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社会契約論/ジュネーヴ草稿
「ぼくたちはルソーの語る意味での主権者なのだろうか、それともルソーが嘲笑したように、選挙のあいだだけ自由になり、そのあとは唯々諾々として鎖につながれている奴隷のような国民なのだろうか」(訳者あとがき)。自由とは、平等とは、そして民主主義ってなんだろう? フランス革命を導き、世界史を動かした歴史的著作の画期的新訳。本邦初訳の「ジュネーヴ草稿」も収録。
社会契約論/ジュネーヴ草稿
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2020/05/09 10:56
フランスの思想家ルソーの名著です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、フランスの思想家ジャン=ジャック・ルソーによって執筆され、1762年にフランスで公刊された政治哲学の著作です。同書の中で、ルソーは人間の本性を自由意思を持つものとして考え始め、自然状態では各個人は独立した存在として自己の欲求を充足させるために行動し、生存の障害が発生すれば、その解決のために各個人同士で協力関係を求めると説いています。こうして生じる個々人の約束は社会契約の概念として把握されると言います。社会契約の枠組みに従って国家が正当化されるためには人間の自由な意思が社会契約の中で保障されていなければならず、個人のための国家の在り方が論じられた書となっています。