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2件
遊びと利他
著者 北村匡平
「コスパ」「タイパ」という言葉が流行し、職場や教育現場、公共施設や都市でも管理化が進む昨今。そうした流れは子供たちが遊ぶ「公園」にも押し寄せている。かつての遊具たちは安全性を理由に撤去・改装がおこなわれ、年齢制限・利用回数制限も定着しはじめた。社会に蔓延する効率化・管理化に抗うにはどうすればいいのか。そのヒントは「利他」と「場所作り」にある。東京科学大学の「利他プロジェクト」において、全国の公園と遊具のフィールドワークをしてきた著者が、自由と想像力を養う社会の在り方を考える。
遊びと利他
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2024/12/22 22:28
遊び場のあり方について考えさせられました。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「利他のあり方」について、子どもたちの遊び場から考えていく内容の1冊です。
より良い遊び場とはどうあるべきか。著者が、全国各地の卓越した遊び場まで実際に取材して、そこで子どもたちがのびのびと遊ぶ様子が文章によく現れています。コスパ重視の現代社会に疑問を呈した内容です。
2024/12/30 15:38
郷愁とワクワク感
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
危険なことが好きな子供の創造性と自己解決能力を育む必要性や利他的な振る舞いは利己的に見えてしまうことがあることなどから、効率化や管理化と遊びの空間を対比することで社会の危機的状況を描き出す試みを通して子供と社会の将来を憂えている。