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52件
烏賊川市シリーズ
著者 東川篤哉(著)
しがない貧乏学生・戸村流平(とむらりゅうへい)にとって、その日は厄日(やくび)そのものだった。彼を手ひどく振った恋人が、背中を刺され、4階から突き落とされて死亡。その夜、一緒だった先輩も、流平が気づかぬ間に、浴室で刺されて殺されていたのだ! かくして、二つの殺人事件の第一容疑者となった流平の運命やいかに? ユーモア本格ミステリの新鋭が放つ、面白過ぎるデビュー作!
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ここに死体を捨てないでください!
2011/11/16 01:14
悩みに悩んだ挙句、よりによって一番悪い道を選んでしまう人に、二者択一をなぜかいつもはずしてしまう人に贈りたい
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けい - この投稿者のレビュー一覧を見る
好きな言葉があります。毒を食らわば皿まで。いい言葉ではないのでしょうが、愛さずにはいられないのです。
世の中を席巻している東川先生の作品の紹介なんてしない、という禁を破って先日、こちらに『放課後はミステリーとともに』の書評を投稿しました。今回もまた、東川作品をプッシュします。
タイトルにもあるように、この作品は、ひょんなことから(どんなことだよ)死体を捨てなければならなくなった人物のドタバタ劇。コメディですから、当然、うまくいきません。なかなかうまく死体を捨てることはできません。それどころか事態はどんどんどんどん悪いほうへ悪いほうへと進んでいきます。
冒頭、死体を運搬するのに使う道具が「コ××××ス」(あえて伏字)なのが、本格ミステリマニアには嬉しいです。にやりとさせられます。すぐれたコメディはパロディの要素もそなえてあり、過去の名作にも敬意があるのです。
大胆なトリックのスケール感も気持ちいいですが、この作品を支えているのは「勘違い」。あらゆる登場人物たちが、さまざまな勘違いをします。それも間違えてほしいところで確実に間違える。ボケてほしいところでちゃんとボケてくれる。これによりきちんと笑いが発生し、かつミステリが成立するのです。
読み手はボケ一つ一つを丁寧に拾い、つっこんでほしいです。そうすることでこのお話を存分に味わい、読後、そうだったのか、と著者の企みに舌をまくことができるはず。読者の笑いのセンスも試されているのです。
交換殺人には向かない夜 長編推理小説
2020/10/08 10:27
圧倒的に面白い
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:gunners - この投稿者のレビュー一覧を見る
烏賊川市シリーズの中で一番面白いです。シリーズ2作目『密室に向かって撃て!』で知り合いになった超ど天然お嬢様・十乗寺さくらが登場しますので、2作目を読んでから読まれることをお勧めします
交換殺人には向かない夜 長編推理小説
2015/12/29 22:59
これは本当におもしろい!!!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろはる - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は烏賊川市シリーズの中でも一番、よくできてるなと感じた本でした!!
ほんと、どんどん読み進めることができ、あっという間に読破してしまいました!!
交換殺人をあげる本はなかなかないと思うので、とても読んでいて新鮮でした。

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