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誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち
著者 黒川祥子 (著)
心の傷と闘う子どもたちの現実と、再生への希望。“お化けの声”が聞こえてくる美由。「カーテンのお部屋」に何時間も引きこもる雅人。家族を知らず、周囲はすべて敵だった拓海。どんなに傷ついても、実母のもとに帰りたいと願う明日香。「子どもを殺してしまうかもしれない」と虐待の連鎖に苦しむ沙織。そして、彼らに寄り添い、再生へと導く医師や里親たち。家族とは何か!? 生きるとは何か!? 人間の可能性を見つめた感動の記録。
誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち
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誕生日を知らない女の子 虐待−その後の子どもたち
2024/07/27 07:57
生き延びた子ども達が突きつけるもの
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひでくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
メディアから伝わる子どもの虐待は、親や学校、警察に焦点が当てられることが一般的で、全体像が観えない。
それに対し、本書では、子どもの側からこれを観ることを試みている。子ども達ばかりではなく、虐待された子
ども達に関わる人達、里親の下での生活が浮き彫りになる。そして、虐待の渦中における、子どもの心情や行動が
どのようなものかもだ。
誕生日を知らない女の子 虐待−その後の子どもたち
2015/12/17 07:59
ノンフィクションの手本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルだけで、内容が解る。虐待。裁判の傍聴を機に、ファミリーホームの取材を開始。再生へと導く医師や里親の努力を紹介する。心の傷ーPTSD。それでも実母の元に帰りたがる子供。ジャーナリズム、ノンフィクションのあり方に大きな指針。