的な”ミスを防ぐことができるか、が問題です。
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうすれば減らすことができるか?
というより、どうすれば”致命的な”ミスを防ぐことができるか、が問題です。
現代はミス一つで大問題になってしまう恐ろしい時代です。特に事務におけるミスは時として、会社の存在をも危うくしかねないのです。
本書は、事務ミスの発生のメカニズム、それを防ぐための方策を具体例をあげながら説明しています。
以下、気になったところ。
「ミス防止の主役は、最近、「作業確実実行力」から「異常検知力」に移ってきました。」
日常的に行っている作業でも、なにか腑に落ちない点を直観的に感じることがあります。その感覚が大切ということ。それにはある程度の経験と、なにより慎重に物事をすすめるという対応につきます。
「報告書では、「注意不足」や「周知徹底」という言葉は、使用禁止にするべきてす。」
報告書が反省文になってしまうことは、どこの会社でもあるのではないでしょうか。大切なことは、そういうミスが起こった原因を特定し、その対策を考え実行することです。反省文を書かせても、同じミスが起こる可能性を小さくすることはできないです。
人間の脳は有能なため、現場にある間違ったものを自動的に修正してしまうことができます。「そんな間違いはするはずがない」、と脳が勝手に間違いを修正してしまうのです。それが思いこみによるミスということになります。
それを防ぐためには、どんなに慣れた仕事でも、ミスがあるものだということを前提に仕事をする必要があります。
しかし、それにしても世の中には間違いやすい書式や間違いやすい手順書など、ミスを誘発するようなものがたくさん存在しています。
ミスを減らすためには、手順などを直線的に簡略化することが大切といいます。
人間の脳の特性を知ることで、どのような対策が有効かが理解できる内容となっています。
龍.
「事務ミス」をナメるな!
2022/08/26 23:51
事務に限らず全般的なこととして
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミスの原因を突き詰めてもキリがない。
でも、ミスの被害は時として甚大。
それなら、どうやってミスを減らすのか。
ミスはどういう時に起こりやすいのか知り、その可能性をできるだけ減らすための手順を考え、実行することが大事という話。
いくつかの例が紹介されている。
作業内容、コスト、ミスへの影響度合いなどを勘案する。
図など多用し、視覚的なわかりやすさはあるものの、実行するにはよく読み込んで、自分の目的に合った防止策を検討する必要があり、その意味では軽いハウツー本ではない。
奥が深い。
「事務ミス」をナメるな!
2016/06/25 17:19
ヒューマンエラーの分析
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:道南 - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事関係で読むのは、詳細な専門知識を得るための本が多く、業界のジャンルを問わずに妥当するいわゆるビジネス書の類は敬して遠ざけるようなところがあったのですが、今回必要に迫られてこの書物を読んでみて、今の仕事にも直接役に立つ内容と感じました。食わず嫌いを改めなければならないかなと思います。