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夢みる葦笛
著者 上田早夕里
ある日、街に現れたイソギンチャクのような頭を持つ奇妙な生物。不思議な曲を奏でるそれは、みるみる増殖していく。その美しい歌声は人々を魅了するが、一方で人間から大切な何かを奪い去ろうとしていた。(表題作) 人と人あらざるもの、呪術と科学、過去と未来。様々な境界上を自在に飛翔し、「人間とは何か」を問う。収録作すべてが並々ならぬ傑作! 奇跡の短篇集。
夢みる葦笛
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夢みる葦笛
2020/07/07 17:37
ヒトと異形の者たち
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず幻想的なカバー絵に惹かれた。山本ゆり繪さんというイラストレーターの作品とのこと。内容の各短編もカバー絵に劣らず 幻想 ファンタジー ホラー SFが入り混じって、この作家の様々な特徴をよく表している。表題作夢みる葦笛の終盤 鬼気迫る場面にゾッとした。
この短編集の中の数編はこの作家の全作品の中でも屈指の名作と思う。