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17件
サクラ咲く
著者 辻村深月
塚原(つかはら)マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、図書館で本をめくっていると一枚の便せんが落ちた。そこには『サクラチル』という文字が。一体誰がこれを? やがて始まった顔の見えない相手との便せん越しの交流は、二人の距離を近付けていく。(「サクラ咲く」)輝きに満ちた喜びや、声にならない叫びが織りなす青春のシーンをみずみずしく描き出す。表題作含む3編の傑作集。
サクラ咲く
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サクラ咲く
2016/03/28 22:55
連作なんだ!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トバッチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんて優しい、読んだときの第一印象。若い人を愛おしむ気持ちにあふれている。それも3編がすべてつながっている。その度に感動。オヤジでも楽しめる一冊。ジュブナイル小説の域を超えている。「朝が来る」も泣いたが、この本も泣ける。
サクラ咲く
2023/05/30 15:14
中学生、高校生の時に出逢いたかった本です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
3編なる青春物語で、どの話も中高生の繊細で、多感な時期の友情や淡い恋心が細やかに描かれていて、瑞々しい。この頃の恋愛、友情って宝物のようにまばゆくて素敵だなぁと心が豊かになる爽やかな読後感を味わいました。
サクラ咲く
2020/09/13 19:15
こんな友情は素敵。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
熱い友情物ではないのに、読みながら、ゆっくりと主人公を応援している事に気づかされます。 周りの友人たちも秀逸で、こんな風に援護されたらと感動します。 脆く、切ない年代の少年少女ですが、みんな内に秘める力が強く輝いている気がしました。