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5件
晴れたらいいね
著者 藤岡陽子
夜勤中に地震に見舞われ意識を失った看護師の紗穂。気がつくとそこは1944年のマニラで、さっきまで病室にいた老女の若き日の姿になっていた! 困惑を抱えたまま、従軍看護婦として戦争に巻き込まれる紗穗。それでも、持ち前の明るさで数々の理不尽に抗いながら、過酷な日々を駆け抜けていく。反戦の意志と、命を背負った女たちのかけがえのない青春が紡ぐ圧倒的感動作。
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晴れたらいいね
2023/05/26 15:50
戦地を生き抜く
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
太平洋戦争中、日本赤十字社から戦地フィリピンに派遣された従軍看護婦の一人と、タイムスリップにより入れ替わってしまった看護師の物語。看護師の視点で描かれているので、戦争の「が意味のない人命を無駄にする行為であることが目立つ。主人公の「誰が始めたかわからない、誰のためなのかもわからない、こんな戦争なんかで死にたくない」という叫びは、生きることへの強い意志と希望が感じられる。生き抜くことの辛さと大切さが、よく伝わる。
晴れたらいいね
2019/07/01 10:45
とても感動しました!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:me - この投稿者のレビュー一覧を見る
この小説は、ただのタイムスリップではない。
反戦を描いた、素晴らしい作品です。
主人公の気持ちを通して、戦時教育で洗脳のようにお国のためにと言っていた人々が、戦争への想いが変わっていく当時の人々の心も描かれ、いかに教育が影響しているのかということを改めて感じた。
2025/04/16 21:57
タイムスリップ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
24歳の看護師が第二次世界大戦中のフィリピンに従軍看護婦としてタイムスリップし、物資が不足している中でも何とか仲間の看護婦達と奮闘して懸命に生きようとする物語。