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24件
ホテルローヤル
著者 桜木紫乃
【第149回直木賞受賞作】北国の湿原を背にするラブホテル。生活に諦念や倦怠を感じる男と女は“非日常”を求めてその扉を開く――。恋人から投稿ヌード写真の撮影に誘われた女性事務員。貧乏寺の維持のために檀家たちと肌を重ねる住職の妻。アダルト玩具会社の社員とホテル経営者の娘。ささやかな昂揚の後、彼らは安らぎと寂しさを手に、部屋を出て行く。人生の一瞬の煌めきを鮮やかに描く全7編。
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ホテルローヤル
2019/07/15 22:02
「グランドホテル」形式だけれど
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホテルという場所でたまたま一夜を共にした人間を描くジャンルを映画ではそのタイトルから「グランドホテル」ものというらしい、そういえばこの作品が直木賞を取った時のテレビでの紹介でもそういった言い方をしていたのを覚えている。といっても、「グランドホテル」がベルリンの高級ホテルが舞台だったのとは対照的に「ホテルローレル」はせこいラブホテルで、経営不振で廃業している。この連作では、一番最初の「シャッターチャンス」が廃業後のホテルを扱っていて、最後の「ギフト」は開業前を描いている。ホテルの歴史を逆行していく。「せんせぇ」の二人が、このホテルとは関係のない設定なのかなあと思っていたら、関係大有りでこの二人のせいで、このホテルは廃業に追い込まれたようなものだ。
2021/04/07 08:30
面白かった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:白菜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家さん買いです。
流石ですね。
評価が高くても
自分の趣味に合わなかったりするのですが
読んでる間ずっと飲み込まれっぱなしでした。
2021/01/08 11:31
転職
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たく - この投稿者のレビュー一覧を見る
転職が当たり前になる時代だからこそ気を引き締めて結婚生活を送らないと何処かで破綻するんだろうな