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4件
韓国カルチャー 隣人の素顔と現在
著者 伊東順子
韓国カルチャーが世界で人気を得る、その理由は?
韓国人にとってのパワーワード「ヒョン(兄)」の意味は?
一般富裕層とは違う、財閥の役割とは?
挨拶がわりの「ご飯を食べましたか?」が持つ意味は?
本書で取り上げるのは、小説・映画『82年生まれ、キム・ジヨン』、ドラマ『サイコだけど大丈夫』『愛の不時着』『梨泰院クラス』『Mine』『SKYキャッスル』『賢い医師生活』、映画『南部軍』『ミナリ』『タクシー運転手 約束は海を越えて』、小説『もう死んでいる十二人の女たちと』『こびとが打ち上げた小さなボール』『野蛮なアリスさん』など……。
近年話題となった小説、ドラマ、映画などのさまざまなカルチャーから見た、韓国のリアルな姿を考察する。
【主な内容】
・キム・ジヨンはなぜ秋夕の日に憑依したか?
・治癒のための韓国料理、チャンポンとテンジャンチゲ
・日本とほぼ同時期に始まった、北朝鮮の韓流ブーム
・男の友情を南北関係に重ねる、パワーワードとしての「ヒョン(兄)」
・性的マイノリティと梨泰院
・『ミナリ』は『パラサイト』とは真逆の映画かもしれない
・財閥ファミリーの結婚
・3年前に大ヒットした、もうひとつの「上流階級ドラマ」
・悩める40代、エリート医師たちはどんな人生を選択するのだろう?
・自分が属するステータスを表す「住まい」
・チョンセの起源とその功罪
韓国カルチャー 隣人の素顔と現在
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韓国カルチャー 正 隣人の素顔と現在
2023/02/28 18:20
分かった気になっている人にこそおすすめ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
内田樹氏が本書の帯に推薦文を寄せている通り、「映画やドラマを見て、そこそこ隣国のことを分かった気」になっていたけど、この本は「韓国のほんとうにわかりにくいところ、「字幕にできない」ことをていねいに教えてくれる」という言葉通りの一冊。いくつかの韓国ドラマや映画が挙げられ、未見のものは見たいし、見たものはもう一度見て検証したくなる。
斎藤真理子氏の『韓国文学の中心にあるもの』と一緒に読むのがおすすめ。
韓国カルチャー 正 隣人の素顔と現在
2022/03/28 09:18
なるほどの連続
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チェリまほっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで何冊か韓流ドラマ解説なる書籍を読んできたが、この本が最も沁みて勉強になった。隣人の文化や歴史を知ることができた。こういうことを社会の時間に学べたかった。これを機会にもっと知りたいと自然と思えたし、これから観るドラマも深く心に入ってくる気がした。
韓国カルチャー 正 隣人の素顔と現在
2022/03/01 04:28
多様化する韓国社会
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
南北・歴史問題が中心だった映画にも、様々なテーマが取り上げられていて興味深いです。「ミナリ」で描かれているような、海外に根を下ろす生き方も広がっていくのかもしれません。